※忙しない一週間だった。
※義弟、心タンポナーデ(心臓爆発)・ショック死、遺体引き取り準備(泊)、大寒波・暴風雪、ホワイトアウト、除雪、仮通夜、通夜(葬儀場泊)、告別式、火葬、前倒し法要、祭壇設置、夕刻帰宅帰宅‥‥ダウン。・・・喪主の疲労と亭主ロスが心配だ。
(生き物はなぜ死ぬのか?「サピエンス全史」子供向け版で人類の歴史を読みつつ眠る)
(寝る。ウクライナのことも考えずにただ寝る。生まれ変わるなら、猫になるのがいい)
※列島を10年に一度と言われる強力寒波が襲ってる。北海道は勿論のこと、本州日本海側、九州、四国、沖縄までも降雪があったという。高速道路はホワイトアウトで大渋滞、列車も数時間に及ぶ立ち往生があった。いやはやこの暴力冬将軍にはお手上げだ。
(最高気温-7℃。南に向かってる。まさかロシアの戦闘機じゃないだろうな)
※北海道じゃ、来週もこの冬将軍が居座る予想。真冬日が続き、道路は各種のアイスバーンで大変なことになりそうだ。ドライバーに求められるのは「NOサンキュー(NO3急)」。「急発進」「急ハンドル」「急ブレーキ」の自制だ。世界中で、だ!
(圧雪アイスバーン。ちょっと誤るとブレーキは役に立たない)
※だが、いま世界中でこの「NO」を削らなければならないことがある。そう、ウクライナ戦争支援についてだ。国際社会はいま「3つの急(3Q)」を求められてる。「Quickly(素早く)」「Quantiry(数多く)」「Quality(良質の)」という人道支援だ。
(留鳥となった天然記念物オジロワシが悠々と舞う。ウクライナの空にも舞ってほしい)
※幸い、アメリカは「エイブラムス」戦車、ドイツは「レオパルト2」戦車の供与を決定、周辺諸国の「レオパルト」の供与にも同意した。が、少し遅すぎた嫌いもある。もしロシアがこの戦争で勝利すれば、権威主義・独裁国は何をやってもよいことになる。
(生き物たちの営みの痕跡。ちゃんと棲み分けができてる。人類とは違う)
※今は民主主義の在り方や、日本では当たり前と思われてる民主主義の存在自体が問われてる。「民主主義は最悪の政治体制である。但し、これまでのあらゆる政治体制を除けば、だが。」とチャーチルは言った。23年。この言葉を深~く噛みしめたい。
※遅ればせながらマイブログにもようやく「ブログ元旦」がやってきた。案の定、言葉を失うほど暗い元旦だ。「高止まりのコロナ8波」「10年に1度の寒波・暴風雪」「尊属殺人」「独裁者が大手を振るう国際社会」・・まるで「ウクライナ鬱」になりそうだ。
(どんよりした太陽が意気を削ぐ)
※どうせ言葉を失うなら、自然の神秘や絶景に言葉を失ったほうが幸せだ。道東の厳冬は言葉を失う神秘をもたらしてくれる。「ダイヤモンドダスト」「フロストフラワー」「サンピラー」「アイスバブル」「アイスジュエリー」・・挙げればキリがない!
※今年はどんな年になるんだろうか?パソコンを買い替えて新しい航海に船出する。できれば去年発表された「植物はコミュニケーションする」だとか、「猫は飼い主と話をしてる」だとか、「動物はアルゴリズムで生きている」だとか・・
(友人のあっちゃんが撮ってくれた、オンネトーの神秘、「アイスバブル(手前の白い泡)」と阿寒富士)
※争いや競争ばかりを評価するヒューマニズム(人間中心主義)よりも、生き物全体、地球全体で豊かな暮らしを送れる・・・そんなきっかけとなる一年になるよう祈るばかりだ。今年もご愛読よろしくお願いいたします。
湖底から漏れるメタンガスが、湖面の氷に行く手を阻まれて泡(バブル)となる神秘的な現象。氷を割ってライターを近づけるとガスが燃える。地元でも、見た人は少ない。あまりの美しさに言葉を失う)
※日本漢字能力検定協会が毎年「清水寺」で発表する「今年の漢字」は、「戦」だった。なるほどね。じゃぁ、自分の今年の一文字は? う~ん・・・明るい文字に突き当たらない。「疫」「病」「狂」「患」「症」等の中から、結局「患」を選んだ。
(タンチョウの鳥インフル感染がとても心配だ)
※ま、コロナ下、カラダのさまざまな部位に疾患が出たのが選んだ理由だが、レンズを引いてくると、岸田政権、自民党、黒田総裁、社会・・世界にレンズを向けると、プーチン、習近平、金正恩・・人類全体、そして地球まで「患ってる」と思えるからだ。
※あなたの「今年の一文字」は何ですか?自分としてはともかく、来年「患」から抜け出せますように。タンチョウも「鳥インフルエンザ」の恐怖から抜け出せますように。そして、ウクライナの人々が希望をもって過ごす日々が来ますように。
(すでに、感染個体が見つかったという。拡大すれば70年の復活努力が水泡に帰す)
※今年もご愛読ありがとうございました。一足お先に店じまい、冬ごもりに入ります。来年は1月24日をブログ元旦としたいと思ってます。またのご愛読をよろしくお願いします。よいお年をどうぞ。
※犬を連れた二人の男が立ち話してる。
A「いやいや、凍れんなぁ。何度あったべや?20℃はあったべ?」 B「20℃できかないんでないかい?25℃はあったんでないかい」 A「ストーブ点けて寝たのに、おっかあ、寒くて起きやがらん。どもならんけ、代わりに手袋履いて犬の散歩さ」
※B「霧氷、すごいけんね。犬も行きたがらん。寒いんだべな、犬も。」 A「だけど、雪でないだけまだマシっしょ、雪なら、雪投げしなくちゃならん。いまんところ道北と札幌辺りは、暴風雪なまら凄いけん、釧路は助かってる。
※B「そう言えばな、昨日、ニュースの続きで『ケンミンショー』っての観たけん、北海道だったら、食べらさるもんザクザクあるさ。『ドウミンショー』って全国発信すればいいのに。ジンギスカンとか、チャンチャン焼きとか、なまらいっぱいあるっしょ!
※A「んだなぁ、なんしろ食材王国だからなぁ、北海道は。番組でやればウチの子らはおだるかもだなぁ。」 B「そう言えばお前の子、随分おがったっぺ?もう何年になるんだっけ?」 A「いやいやあ、もう中学3年坊主だ。高校は阿寒高校がいいだとよ」
※B「そうけえ、阿寒高校だらいいなぁ!近くて送迎いらずだし、釧路にも募集かけてるぐらいだからなぁ」 A「そうならいいけどなぁ」 B「さ、行ってみるか、ジョッピン掛ってこなかったから・・最近泥棒多いらしいからな」 A「うん、じゃあな」
(タンチョウのねぐら) ※写真はすべて1年前、去年12月20日撮影
★
※丁度1年前の12月20の朝の話だ。ウクライナ戦争は始まっておらず、厳冬ではあったけど、今年より、人々の気持ちは暖ったかかと思う。北海道弁を話す二人の友人の会話を想定して、この一年を振り返ってみた。いろいろありすぎた。かつて松下幸之助が「北海道独立論」を掲げたことがあった。もし宣言したら、日本政府はどうしたろう?
◆北海道弁解説
・凍れる(しばれる)・・痺れるほど寒い ・20℃・・-20℃(-は入れない)
・手袋履く・・手袋は嵌めない ・マシっしょ・・マシでしょう
・雪投げ・・雪搔き(雪は捨てずに投げる) ・なまら・・チョ~、物凄く
・おがる・・大きくなる ・おだる・・い意気になる、調子に乗る
・ジョッピン掛ける・・鍵かける
※「煮るなり 焼くなり 二宮和成」のCMで話題になった二宮和也の主演映画、「ラーゲリより愛を込めて」が好評らしい。「ラーゲリ」とは、旧ソ連シベリアの「強制労働収容所」。第2次大戦敗戦後、大勢の日本人が悲惨な抑留生活に苦闘し続けた地だ。
(NW2022・12・13号表紙より)
※実は「ラーゲリ」という言葉を知ったのは8年ほど前のことだ。知人から「ラーゲリから来た男」(確かそんなタイトルだったなぁ)という自主上映映画会の誘いを受けたのだ。上映場所は当地公民館視聴覚ルーム。20人に満たない人々が集まった。
※仕立てはラーゲリ―抑留者たちのインタビュー構成。若い素人女性が小さなデジカメを持って跳び歩き、1人でインタビュー、1人で録音、1人で編集。シナリオなどなかったらしい。インタビュー中の雑音、画像の粗さ・・映画とは言えない稚拙さだった。
(冬を耐えて乗り越える希望の芽、ウクライナの人々に)
※だが、90歳近くの「ラーゲリーから来た男」たちの証言は余りにも生々しかった。目覚めたら隣の元兵士が凍死してた話、凍傷で指を失った話、貨車に乗せられ帰国できると喜んだ男が到着後知ったのは収容所だった話・・それらは映画の稚拙さを陵駕した。
(来年の春を目指して・・・石楠花の冬芽)
※涙なしには観れなかった。そのドキュメンタリーを制作した若い素人女性に感動した。「よくも、ラーゲリについて寡黙な元抑留者達を見つけ、インタビューに漕ぎつけたもんだ」その感動の渦が第2弾を作らせたんだろうか、そこに「希望」を視つけた。
(エゾヤマザクラの冬芽の上には碧すぎる寒気の空が)
※2年程して再び「ラーゲリから来た男Ⅱ」のお誘いがあった。今度の上映場所は大ホール。2弾目はちゃんとした制作スタッフが就いてた。映像も音声も美しかった。構成は第1弾同様だったが、ラーゲリの地図や運搬ルート、いろいろな解説も入っていた。
(微かでいいから、ヌクヌク生きてることに罪悪感を感じてよ~)
※80年後、ウクライナ戦争でもロシア残虐さは同じようだ。ウクライナ人をシベリアやサハリン、北方四島に搬送してると聞く。そのタイミングで「ラーゲリ―より愛を込めて」は上映を開始した。人類の残虐性・・・3本目の「ラーゲリ―」も絶対観るぞっ!
※きょうちゃんが鼻をヒクヒクさせながら言った。「今年はコロナ第8波とインフルのダブルパンデミックらしいなぁ。WHOってのか?そこの事務局長ってのが警告出したみたいだ。何しろ「インフルエンザー」ってのがやたら多いって話だ、ヤバいなぁ」。
(コロナウイルスが喜ぶ冬だ。乾燥した空に彩雲が際立つ)
※どうやら彼は、最近よく耳にする「インフルエンサー」が「インフルエンザウイルス」をばら撒く人たちだとカン違いしてるようだ。かく言う自分も、実は「インフルエンサー」を初めて耳にした時、恥ずかしながら、同じカン違いをしたのだが・・・。
(薄氷の時期は与えられず、冬将軍は一気に厚氷を運んできた)
※そりゃそうだよなぁ、コロナの拡大が始まった頃、「新型コロナウイルス感染症スーパースプレッダー」なんて言葉が、世の中を席巻しなかったっけ?コロナに感染しても無症状で、次々と他人に感染させてしまう人・・・その情報が足を引っぱッてる。
※「インフルエンザ」においてもそういう人がいる!そういう人が、「インフルエンザ―」だとカン違いされても不思議じゃない!コロナはそれほどまでに世界中、いや人類を捲き込んだ疫病だっ。(インフルエンザもかつてはそうだった)。
※先日第5回目のワクチンを打った。だが、もう新しい変異株が欧米じゃ流行し始めたらしい。一体ワクチンとのイタチゴッコいつまでが続くのか?ま、現在のインフルほどの「当たり前」になるまでには、まだ何波も来るんだろうなぁ・・。
(小さいながら氷瀑もできている)
※ダブルパンデミックの呼び方は「フルロナ」と言うんだそうだ。ま、呼び方はどうでもいいが、ともかくこのパンデミックを収束させたい。そのために全ての「インフルエンサー」は頑張ってほしい!「政治とカネ」なんてやってる場合じゃないゾっ!
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中国の「ゼロコロナ政策」は、もう持ちそうもない。さてどうするのか?一方、ロシア兵士やウクライナのコロナは、どこへ飛んでっちまったのか?全く話が聞こえてこない。フシギだ!確かスペイン風邪は、第一次大戦の戦場から始まった筈なんだが・・。