【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

“氷点下41度「我国創業以来」”

 

※道新の日曜別刷りで表題の見出しを見つけた。「その日」・・1902年(明治35年)1月25日未明。旭川地方気象台の当時の月報記録には、下記の記述が残ってるという。

 

※「上川:最低氷点下四十一度ヲ報セリ之レ我国創業以来ノ最低度ナリ」。この記録は「日本最低気温記録」として、未だに破られていないが、同紙では「非公式」記録を探せば41℃を下回る日が幾らでも見つかると言う。

f:id:numapy:20190128103609j:plain

ホワイトアウトはたとえ晴天であっても起こる。烈風が降った雪を舞い上げるのだ)

 

※友人は、つい先日断言した。「釧路の冬はこれからだ」。その断言に合わせるように冬の嵐がやってきた。最近お馴染みの「ホワイトアウト」も発生。

f:id:numapy:20190128103740j:plain

(ブリザードに晒される中学校体育館)

 

※積もった雪が烈風で舞い上がり、360℃真っ白になる。車が吹き溜まりに突っ込んだと連絡があった後連絡がつかなくなった住民は、自宅前で亡くなってた。車が突っ込んだ場所は、自宅から100mの距離だった。

 

f:id:numapy:20190128104308j:plain

(風には風の気ままな道がある。気ままさがつくる吹き溜まりの見本例)

 

※昨日から通常国会が召集された。統計不正問題、消費税対策、北方領土問題、日韓関係、「いずも空母化」問題、未だ尾を引きずる「モリ・カケ」問題、安保法制違憲訴訟問題・・・「ホワイトアウト」は無数にある。ブラックアウトだってありえる。

※アベ政権の下、すでに“氷点下41度「我国創業以来」”の極寒に置かれた大多数の人々が、これ以上「非公式」の最低気温体験はゴメンだ!

※だが友人の断言「日本の冬はこれからだ」は、どうも実味を帯びている。我々は嘘を見ぬく目を持たなければならぬ!フェイクを見ぬく情報と知識を持たねばならぬ!

 

★友人が断言した通り、昨夕から大雪。第一回めの雪搔きを終えたところだ。今後、どれだけ雪の日が来るのか、ゾッとする。凍りついて行きそうな日本の政治、社会にもゾッとする!

「句あらば楽あり!」

f:id:numapy:20190121114121j:plain

(当地の空はいろいろな現象が起こる。この日も緑やピンクの彩雲が彩ってくれた)

 

※年が明けてから早くも3週間経ってしまった。大袈裟に言えば、去年のクリスマスあたりから二度ほど瞬きしたら今日になってしまってた、そんな時間感覚なんである。

※心理学者に言わせれば、時の経つ早さを痛感するのは「トキメキ」がないからだそうだが、驚いたことにその「トキメキ」は19歳ごろから減ってくるんだそうだ。

※考えてみりゃ、少年時代に比べりゃ「トキメキ」は皆無に近い状況だし、ことに今の世界中の暴政、謀略、フェイク、マネー至上主義・・・何に「トキメケ」ってんだッ!

f:id:numapy:20190121114344j:plain

※ひとつだけ「トキメキ」があるとすれば、去年の冬至から確実に日差しが力強くなり、日脚が伸びてきたことだ。これにはチョッとだけ「トキメかされる」。もう何か月か我慢すると春、という希望の光がある。

f:id:numapy:20190121114455j:plain

※そうそう、もうふたつ「トキメキ」があったことを忘れてた。ひとつは伊藤園の「お~いお茶」俳句コンテストで佳作優秀賞を貰い、ペットボトルに句と名前が印刷されたことだ。発売時期はまだ知らされてないが、そろそろ全国で発売時期を迎えるという。

 

※もうひとつは、落語家の金原亭馬生師匠を中心とした落語家師匠を囲む句会から句集が発刊されたことだ。句集名は馬生師匠が中心なので競馬の「パドック」。月一回15年ほど続いてるが(不肖ワタクシは10年ほど前から欠席)拙句も掲載してくれた。

f:id:numapy:20190121114706j:plain

※そう考えれば、「句あらば楽あり」個人としては「トキメキ」が結構あったじゃないかッ!なのにこの時間の経つ早さは一体どうしてなんだろう?原因を思い当たるとすれば、潜在意識下でこれからは「苦あらば苦あり」時代が続くと感じてるんじゃないか?

※ことにトランプ政権及びアベ政権には民主主義を崩壊進行の恐怖感があり、一刻も早く退陣させたい願望が時計の針を早く進めてるんじゃないかと・・・。その願いが神に通じれば、オイラの時間はもっとゆっくり経っていくんだろうなぁ・・・・

 

「ツルツルツルツル」!

※阿寒はタンチョウの故郷である。昭和26年初冬、38羽にまで減少し、絶滅の危機に瀕してた特別天然記念物のタンチョウは、町民による保護活動を通してV字回復、53年後の現在1800羽近くまで回復するに至った。

f:id:numapy:20181224104737j:plain

 

※最近では餌の少ない冬場には、「鶴の一声」があちらこちらに響き渡り、民家の庭にまで出没する。これほど、特別天然記念物の生き物が身近にいることは“鶴の恩返し”といってもいいだろう。まさに「ツルツルツルツル」の町なのである。

f:id:numapy:20181224104923j:plain

※一方、「ツルツルツルツル」は路面にも出現する。2週間ほど前に降った雪が真冬日(最高気温が氷点下)のため圧雪状態で凍り路面凍結、スケートリンク状に。スタッドレスタイヤでも滑る。歩行にはスパイクラジアル靴゚が不可欠だ。

※いつまで経っても解けないっ!“氷都釧路”と言われる由縁。子供達やスケート、アイスホッケー好きには無上の歓びだろうが、高齢者や一般人には「ツルツルツルツル」は「骨折→寝たきりへの、恐怖の代名詞なのである。

 

f:id:numapy:20181224105130j:plain

 

※芸人の世界でもギャグなウケないことを「スベル」というらしい。つまり、観客が凍りつくほどお寒いギャグと言うことなんだろう。受験生も「スベル」を恐れる。志望校に「落ちる」ことをいみするからである。では、このご仁はどうだろう。

※いやなに、アベシンゾーのことである。みんな忘れてしまったかもしれないが、このご仁の「スベリ」は山ほどある。「美しい日本」から始まって「防衛装備技術移転」「1億総活躍社会」「女性活躍社会」「働き方改革」「いずも型護衛艦」「モリ・カケ」・・・数えればキリがない。言葉と中身が滑りっぱなしなのである。

 

f:id:numapy:20181224110558j:plain

(シンゾー君、アンタの来年の行状をしっかりこの目で見させてもらうからねっ!)

※これだけ「スベリ」ながら専制的政治を続けられるのは、正直言って日本会議も”想定外”だったに違いない。そうだ。シンゾー君、キミに反面教師としての敬意を払って新しいニックネームを進呈しようっ!「ツルツルツルツル晋三」どうだ、いいだろう。「スベリ」仲間の、JOKERトランプと上手くやってくれまえ。

 

★今日はクリスマス。そして、平成最後の年末が迫っています。30年間の垢を流したいと思ってます。来月21日までの拙ブログをお休みし、引き籠り生活をします。ひと足早いですが、「よいお年をどうぞ」そして「来年こそよい年でありますように」ご自愛のほどを。

「UFO論法」

 

f:id:numapy:20181217103119j:plain

(世界三大夕焼けの一つ釧路の夕焼け。こんな中に下の景があればUFOと見えるかも)


アメリカが再び「UFO」ブームに湧いてるという。再燃の素は、米国防総省の「先端航空宇宙脅威識別プログラム」の責任者に任命されてた米情報機関の元職員が国防総省の不必要な秘密主義に抗議して同省を辞め、『国防総省が無視し続けるUFOの超先端技術』知見を深めるNPO法人を立ちあげたことにある。

f:id:numapy:20181217103314j:plain

 

※これに世界中のUFO信者が飛びついた。一部の有名人も参加してる。例えばクリントン大統領の元首席補佐官やJ・W・ブッシュ大統領時代の国防次官補代理、またCIAの秘密調査部門に25年間所属してた人物、さらには超能力に関するCIAと国防総省の秘密プロジェクトに参加してた電気技師などだ。ニューズ・ウイーク12月11号で知った。

 

※だが、このブームを「バカバカしい」と一言で片づけるわけにはいかない!実は、5日ほど前、突然、我が家の隣接地にUFO信者に「UFOを見た!」と言われかねない不思議・怪奇な事態が出現した。葉巻型の意味不明物体が宙に浮いてたのである。

 

f:id:numapy:20181217103518j:plain

(植物の生命力はスゴイっ!成長の過程でケーブルを齧り、巻き付き、呑みこんだ!)

※「ヤ、あれは何だっ!」暫く呆然と見とれてたが、ようやく思いだした。隣接地には極太のハコヤナギが数本集まった株があり、そのウチの1本が電柱を支えるケーブルに

絡みついてた。もしかしたら摩擦熱で山火事を起こすかもしれない。

f:id:numapy:20181217103701j:plain

(それにしても、改めてフシギな光景だ!)

 

※そんなワケで、数年前から電力会社に伐採撤去を要請してたのだ。それが冬のこの時期、実現したと言うわけだ。木の株の伐採は実施されたが、ケーブルに絡んだ部分は撤去しきれなかったんだろう、ケーブルに食い付いた部分だけが1mほど残されたというわけである。何とも中途半端で曖昧な残し方である。最終的に何時撤去されるのかもわからない。そう言えばUFOにも似たような曖昧さがある。存在するのか、しないのか?

 

f:id:numapy:20181217103820j:plain

(右側の一番太い樹で、径55cm)

 

※今年の流行語大賞でシンゾーの「ご飯論法」がノミネートされた。が、「ご飯論法」もさることながら、「UFO論法」のほうが的確だったんじゃないか?ことに先日成立した「改正入管法」などは「中身がガラガラ、細部は省令で決めるという」これじゃまるでUFO(未確認物体)と変わりはない。そう言えば「モリ・カケ」もUFO如くに濃霧に紛れてしまった。沖縄には「寄り添いながら、殴ってる!」航空母艦問題も同じだ。

 

f:id:numapy:20181217103949j:plain

(この風景をシンゾーはどう言うだろう?多分『「モリ」じゃなく林の夕焼けだっ!』

 

NPO法人を立ちあげた米情報機関元職員は言う。『問題はファクトだ。一般大衆が見る事のできるファクトは不鮮明な映像だけだ。データはある。ただ公表されていないだけだ』そう、シンゾーと米国防総省フラクタル(相似形)の「UFO論法」なのだ。

 

♪そだねー♪

※いささか古びてしまったが今年のユーキャン流行語大賞が「そだねー」に決まった。

※「そだねー」は、平昌オリンピックカーリング女子銅メダル、北海道北見市の「ロコソラーレ」カーリング女子チームがゲーム中盛んに発した言葉で、お茶の間で大いに話題になった。北海道民としてはウレシイ限りである。

f:id:numapy:20181210111859j:plain

(俺:「あまりに日常語すぎるからなぁ、対象の実感ないね」クルル:♪そだニャー♪)

※選考委員の言語学者金田一秀穂氏は「何より、作られた言葉ではなく、自然に生まれた言葉であるので、ワザとらしさがない。スポーツ選手のことばなのに、気合や根性とは遠く、誠実でありながら、あくまでもほんのりとやさしく穏やかである。今の日本が必要としている清潔感に満ちている」と評した。 まったくもって♪そだねー♪、だ。

※さて、ドカ雪極寒の今週、もうひとつうれしいことがあった。9日付けの道新「異聞風聞」のコラム。タイトルは「うそと無関心の行く末」だ。マイケル・ムーア監督の「華氏119」を鑑賞後感と今、そして今後のアメリカや日本を懸念する。

f:id:numapy:20181210112149j:plain

(2日連続のドカ雪。40m。雪なのに-17℃。根雪になること間違いなし)

※コラムは書く。「華氏119は、単純な反トランプ映画ではなく、明白に事実と反する発言がやすやすと許されるのに驚き」、「都合の悪い事実は直視せず、望ましいイメージの沿うよう、うそを重ねる。時には過去の証拠も消し、うそに合わせるように「現実」変えていく実態をドキュメンタリーで描く」

※「うそに慣れて『本当だろうとうそだろうと構わない』との心理に繋がり政治生命が断たれても仕方ないうそも『トラプなら仕方ない』で済んでしまいないかねないことに警鐘を鳴らす」。そして、日本の政治がそうなっていると、指摘する。

※「安倍晋三首相を巡る森友学園問題で、公文書管理がいかにお粗末か露呈した。本来公文書は現実を記録するものだ、ところが、現実である筈の公文書が書き換えられ、嘘の記述合わせて、その「現実」が変えられて行った」

f:id:numapy:20181210112342j:plain

(難しい話も嫌いじゃないけど、いまは“チュンコ”に夢中だから、後にしてっ!)

 

※コラムはこの後、映画監督の伊丹万作の「戦争責任者の問題」を紹介する。「一体人々を騙し、戦争に引ずり込んだのは誰か?と問いかけ、批判力や思考力、信念を失い、国民全体が無気力、無自覚に陥ったのが“悪の本体”と警告した」。思わず♪そだねー♪と膝を打つ素晴らしいコラムだった。

※考えてみれば我々は批判力や思考、信念を失い無気力に陥ってないだろうか。ことに国会議員は無自覚に過ぎないだろうか?「ご飯論法」に唯々諾々と従うだけ!

※「ぼーっと生きてんじゃねーよっ!」、自民党国会議員っ!愛猫クルルはノリノリで応える。♪そだねー

蕎麦のソバがいいっ!

 

※かつては「信州信濃の蕎麦よりも、あたしゃアンタのソバがいい」なんて、一度言われてみたいもんだと思ったこともあったが、40年にも一緒に暮らしてると「あんたにソバに居られる」よりも、「〇〇蕎麦」のソバのほうが良くなるのは自分だけだろうか?

 

※その「ソバ」に居たい「蕎麦」が今年はとても遠くの存在になってる。道新11月28日付け夕刊のトップ記事には不穏な見出しが並んだ。【道産ソバ高い】【卸値 最大1.5倍】<長雨、台風で収量激減 年越しそば 海外産に変更も> 道内のソバ店は生産者からは悲鳴が上がっている。

f:id:numapy:20181203104353j:plain

 (本山葵の替りにやま山葵を載せてみた。これがイケる)

※原因は夏の長雨や秋の収穫期を直撃した台風。全国一を誇る道内で収穫が半減する異常事態となり「今年は多くの農家が値上げをしても赤字だろう」と先行きは悲痛だ。

 

※恒例の「阿寒蕎麦の打ちの会」でも、今年は不作で他地域の地粉を仕入れることになった。それでも、開催できたのは会中枢メンバーの熱意のおかげだ。

f:id:numapy:20181203104800j:plain

 

※例年通り、新蕎麦の「冷たいソバ」と「暖かいソバ」(鴨南蛮)の2種類。「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」、薬味には自家製「南蛮」(一味)に今年は「やま山葵」(ホースラディッシュ)が加わった。

 

※歯ごたえ、のど越し、薬味のピリ辛さ・・・自慢の「3たて」は、例年通り絶品だ。故郷の戸隠蕎麦と比べてもむしろ腰は強いぐらいである。あぁ、至福のひととき。

 

※「冷たいソバ」をお代わり、「暖かいソバ」を食べてた時ふと思った。

f:id:numapy:20181203105559j:plain

 ※トランプやプーチン、シンゾー、習近平金正恩ムハンマド皇太子などの「アンタのソバがいい」と言う奴らは、どんな奴らなんだろう?本当に「アンタのゾバがいい」と思ってるんだろうか?だとしたら、本当にヤバい!!

※他人、ことに権力者を「シンジラレナ~イ」時代になった。それを一時だけ忘れられるだけでも恒例「蕎麦打ちの会」は味わい深かった。

 

 

「ごめん寝」を容認できるのは猫だけっ!

 

f:id:numapy:20181125145319j:plain

※正解者は誰もいなかった。いやなに、地元局HBCの札幌初雪クイズの結果である。こんなに初雪(11月20日未明)が遅かったのは実に128年ぶりだという。正解者がなかったのは当たり前の話だ。(二週間前、132年ぶりと言う情報は何だったのか?)

f:id:numapy:20181125145603j:plain

※翌日、阿寒でも初雪が舞った。その翌日は舞うだけじゃなく、降った。ま、遅まきながら冬将軍の先陣が到着したワケだ。ココロの準備はできたが、カラダと運転の準備ができてない。

 

f:id:numapy:20181125150724j:plain

※冬将軍の到来に慣れるためにもう少し時間がかかるだろう。愛猫も同じだ。コガラやシジュウカラなど、小鳥たちが訪問して来ても、以前ほど狂喜しなくなった。寒さはゴメン、とばかりにストーブの前で昼寝、ことに「ごめん寝」が目立つ。

 

f:id:numapy:20181125155241j:plain

※初雪は遅かったが、世の中の寒波はす~っと続いてる。それも世界中で、だ。アメリカはもう2年も前らだし、ロシアや北朝鮮ではそれよりもはるか昔からだ。

※しかも、あろうことに雪解けが始まった筈のサウジアラビアじゃ、局地的な極寒を引き込み、凍りついてしまった。世界のこの寒波はいつまで続くんだろう。

f:id:numapy:20181125151922j:plain

※もしかしたら、近々地球と世界は「新氷河期」に襲われるのかもしれない。猫の「ごめん寝」は可愛いが、政治家や企業家の「ごめんね」は許されないっ!アベ内閣よ、少しは覚醒しなさいっ!