【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「テレビっ子の”春光苑”」

 

 

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※おい、おい、そこどいてよ、クーちゃん。ニュース見れないじゃないか。それにしても変だなぁ、テレビにゃ殆ど興味がなかったのに、緊急事態宣言辺りから急に見るようになったねぇ。何があったんだい?しかも初めは動物番組ばかりだったのに、今じゃニュースや天気予報にまでレパートリーが広がった。お父ちゃんの影響かい?

 

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(清楚なエゾヤマツツジ

 

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(夏桃の花芽)

 

※そりゃ、お父ちゃんは昔からテレビっ子で、動物番組やクイズ番組、スポーツ番組、ニュース番組・・・ドラマを除けばいろんな番組観てる。だから、緊急事態宣言でも特に生活変わらないし、ストレスも特にない。でも、お前までがテレビっ子になるとは思わなかったね。ただ、そんな近くで観てると、目が悪くなるぜ。

 

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※猫の視力は0.3位らしいが、お父ちゃんも裸眼で0.1以下だ。きっと画面はボ~っとしか観えてないんだろうけど、それでもそんなに近くに寄っちゃダメだ。近視眼的にしかものを見れなくなるよ。たまにはテレビだけじゃなく、外を見てごらん!

 

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開花宣言1日後に満開になった。今年は釧路が桜前線終着駅)

 

※ほら、昨日、列島最後の開花宣言が出たエゾヤマザクラは、今日は満開になっちゃったし、レンギョウエンレイソウも一気に花開いた!自然はすごいスピードなんだよなぁ。コロナだって時速100㎞はあるだろう。エッ、この春に遅いのは何だって?

 

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オオバナノエンレイソウ。突然、開花した)

 

※そりゃ、間違いなく政府のコロナ対策だろう。ノロノロノロノロ、できない理由ばかり探してるからなぁ・・。PCR2万件体制/日はどこへ行ったんだ!マスクはまだ届いてないぞ!そろそろ国民に強いるだけじゃなく「行動変容」起こせよっ!

 

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福寿草の種「福坊主」)

 

※いずれにせよ、阿寒には一気に春がきた。その満ち溢れる春の光と成長スピードを、阿寒の「春光苑」で皆さんに楽しんでいだこう!政治家たちよ、このスピー見習えっ!

「巣籠りジンギスカン」

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※ともかくこんな時代だ。何に楽しみを見付けるか?時代に置いてけぼりを食った老爺

には、テレビのほか死ぬまでに3000食ぐらいしか残ってない食事しかあるまい。そこで恰好の食事を見付けた。北海道名物「ジンギスカン」だ。幸いSattちゃんから貰った大量のアイヌネギ(ギョウジャニンニク)がある。

 

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※というワケで、暫くぶりのジンギスカン。肉はラム、玉ねぎに白菜、シイタケ、モヤシを山盛りに。そこへ有り余るアイヌネギ(ギョウジャニンニク)。どんなに食べようと、明日人に会うわけじゃない。生きの匂いは気にしないで構わない。

 

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(一家に一台はあるジンギスカン鍋。部屋の中じゃ煙が立ちすぎる)

 

※で、久し振りに焼酎のお湯割りを飲んだ。いやぁ、五臓六腑に染み渡る。しあわせ~っ。テレビじゃ、コロナ感染の深刻さを口角泡を飛ばして議論してるが、もう何か月前からの話だ。今日はもういい。トランプもアベも消え失せろ!

 

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※番組に耳は行かず、北海道名産の「ベルの成吉思汗のたれ」につけ、口の中に放り込む。うう~む満足。耳下腺のあたりがからギュウギュウ唾が沸きだしてきて、痛いほどの反応がある。あと何回、この刺激を味わうことができるだろうか?

 

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フキノトウ兄妹。どちらが雌雄かわからない)

 

※ようやく春がやってきた。大地から草が萌え始めた。柳もこの数日で目を出しはじめた。「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けと如くに」毎朝、石川啄木の歌が湧いてくる。「巣籠り」は、あと一か月ほど続くらしい。ま、ともかく他人に染す恐怖だけは味わいたくない。とすれば、山菜採りぐらいしか楽しみはないかっ!

 

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(あと10日ほどで桜が咲く。これからは恵みの季節。コロナなんかに負けてらんない)

「運び屋にはならない」

※イギリスの進化論学者「R・ドーキンス」は、著書「利己的な遺伝子」で主張した。【我々人間を含めた生物個体は遺伝子が、自らのコピーを残すために一時的に作り出した「乗り物」に過ぎない】つまり、我々は次代に遺伝子を運ぶクルマ、というわけだ。

 

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※だとすれば、大分大きくなったアイヌネギ(ギョウジャニンニク)も、巣づくりを勤しみ始めたカラスも、・・・・かく言う自分も、すべてが「遺伝子の運び屋」ということになる。布団の上で悠々として眠る愛猫「クルル」だって同じだ。

 

※だが、時として動物などの生き物は「遺伝子の運び屋」に止まらず「ウイルスの運び屋」として「二足の草鞋」を履くこともある。過去には人間が、「ペスト」や「スペイン風邪」の「運び屋」になったこともあった。

 

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※「新型コロナウイルス」の感染が止まらない。言うまでもなく、このウイルスの怖さは実態が殆ど分かって無いことだ。こういう未知の「パンデミック」で、社会はどうなるんだろう。人間中心主義で進化してきた地球はどうなるんだろう。

 

 

※岸伸介の「好戦的遺伝子」の「運び屋」だった安倍晋三も、流石にこの難敵に出合うとは思わなかったろう。それにしても、生命の危険と向き合いながら奮闘している皆さんに感謝とエールを送る以外「引き籠る」しか寄与できない自分に無力感を感じる。

 

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※ともかく、政治家にはこのパンデミックを面子や権力闘争のネタにしないで欲しい。闘争の敵はウイルスにある。感染と経済の絶妙なバランスをとるしか生き残る道はない。決定的な処方箋はないにしても、いまこそ「この道しかない」!のだ。

 

「ゴテゴテ」

※実際の音を真似て言葉とした語を「オノマトペ」という。例えば「さらさら」「ざあざあ」「わんわん」などがそれ。言ってみれば「擬態」語や「擬声」語である。

 

※「ヘラヘラするんじゃね~よ」とか「ザラザラするね、この味」など、我々はしょっちゅう使ってる。だが、標題の「ゴテゴテ」は、塗りすぎの「ゴテゴテ」じゃない。

 

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(去年の松ボックリ。「ゴツゴツ」「カサカサ」乾いてる)

 

※漢字で書けば「後手、後手」。つまり政権の、この2か月ほどのコロナ対策だ。「クルクル」というのもある。ことの根源はすべて経済を優先したってことになりそうだ。

 

※保身と見通しの甘さ、権力維持欲望と面子の悪影響が現在の事態を招いたとも言える。「イマジネーションの欠如」と「知力」のなさを証明した形だ。

 

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(こんな風に「うつらうつら」しながら、時間を過ごせればいいんだが・・・)

 

 

※今後どうなるのか?誰にもわからない。ただ不安の雲だけが世の中を厚く覆ってる。この不安の雲を少しでも減らすのが、政治家、ことにトップの使命であろう。今こそ【命をかけて職務を全うすること!】少なくとも税金で職を得る“公僕”なのだから!

 

★皆さまへ

パソコンがコロナに感染したみたいで、コメントが上手く書けていません。

「引き籠り」ストレスと「テクノ」ストレスのダブルストレスです。

ご容赦のほどを(謝)

「行動変容」

※ウレシイことに例年通りアイヌネギ(ギョウジャニンニク)が芽を出してくれた。今年も本格的な春到来、阿寒冥利に尽きるのを感じるのはこれからである。だが、今年は異変が迫ってるような不気味さを感じる。例年になくエゾシカの痕跡が色濃いのだ。

 

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※この数年、手入れを怠ってた奥の林に鹿の足跡が縦横無尽に。しかも、糞が大量に散見できる。気候変動に伴って「行動変容」を起こしたんだろうか?中には、落ち葉を突き破って芽を出したアイヌネギの群落に足跡があったり、頭を齧ったような痕跡も。

 

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(手前の1本は、エゾシカが齧ったような痕跡がある)

 

※政府が「緊急事態宣言」を出して1週間。「Stay Home!」の掛け声がかかる中、驚くほど人出が減った報告もある。他国のように罰則付きの「強制外出禁止令」を出されるまでもなく、お上に従順な日本人はそれなりの「自粛」を始めたようでもある。

 

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(苔の上にしっかり残されたエゾシカの足跡)

 

※だが、野生動物はともかく、サピエンスの「行動変容」はなかなか難しい。テレワークの増加や人通りが激減する一方で、潮干狩りやスーパーでの買いだめなど、密集が増えてる地域の報道もある。一体、サピエンス全体の「行動変容」は起こるのか?

 

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(大量の糞。数頭はいるようだ。何が「行動変容」を起こさせたのか?)

 

※欧米で感染爆発の一つの要因と推察される「キス・ハグ・握手」の文化は、「ソーシャルディスタンス」終了後、どうなるか?果たして第二次世界大戦後、いきなり「民主主義」に衣替えした日本のように、「行動変容」を起こすことになるのか?

 

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※約50年前、ボスは「カネボウ・マックスファクター化粧品」のコンセプト、「メタモルフォーゼ」を「変容」と訳した。【化粧品は単なる「変身」ではなく、心の在り様を変える「変容」】というわけだ。流石コピーライターの巨魁だと脱帽した記憶がある。

                  ◆

※その意味では、世界から冷笑されたシンゾーの「アベノマスク」も、小池百合子の恫喝にも似た「東京ロックダウン」も「行動変容」のための発信力が極めて弱い。何故かっ?【信頼】がないからだ。もっとも「トランプ」みたいな犯罪者よりはマシだが。

「半ちく」

 

※「ここいらにゃ12種類の柳があるのさ」。かつて営林署に勤めていた古老は言った。移住したての自分には「チョッとした驚きだった。柳の木は夏場のユウレイ背景に描かれてる「枝垂れ柳」しか知らなかったからだ。

 

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(これらの写真は同じようなヤナギの花だけど、それぞれ違う。多様性に富む)

 

※それから13年。少なくとも4種類の柳の「違い」だけは判別できるようになった。しかも、生えてる場所と、ネコヤナギの時期もかなり正確に当てることができるようになった。ここまでくりゃ、地元住人として「一人前近く」にはなれただろう。

 

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※ただし、名前を正確に言えるのはウチの裏に大量に生えてる「エゾヤナギ」だけだ。他の「ヤナギ」は図鑑で見てもワカラナイ。「ミヤマヤチヤナギ」「エゾマメヤナギ」「ミヤマヤチヤナギ」「エゾカワヤナギ」。20種類以上もあり見分けがつかない。

 

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※東京育ちの元同僚「イト-ちゃん」(故人)は「半ちく」という言葉をよく使った。「深川木場」で、上手く材木に乗れない奴を罵倒する言葉と聞いたことがある。「イト-ちゃん」なら、オイラが自負する「一人前近く」を「半ちく」と言うかもしれない。

 

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※「半ちく」とは中途半端なこと。「深川の木場」じゃ、材木に乗れて、ようやく「一人前の木場師」ということなんだろう。では、こいつらはどうか。言うまでもなくアベ政権である。「全国にマスクを1世帯辺り2枚配布する」と発表して嘲笑を買った。

 

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(最も先に「春告げる使者の芽」スポットも頭に入ってる)

 

※ある母親からは「馬鹿にしないでよ、マスクぐらい自分で作る。それよりもお金が欲しい」とまで罵られた。首相在任期間が史上最長の3030日にほど、長く在任してるのにまだ、国民の気持ちがワカラナイっ!緊急事態宣言も後手後手だ!

 

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(・大柄のコガラ餌場を独り占め)

 

※故「イト-ちゃん」なら、「何時まで経っても【半ちく】な野郎だなぁ、何時一人前になるんだっ!」と罵りそうだ。そう、小学校以来、自分のことしか考えてないからなぁ。意欲を燃やすのは権力の維持だけだからなぁ。やれやれ・・・。

 

「桜隠し」

※先週火曜日にまた5cmほど雪が降った。歳時記を見ると、この時期の雪を「忘れ雪」とか「雪の果て」とか言うんだそうだ。つまり、今季最後に降る雪、ということらしい。本当にそうなるのだろうか?「いやいや、そうはならん」という声もある。

 

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※各種の「自粛要請」が出された「桜満開」の東京でも、日曜に雪が積もった。3月下旬に1cm以上雪が積もるのは32年ぶりなそうな。ウレシイことにこれにも季語がある。【桜隠し】「積もる雪が満開の花びらを隠している状態」を言う。何と美しい季語だ。

 

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※人気TV番組「プレバト」で「立川志らく」が詠んで、一躍評判になった。日本人ならではの自然と共生する価値観をさらりと言い表わしてる。が、この美しい季語も「アベシンゾー」周辺じゃ別の汚れた意味の季語になる。言うまでもなく【桜隠し疑惑】だ。

 

※報道によると、アベシンゾー夫人安倍昭惠は、性懲りもなく「自粛要請下」の都内で芸能人らと「会合の後桜の木の下で写真を撮った」(シンゾー答弁)。一体芸能人らとどんな「会合」をしたのか?もはや「桜疑惑」は、逃げ切ったと言うのかっ?

 

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※コロナ感染を避けるためには、「密集」「密接」「密閉」の“三密”に参加しないことだという。だとしたらコチラはどうか?「密室」「密談」「密封」。どれもアベ政権の特質を言い表してるではないか。コロナ感染も怖いがコチラのほうがもっと恐ろしい!

 

 

※人類は「信用」「信頼」「協力」することで、600万年を細々と生きてきた。ことに「政治・経済」は、すべからく「信用」の上に成り立っている。そして「信用」の根源は、「人としての在り方」である。

 

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(道新の別刷り、コロナの啓蒙)

 

※さて、各種の「自粛要請」で国民に忍耐を強いてるトップが、その足元では自分の妻が芸能人たちとの「花見」でチャラチャラ遊んでるのを許容する・・・この二面性を持つ人間を我々は「リーダー」として認めることができるのか?

 

※もしできるとすれば、その人は余程のお人好しか、さもなければ倫理観のない人である。そのうちに「コロナ隠し」だってありうるかもしれない。現にオリンピック延期が決まった途端、突然「首都封鎖」で恫喝した 「緑のタヌキ」ば~ちゃんのように・・。