【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2011-01-01から1年間の記事一覧

想定外!

(世界三大夕日のおこぼれを、と思ったのだが・・・いやはや思うように行かない) 2005年の新語・流行語大賞は、ライブドアの代表取締役社長(当時)だったホリエモン(堀江貴文)の“想定内”だった。 この年、アメリカではG・W・ブッシュが米大統領再選を果たした…

タスキをつなぐ!

駅伝という競技が好きだ。 「ただ走るだけのあんな競技を何で好きなのか?」と聞かれても困るのだが、ともかく好きだ。高校時代、選手だったせいかもしれない。もしくは、長距離を苦しげに走ることに人生を見てるせいかもしれない。 昨日、第62回男子高校駅…

 Blue Christmas!

毎年、オリンピックもサッカーワールド杯も及びもつかない世界最大のイベントがある。 そう、クリスマスだ。今日24日は、世界中の街や村にクリスマス・ソングが溢れ、人々はクリスマス一色に染まる。たとえ雪のない南半球に於いても、だ。 因みに世界中で流れ…

 餅つき考!

12月28日早朝。ペッタン、ペッタン・・・餅つく音で目が覚めた。土間へ出てみると、兄さんと順ちゃんが阿吽の呼吸で搗いている。 再従兄弟達も起きてきて、3人並んで湯気が上がる臼の中を覗き込んでた。「あんころ餅をもうすぐ食べられる!」・・・もう60年も前の…

あと3日!

♪もう〜いくつ寝ると〜〜♪この後、続くのはどういう歌詞でしょう? ♪お正月〜♪・・・・じゃないんです。不肖ワタクシの不躾な質問の答えは冬至! そう、あと3日で未曾有の大災害に呪われた日本列島も、季節の折り返し点を迎える・・・。 (今日はあまり機嫌のよくな…

 今年の一字、 『絆』!

今年も日本漢字能力検定協会が募集する「2011年の一字」が決まった。 案の定、「絆」の一字。応募総数496,997票のうち61,453票がこの字を選んだ。12,6%である。日本人の100人に13人弱が、「絆」を大切に思ったと言っていい。 「絆」という文字は、「糸」が…

 動物アーカイブ!

このところ、TVにやたらと動物番組が増えてきたような気がする。 (何処から渡ってきたんだろう、まるで人形が水面を泳いでいるようだ) 広告制作現場じゃ、表現アイディアに詰まった時立ち返る三大鉄則があるが、当然その一つに動物がある。 TV局も番組制作…

珍樹シリーズ2・大アリクイ!

天気予報は、今季初の真冬日を告げてる。こんな日は外出は控える。家にいて森に思いでも馳せるのがイチバンだ。 で、写真を見ながら森の奥へ・・。いた!いた!樹の中ほどに思いもよらぬ動物が潜んでた。 そう、最近野生番組などでよく見かける大アリクイ。中…

“愛すランド!”

いよいよやって来た。今季初めての積雪だ。7〜8cm。湿った重い雪だ。これから4ヶ月は、“アイスランド”状態に突入する。いやはや・・・。 だが、溜息ついてばかりはいられない。何とか厳冬を楽しむテはないか? (オンコ(イチイ)の木に降り積もった雪、去年よ…

エゾシカ・バタスキ!

♪ピンポーン♪チャイムが鳴った。出てみたらハンターのオーヤギさんだった。 手に持ってたのはビニール袋に入った肉塊。「今日獲ったエゾシカの腿肉、約束どおり持ってきたよ!」。ヤ、ヤ、ヤ、こりゃウレシイ。ソーテー外のプレゼントだ。 早速、標茶の兄さ…

 埋蔵金探し!

「函館は、物凄い埋蔵金が埋まってる街です!」と荒俣宏は言った。函館の観光関係者を集めたセミナーで講演した時のことである。 要は、函館には物凄い量の観光資源があるということを「埋蔵金」と端的に表現したわけだ。 荒俣宏。作家にして博物学者、神秘…

 珍樹の森、奇樹の森!

世の中、ウオッチング流行りである。 「バード・ウオッチング」、「フィッシュ・ウオッチング」、「タウン・ウオッチング」・・・そうそう、そう言えばデズモンド・モリスの「マン・ウオッチング」なんてのもあった。 じゃあ、ツリー・ウオッチングと言うのがあって…

“「トパーズ」と「ルビー」”

まるで宝石店のショーウインドーに並んでる名称のようだが、実は釧路動物園で飼育されてるアルパカの名前だ。 トパーズは昨年11月、アメリカから釧路動物園にやってきたメスである。そのトパーズが今年の8月、飼育員も予想だにしなかった子供を生んだ。どう…

 モノマネ名人、スゴワザッ!

♪ピー〜、ヒョロ〜、ピ〜、ヒョロロ〜♪ 随分近くでトビが鳴いてる。「今日はヘンだなぁ、地表近くにまで降りてきてる!」。 ・・・と、近くの枝に一羽の鳥がいた。 「えぇっ、ウソだろう・・・・」。トビの鳴き声の主は、その鳥だった。頭は茶色、背中はグレー、羽…

 二拠点生活 渡り鳥!

ウッソウと茂ってた木々が丸裸になった。枝の間から空が透けて見える。鳥マニアにとっては、垂涎の季節だろう。 まるで呼応したように♪ヒーヨ、ヒーヨ♪と騒がしい鳴き声がした。エゾヒヨドリである。数羽いる。「青森へ渡ったんじゃなかったんかいな」 (相変…

初霜!

「霜だ!・・・釧路の今日の最低気温予想は1℃だけど、この分じゃここは氷点下になってるだろう」。 予想通りだった。水銀柱は−2℃を指してた。自分にとっては今シーズン初の氷点下だ。 自分にとっては、と言うのは実は本州滞在中の10月4日に、阿寒は−4℃を記録し…

 フラガール!

最近、感動の続いてるニュースがある。震災の被害を受けて営業停止を余儀なくされてた、福島いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」(旧名常磐ハワイアンセンター)が、営業を再会したというニュースだ。 この施設は、1966年、「東北のハワ…

 マロンのロマン!

・拾われぬ栗の見事よ大きさよ この句は、俳諧師「小林一茶」が不肖ワタクシの出身地、小布施で詠んだものだ。以前にも書いたように、小布施は古くから栗の産地として知られてる。 その小布施から、地元の生栗を送ってきた。北海道に栗はないのでウレシイ。 …

 還暦硬貨・還暦効果!

雪の轍の中に何かが赤く光ってる。堅い雪から穿り出すと、赤銅色のコインのようなものだった。ひっくり返してみる。十円の文字が刻印されてた。 確か小学校2年の寒中休み中だったから、1952年(昭和27年)のことである。 何だか分からなかったので、家へ持ち…

道東、「周遊・秋遊」!

・知床へつかの間の秋摑まえに ふとそんな句が浮かんだ。「そうだ!『秋遊』しよう!」だが、知床までは遠すぎる。 で、『阿寒→阿寒湖→津別→屈斜路湖→川湯温泉→標茶→阿寒』をグルリと周遊するコースを、1泊2日で「秋遊」することにした。 「川湯温泉で一泊、…

涸渇!

「アイディアに詰まった時は、動物か、子供か、女だ!」と先輩は言った。広告制作現場の話である。「適当な注目は集めることが出来る!」 だが、田舎でやることに詰まった時はどうするか?とり合えず庭に出てみることにしてる。 今日は氷雨状態。空がまるで…

 2006年10月20日!

トラックの到着を待ってた。快晴だった。 ボイラー、ストーブの使用法について業者からブリーフィングを受ける。「コーフンしてるせいか、頭に入らない!」と当日の日記にはある。 (枝一杯にオンコの実。果実酒にする。引越し当時はまだなかった) 10:00。…

 脳のコンクリート化!

「1、3、4、6、8、10、12、この数字の関係性を述べよ」 あなたはこのクイズを答えられただろうか?正解者には子供が多いという。正解は・・・・・・東京地方におけるテレビ放送受信チャンネルだ。 つまり“12”は、テレビ東京受信チャンネルということに気が付くか否…

二週間のタイムトラベル!

アッという間の2週間だった。 (出かける前は気づかなかったナナカマドがすっかり赤くなってる) 信州小布施では20人を超える小学生時代の同級生に会ったし、10人以上の幼馴染や中学時代の友人、さらには高校時代のスキー部先輩、また元同僚で同郷のコピーラ…

北信五岳!

まるで秋の運動会開催告知の花火のように、パンパンと音がしてる。 雀嚇しのアセチレン砲の音だ。これが始まるとそろそろ稲刈りシーズンになる。稔りの秋、本番だ。 (小布施駅にある北進五岳の看板。ここが最も山容が美しく見えるという) 時計を見ると6:00…

信州の秋!

小布施にいる。稔りの秋である。土まで美味そうに見えるからフシギだ。 カメラを持ってこなかったので、従兄弟のを借りて、小布施、実りの秋をお裾分けしたい。散策した。実にプレンティな秋である。 (町中を赤く染めるリンゴ。実は100年近くになる基盤産業…

 半年振りに、東京!

22℃を超えた。身体がコチラの気候に慣れてしまったのだろうか?暑い!とはいえ、最低気温は9℃台。これまた朝は寒いのである。 植物はよく知ってる。エゾツツジがすっかり紅葉を始めた。コクワ(サルナシ)もわずかながら実をつけた。 (帰寒する頃はすっかり…

 After台風15号!

襟裳岬での最大瞬間風速46.1mを記録した台風15号は、22日夕刻、北海道を通り抜けていった。 夜半の風がかなり強かったので、ハコヤナギの枝が大量に折れてる。直径7〜8cmのものも7本ほど落ちて地面に突き刺さってた。 山の中の木から落ちたんだろう、鬼グル…

秋祭り!

台風15号が猛威をふるってる。先の12号で甚大な被害を受けた紀伊半島はまたも大きな被害を受けた。カラッとした秋晴れ続きのイメージが強い北海道にも、次から次へと雨雲が流れ込んでる。 どうやら、列島は正真正銘、亜熱帯になっちまったようだ。 その雨の…

「自己保全」!

秋真っ只中だ。サクラマスの遡上を観察しつつ、竿も出したい。だが、行けない! 原因の一つは、秋の長雨のせいだ。たとえ雨が止んでも、川は増水赤濁り状態、とても竿を出せる環境にない。 もう一つの原因はヒグマだ。今年は昨年よりも遥かに目撃情報が多く…