【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「梅雨の晴れ間」

 

※新潟、山形、青森が悪夢のような豪雨に襲われている日々。当地も一週間ほど梅雨の中にいた。しかも、天気予報では、お盆も太陽マークが心もとない!が、11日「山の日」、奇跡のように強い日差しが窓を通り抜けた。まさに「梅雨の晴れ間」だ。

 

 

※「鬼の居ぬ間に洗濯」じゃないが、朝から2.5kmほどウォーキング。何日ぶりだろう。気持ちがいい。万緑は手足を伸ばしたり、背伸びしてる。大学生のレイクンもお盆休みで帰省中だ。で、決心した。自分も今後お盆を含めた2週間は、夏休みにしよう。

 

 

プーチンを忘れる!ロシアを忘れる!トランプを忘れる!習近平金正恩も忘れる!永田村と政治を忘れる!カラダの不都合も忘れる!FMくしろ出演も忘れる!すべて忘れる!・・・覚えておくのは「コロナ7波」と「梅雨の晴れ間」のウレシさだけだ。

 

(山ウドの花)

※というワケで、今日の「梅雨晴」のワクワク感をカンバスに写したまま予約投稿、その後は何もしない2週間にすることにしました。8月30日は当地では、はや秋だと思いますが、またご愛読いただけますように。皆さん、よいお盆をどうぞ。

「世界の蝉時雨」

(当地はいまが紫陽花の最盛期。本州より2カ月近く遅い”秋の紫陽花フェア”)

※阿寒では、すでに「蝉時雨」の季節が過ぎ去ってしまったようだが、世界の「蝉時雨」は台湾周辺では真っ盛りだし、北極圏に近い辺りでも真っ最中だ。ところが本来なら、嬉しい筈のそれらの「蝉時雨」は、実に不快な鳴き声だ。

(今年はフシギに紫のカサブランカが咲かない)

 

※例えば台湾周辺では「ジーンミーン、ジンミーン」。北極圏に近い辺りは「ジージーエナジー」だ。一方、北米大陸でも36年蝉一風変わった鳴き声で「ジーケーンジーケーン」と鳴いている。永田村もここ2,3日で急に騒がしくなり始めた。

 

(えし華ちゃん親子が下山してきた。7mまで接近。イチゴを食べたのはこの親子達)

 

※樹液は世界統一教会内閣改造。『悪いのは、「ジーミン、ジーミン」と野党とメディアが鳴けば、「ジーミン」は「ジーンジ、ジーンジ」』と鳴き返す。タマランナァ!オイラだって力の限り、鳴き返したいっ!「ツクヅクホーシイ、アンゼンホーシイ」

 

(イチゴを食べられたのはショックだが、世界中がこんな関係になれればなぁ)

 

※「アンシンホーシイ、不安消せないカナ、カナ」・・。「蝉時雨」はもう「コケコッコ―」(あ、鶏が入っちゃった)。でも、この「世界の蝉時雨」は、これからが本番かもっ!正直・真摯な諸君、悪辣な指導者たちの「蝉時雨」には、くれぐれもご用心っ!

「熱中症」

(道東の夏の芯は1週間ほどだ。そのウレシイ1週間が始まった。お盆にはもう秋風だ)

 

※恥ずかしながら、またカン違いの話である。「熱中症」という言葉を初めて見た時、肉体的病気とは思わなかった。というのも、当時若者や子供のケータイ使用方法が社会問題化してたからだ。ゲームなどにハマってる「オタク症候群」の総称だと思った。

 

(今日は牛が居ない)

 

※「困ったもんだ・・・」。それが、生命に危険のある肉体的病理であることを知ったのは、『熱中症で搬送 死亡』という、見出しを見た時だ。その後、「熱中症」の見出しやニュースを頻繁に観ることになる。自分自身、2度ほど熱中症になりかかった。

 

(自生の鬼グルミ、いや、もしかしたら姫ぐるみ?)

 

※「熱中症」は、かつては「日射病」とか「熱射病」と言われてた。保健体育の教科書では、罹った時の対処法がイラスト入りで詳しく説明されてた。いつ、呼び名が変わったのか?知ってれば、「熱中症」をちゃんと生理学的に捉えることができたのに・・

 

(日中咲いたら夕方には、もうしぼむ。夕顔も儚い)

 

※一昨日、阿寒は猛暑日だった。が、昨日は20℃ほど。何と1日14℃の気温差。異常気象と言っていい。聞けば西のほうでは豪雨。さらには旱魃で猛烈な山火事が世界中で発生してると言う。「ツケが回ってきたなぁ。これから地球はどうなるんだろう?」

 

(月見草と思ってたが、宵待ち草らしい。これも儚い)

 

※そんなシンパイを余所に、ひたすら自分の権益を保とうとしてる奴が居る。ぜレンスキーは言った。「プーチンの最も恐ろしいのは、アメリカがロシアを最終的に追い詰めないことも、食料危機のことも、気象変動のこともすべて知っている。「その上で、

 

(虻が大量発生してる。窓にコツン、コツンとあたってくる。プーチンのミサイル?)

 

ウクライナ侵攻を続けてることだ。自らの世界観を世界中に押し付けるために・・」そこから推し測れることは、地球が壊れようとも、世界がどう変わろうと己の世界実現の為には手段を選ばない・・。プーチンの脳内は沸騰した『熱中症』である。

 

★スミマセン。頂いたコメントが、すべて消えたしまったようです。何があったのかワカラナイ!特にいじってないのに・・・。参りました。取り急ぎ書きこんでいただいた皆さんにお詫びを。それにしても、何か変なことが起きるなぁ・・

「その後」

※コロナの第7波感染拡大が止まらない。釧路でも時には200人超えの日がある。東京との人口換算比率でいえば4万人超え、ということになる。フシギなのは、ロシアの感染情況だ。一時20万人を超えたロシアの「その後」はどうなったのか?

 

(4か月で直径1mを超える大きな葉に・・)

 

プーチンが胸を張った世界初のワクチン、「スプートニク」はどこを飛んでるのか?闇の中だ。もっとも、戦死者数さえ無茶苦茶な発表なんだから、奴らの数字は信用できない。戦前の我が国の『大本営発表』と酷似してる。

 

(エゾヤマザクラの夏紅葉)

 

※阿寒の「その後」はかなりの変化があった。蕗の薹は直径1mを超える超ド級の雨傘に成長したし、エゾヤマザクラの「夏紅葉」も始まった。6月14日付けの「マタタビ踊り」でアップロードした「ミヤママタタビ」は、少しピンクが淡くなってる。

 

(早くもコスモスが)

※秋が来ると、植物はもっと代替わりの特徴が激しくなるだろう。が、人間(ことにロシア人、プーチン)は信用できない。国連とトルコ仲介の下に執り交した穀物輸出の協定を破って、ロシアがウクライナのオデーサを爆撃したそうだ。闇討ちである。

 

(ロシア軍団ならぬ、1000羽を超えるカラス軍団が。リーダーの名は「プーチン」)

 

※植物の「今後」は想像できる。だが、プーチンの「その後」は、各種ウイルス同様、予測不可能だ。誰か、プーチンの「今後」と「その後」を予測してくれないかなぁ。もっとも予測を逆から読めば「○○○」になる。そうか、プーチンとはそういう奴かぁ⁉

「シェルター」

※相変らずの梅雨。大雨・災害警報も出た。動物たちにもシェルターが必要だ。エゾハルゼミはそれを、タイツリソウの葉に求めた。キタキツネの「キキちゃん」は我が家に求めてきた。が、クルルは迎え入れない!これは教育のせいじゃなく、本能のせいだ。

 

(ナンとかナンネ~ノカ、この雨っ!)

(家へ入れてっ!ゴハン、チョ~ダイ!)

(ここはオイラの家だぞ。入れてあげナ~イっ!手前の白いのはクルルの尻)

 

※クルルのシェルターは間違いなく我が家だ。だが、彼には我が家の中にもシェルターが必要だったようだ。格好のシェルターを見付けた。自分が入れる大きさの段ボール箱だ。猫が狭いところを好むのはよく知られた本能だ。野生時代の名残だという。

 

※彼が段ボール箱の中で、如何にリラックスできたかは、写真をご覧いただきたい。

 

※ところでシェルターと言えば、人類にとっては「核シェルター」ということになるが、旧ソ連時代、ウクライナに準備された「核シェルター」がこれほど頑丈で壮大なものとは、想像もしなかった。映像で見る限り、まるで地下帝国の要塞だ。

 

(このシェルター、アケワタサネ~ゾっ!)

 

※ロシア軍は、敢えて攻撃され憎く設計したシェルターを、まさか自軍で攻撃するとは思わなかったに違いない!何という歴史の皮肉!その要塞でウクライナ人たちは何か月も耐えた。電気、水、食料、暖房・・あらゆる物資不足の中でだ。言葉が出ないっ!

 

※船員をしてた父親は、戦前モスクワの地下鉄を見て驚いたそうだ。「あの時代にすでに、地下60mもの深さの地下鉄が走ってる。あれは核シェルターになるが、日本はわずか地下4mだ。未来を読む力と資金と技術力の桁が違う!」・・

 

(夏桃の実が、刺々しい気分を和らげてくれる。夏休み、子供の頃のおやつだった)

 

※防衛予算2%論が堂々と白昼の下に出て来た。数字ありきに口角泡を飛ばしてる議員も多い!ちょっと待て、その前にやることがあるだろう。今後の国の在り方、「シェルター」建設や、様々な避難計画の策定、そうそう「ITシェルター」も議論が必要だ。数字ばかりに群がる国会議員を信じる訳にはいかないっ!

「梅雨寒」

※「いいなぁ、北海道には梅雨がないんだよね」。友人たちはよくそう言う。「ちょっと待て、北海道には“蝦夷梅雨”という立派な梅雨がある。気象庁が「梅雨」と認めないだけだっ」と自分。難しい気象現象の説明ををすっ飛ばせば・・・

 

(ハシドイ。東アジア産モクセイ科ハシドイ属。釧路市の花のひとつ。丁香花と書く)

 

※「梅雨」は南の小笠原気団と北のオホーツク気団のせめぎ合いの間の「梅雨前線」がもたらす雨の多い暑いジメジメ天気。“蝦夷梅雨”は「冷涼湿潤」のオホーツク気団がもたらす冷たいジメジメ。ま、どちらも、多雨、どんよりジメジメというワケだ。

 

(サワシバ。カバノキ科の落葉高木。沢の柴。ホップに似ている実を垂らす)

 

※だが、今年は小笠原気団の勢力が強く、一気に「梅雨前線」を北に押し上げた。だから”蝦夷梅雨”じゃなく「梅雨前線」による「梅雨」が北海道にも・・・というワケだ。気団のせめぎ合いのせいか、30℃を超える日もあれば、ストーブを焚いてる夜もある。

 

※7月になってもストーブを焚く朝は心が寒い。「梅雨寒」という季語は気温よりも心が寒いんだと思い知った。「せめて、心だけは温かくなろう。ストーブを消そう」・・消したストーブの温もりがまだ残る中、日本中を「梅雨寒」「梅雨冷」が襲った。

 

(・訪ねれば夏草だけの住所かな  おかめ)蕗の背高は窓の高さを優に超える)

※その日からTVに齧りつきだ。凶弾は胸の血管と心臓(心室)を破壊し、即死の状態だったと医師は説明した。言葉が見つからない。TVを食い入るように見つめるだけだ。「寒い」。その夜も次の朝も、さらに次の夜もストーブを焚く。ウクライナも寒い!

(赤いダイヤは小豆。黒いダイヤは石炭。クルルの頭には黒いダイヤマークが)

 

★「梅雨寒」の、この3日間、報道現場は暗殺と参院選で「熱く」燃えていた。だが、TV局(企業サイドかもしれない)はCMを自粛し、東日本大震災時と同様、ACジャパン公共広告機構)のアド・ボガシー(意見広告)ばかりが流れてる。

参院選自民党の大勝で終わった。さてさて、我々日本人は、いや、我々人類はどこへ行こうとしてるんだろう。

「タカハシホタテ」

(お馴染みの夏紅葉)

※えっ、ホタテ貝が陸に上がってきた?いやいや、実はこの貝は約700万年~100万年前のもの。東北地方から~カムチャッカ半島にかけて生息してたホタテ貝の一種「タカハシホタテ」で、「阿寒シェル鉱山」でとれた。そう、阿寒町は「化石の町」なのだ。

(こんなのがゾロゾロ出てくる。色が鮮やかだ)

(内側)

阿寒川の支流、舌辛川の河川敷からは「タカハシホタテ」だけでなく化石マニア垂涎の「アンモナイト」やハマグリに似た二枚貝、シダみたいな葉の化石も見つかる。この化石群を「町おこしに」どうか?そんな提案も、あまり関心を持たれず、結果はボツ。

アンモナイトは拾えなかったが・・)

 

※やれやれ・・・だったが「タカハシホタテ」には、興味をそそられた。現在のホタテとは違い、殻は厚くボウルのように膨らみ耳も大きい。頑丈そうなその姿はまるで仁王像を思わせ、数百万年前(阿寒が海の底だった頃)を想うとロマンがひたひた溢れる。

 

(夏休みの研究課題にはいいと思ったんだが。長期滞在で町にも潤いが)

 

※一つ疑問が出てきた。なぜ「タカハシ」なのか?それはね・・昭和10年(1937年)発行の日本貝類学研究連絡誌での発表。この連絡誌で、樺太庁大泊中学校博物科の高橋周一教授が発見者であったことが、明らかに。そこで命名権は高橋教授に、というワケ。

プーチンよ、アンタの野望で数万年後、こんな光景を見れる子孫はゼロになるかも)

 

※数百万年の時を超えて、「タカハシホタテ」は脚光を浴びた。ロシアのマンモスだって同じだ。「ピョートル大帝」を気取ってるプーチンよ、少しは地球規模の視野を持ったらどうだ。ま、近・現代人類史上すでにトンデモナイ悪名を残してはいるけどね・・