【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「寝耳にJアラーㇳ」

(すでに、殆ど落葉。こんな季節に「Jアラート」が)

 

※「何だぁ、何の音だぁ!」耳をつんざく不気味な音に叩き起こされた。「ん、どこかで聞いたことがある。そうだ『Jアラート』だっ!ミサイルだっ!」目覚まし時計で時刻を確かめる。7:32ぐらい。(但しこの時計は正しくない)。跳び起きてTVをつける。

 

(サワシバも冬を迎える準備)

 

※と同時に、冬空から有線放送の絶叫がバラ撒かれてきた。『ミサイルが発射されました!繰り返します!ミサイルが発射されました!頑丈な建物や地下に避難してくださいっ!』町内アラートはTVと切迫の合奏になった。「どうすりゃいいンんだよっ!」

 

(柳の木に生えてくるヤナギマツタケ。食可、美味)

 

※同居人は「Jアラート」が鳴り続けるスマホを握ってウロウロ。猫は怯えた目にへっぴり腰・・・。TVががなり立てる。「今日午前7時22分頃、北朝鮮から弾道弾が発射された模様です。ご注意ください、ご注意ください!」・・落ち着つけ~っ!

 

 

※義弟のタケちゃんの口癖が頭に浮かんだ。「どもならん!」TV画面の時刻はすでに7:45を差してる。すると・・・「弾道弾は青森の上空を飛び越え、日本から3000㎞離れた太平洋に着弾したとの情報が入ってきました」

 

(落ち着かない。どこかに隠れたい)

※「もう飛び越して行っちゃったんかいな!なんもできへんかったで!」。そうは言っても、プーチンウクライナで核使用を匂わせてるだけにまさに「寝耳にJアラート」。落ち着いてみると怒りがマグマのように沸きあがってきた。でも、何もできない!

 

(毎年この季節に活躍する蜘蛛。タカアシグモと呼んでる。この日はことに多)

 

※クルルは一日中ビビりまくってた。同居人の一挙手、一投足を警戒の目で注視し、スマホは遠巻きに、抜き足差し足・・・異変があれば逃走する腰つき。どうやら同居人とスマホが発したアラートと思いこんでるようだ。彼のビビり緊張感は夜まで続いた。

 

(空も不気味な1日だった)

(不安な一日を過ごしたクルルは、疲労困憊。眩しい寝)

 

※ふと思う。ウクライナじゃ、こんな緊張感がもう8か月近く続いてる。どれだけ愛国心があったとしても、耐えるのは至難の業だ。だが、ウクライナ人の大半は凶暴プーチンに屈しない姿勢を貫いてる。ウクライナに栄光を。プーチンに鉄槌を!

 

(こんな日に実家から恒例の小布施栗。早速「栗おこわ」に。おかずは全部頂き物)

(こんな贅沢してていいのか?ウクライナや飢餓に苦しむ人たちに罪悪感・・・)

 

「バリサン」

※数十年前、「バンド用語」を人前で臆面もなく使ってた。「ナオン」とか「パツン」などだ。今から思えば、若者特有のイキガリや、音楽を演ってる優越意識があったのかもしれない。穴がったら入りたい。ただ、現代の若者も同じなのかもしれない。

 

(40cmほどの雑草が5分刈に。やはり坊主は気持ちがいい)

 

※最近の若者たちが話すコトバは「?、?、?、」ばかりだ。表題の「バリサン」。何か分かるっ?っと聞かれて「・・・」。「タイパ」は?これも「・・・」。答えが出ない。姪の娘が教えてくれた。「バリサン」は「バリカン3ミリ」。何だ3分刈のことか。

 

(庭もどきも、さっぱりした)

 

※『じゃあ「タイパ」は?』『「タイのパン」』と答えると、『ブブーッ!“タイムパフォーマンス”だよ。今流行の時短』。そうかぁ、「コスパ」の類の略語なんだナ。なるほど。じゃぁ、今年最後の草を刈ったウチの庭は「シュウカリ」ってところか?

 

(山側もスッキリ)

※ついでに、ロシアのウクライナ侵攻は?「プーセン」(プーチンの戦争)。「4州の併合」は「プーヘイ」(プ―チンの併合)(バンド用語じゃ「屁」を「プーヘ」という)。「核の脅し」は「プーオドシ」。ならずものロシアを「ナラシア」・・・。

 

(2階の窓からもきれいになった庭が。キキちゃんたちも昼寝ができないだろう)

 

※ついでにキシダは、言われてるように「ケントウシ」。「アベノシタ」。「トーイツクズレ」・・・「バリサン」にはとても追いつかない。誰かもっと面白いの、考えてくれませんか?

「猛毒注意」!

(エゾヤマザクラの本格的紅葉。キノコシーズンだ)

 

※キノコ好きの人々には、嬉しくて涎が出るシーズンだ。が、侮ってはならない。毎年何十人もの人がキノコで命を落してる。「山渓カラー名鑑『日本のきのこ』」を捲ると大まかに、「食可」が1/3、「食不可」が1/3、「不明」が1/3の割合で見て取れる。

 

(「ヒトヨタケ」の成菌。食する前後に酒を飲むと、毒の化学反応が起きる)

 

※つまり「毒きのこ」が、極めて多いということだ。有名なところでは「ベニテングタケ」「ツキヨタケ」「ドクツルタケ」などだが、厄介なのは、写真の「ヒトヨタケ」のように飲酒などとの食べ合わせで「毒化」するものもある。「モドキ」も実に多い。

 

(「ヒトヨタケ」の成菌が「一夜」で解けていく様。胞子を土中に流すと考えられる)

 

※「ヒトヨタケ」は、成菌になると「一夜」で溶けてしまうという代物だが、同様に液化する「ササクレトヨタケ」は、マシュマロのような口当たりでグリーンアスパラとのベーコン炒めなどには「適」だ。「ササクレ」が付いただけで「食可」になるのだ。

 

(ササクレトヨタケ。なかな美味い.。ウィキペディアより)

 

(よく見る蜘蛛だが、毒は持ってないらしい)

 

※それにしても、「毒キノコ」はどうして存在するのか?「毒」をもつ生物は何故存在するのか?生物学者は、サバイバル戦略と言うが、そういう意味でいえば「毒」や「グレーゾーン」に生きる政治家は多い。ことに、独裁を好む輩に、多々みられる。

 

 

(我々人間は、エゾリス「エリちゃん」と住民のような共存関係になれないのか)

 

※それが奴らのサバイバル戦略ならば、プーチンのような「猛毒」は、最初から拒絶したほうがいい。また、シンゾーのような「モドキ」と「グレーゾーン」は、徹底的にその「毒の素」を調査しなければならない!

「火、水、土、風、鳥、密、国・・など」

※表題は、ある二字熟語の頭の文字を切り取ったもの。さて、後ろには何の文字が付くでしょう?「葬」?♪ピンポーン♪正解っ!「葬儀」には地域や文化によって様々なカタチがあることが分かる。それにしても、古今東西、人は何故「葬儀」を行うんだろう。

 

(窓の外で羽ばたいていた蝶。翌朝窓の下に横たわっていた)

 

※日本大百科事典によると、サピエンスは古代から「死者は社会的な存在」だと捉えていたという。文字の成り立ちも「草むらの中に死者を埋めることを示している」そうだ。(草冠の真下は「死を表す「歹」(がつ)とヒトを表す「ヒ」の組み合わせだ)

 

(動物に「葬儀」があるなら、植物にあってもいいだろう)

 

※そうかぁ、「死者は社会的な存在」「死者は社会の一員」というのが、サピエンスの原点かもしれないなぁ。もっとも、哺乳類は、子の死や仲間の死を悼むそぶりがよく見られる。サピエンスだけじゃないのかもしれない。

 

ヤマブドウも去年の秋切ったにも拘らず、今年も芽を。この木にも悼みを)

 

※英国エリザベス女王の逝去は、英国だけじゃなく世界中に哀しみをもたらした。棺が納められた「ウェストミンスター寺院」には7㎞にも及ぶ弔問の列が続いたという。涙を流す国民も多かった。女王が国民から如何に敬愛されていたか、言うに及ばない。

 

※昨日の「国葬」は荘厳だった。翻って我が国の「国葬」は反対者が賛成者を上回る。そりゃそうだ!元首相の評価が不明の情況で、強引に実施される日本の「国葬」。彼我の差は「国民主導の敬愛国葬」と「政治的思惑による酷葬」ということだろう。喝!

「“秋”と言えばランキング」

(空が燃えてる。マグマが流れてる)

 

※“秋”を好きな人は多い。「みんなのランキング」は、『“秋”と言えば、○○』というお題でアンケートを実施した。結果は●1位「食欲の秋」●2位「スポーツの秋」●3位「芸術の秋」●4位「読書の秋」●5位「紅葉の秋」がベスト5。(投票数2,709票)

 

(エゾアキアカネ?)

 

※6位以下は●「行楽の秋」●「音楽の秋」などが続く。釧路でいえば●1位「秋刀魚の秋」●2位「夕陽の秋」●3位「鮭の秋」・・・と言ったところだろうか。いずれも日本人の、あるいは地域の、秋と言う季節への想いが色濃く映しだされてる。

 

(5mまで接近してくる鹿集団。こんなところで授乳なんかするなよ)

 

※じゃぁ、自分の「秋」は?例年なら「豊穣の秋」「羆の秋」「ウォーキングの秋」などだった。が、今年はガラリと変わった。断トツの1位は●「物思いの秋」2位以下には「不」が並ぶ。●「不信の秋」●「不安の秋」●「不満の秋」まだまだ続く。

 

(甘い。ジューシー。友人がくれた自家製トウキビ(当地では玉蜀黍と言わない)

 

※●「不穏の秋」●「不服の秋」●「不憫の秋」●「不便の秋」・・そりゃそうだろう。コロナ禍、ウクライナ戦争、円安、物価高、国葬、旧統一教会、シンゾー、天候不順、大型台風・・・「物思い」より、「不」が先に立ッ!背景には世界の政治がある。

 

(夏紅葉がそのまま本格的な紅葉に。最低気温はヒトケタ、日中は22℃)

 

※ロシアの正当性のないウクライナ侵攻。旧統一教会とシンゾーのドロドロ。現政権の独裁的化していくプロセス。トランプの暴走など、世界政治は、日本も含めて地に墜ちた。「エリザベス女王逝去」の哀しみが、世界に安定をもたらしてるのは皮肉だ。

「凶暴軍団、駆逐せり」

※「やっぱりお前らとは共存できない!」というワケで、スズメバチの巣をついに駆除しました。皆さんいろいろご提言、ありがとうございました。ほっとしました。

 

(拡張子の設定ミスで、駆除中の写真をアップロードできない!  残念!)

(再駆除後の庇。拡張子を変更してアップロード成功!)

 

※が、安心も束の間、3日後には実は、再建が始まってたんです。どうやら女王蜂はかろうじて難を逃れ、再び営巣を試みてるらしいっ!流石、プーチン軍団、そこまでしつこいかっ!再度駆除に挑戦、今度は完全に駆逐できたようだ。

 

スズメバチ駆逐作戦でバタバタ・・・やれやれ、もう七竈が紅く青空に)

 

※お蔭様で、夜は友人が持ってきてくれた初物の玉蜀黍を頂きながら一杯!ウクライナもロシアとは共存できないだろう。他人事と思えない辛さが込み上げてきた夜だった。

 

(設定ミスでの落ち込みを、ヒマワリが癒してくれた)

「脅威出現!」

※夏休み中に、周辺では何が起こっていたか?モーレツな勢いで世の中は動いてた。ウクライナは反転攻勢に転じ、中国ではペロシ訪台を機に、一気に緊張を高めた。ロシアはNPT決議反対したし、岸田はコロナに感染。列島各地は土砂災害に襲われた!

 

(キイロスズメバチの巣のようだ。直径約30㎝。中には数百匹いるだろう)

 

※我々は「脅威」に囲まれてかろうじて生きてる!それを実感した夏休みだった。自分にとっての「最接近脅威」は、2階の庇の下にスズメバチの営巣を発見したことだ。高所なので、このまま蜂達が巣を放棄する冬を待つか、それともいま、駆除するか?

 

(働き蜂の勢いがスゴイ。このエネルギーはニュー巣の限りロシアにはなさそうだ)

 

プーチンのとてつもない「脅威」に対して、ゼレンスキーに迷いは無かった。ウクライナ国民も同様の決心だろう。う~む、う~む、悩む。戦費ならぬ駆除費は、きっと高いに違いない。ただ放置して除草に来てくれる人に被害が及んだら・・う~む、悩む。