【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

福が来た!

2月24日。晴れ。最低気温1℃。最高気温5℃。 いやぁ、真冬日から解放されたのは何ヶ月ぶりだろう。前日まで−6℃〜−9℃だった最低気温が、久々に+なったのである。この歓びは、極北の地で暮らしてる奴にしか分からんだろう! フシギなもので、わずか1℃にもかか…

 “愛すランド・阿寒”!

在京の友人たちは「冬は寒いでしょう?」と聞く。モチ、寒い! 何しろ阿寒のお隣さんは、日本で一番寒い町「陸別」。自慢じゃないけど「阿寒 厳寒 酷寒 圧巻!」、モノもココロも凍える「アイスランド」である。 だが物事は考えようだ。右へ3度、角度を変え…

 食糧難!

12:00過ぎ。「キキちゃん」は現れた。毎日大体同じ時間に裏山を巡回パトロールに来るキタキツネのことだ。テリトリーを確認し、木々に尿でマーキングしていくのが日課となってる。 だが、今日は雪の下に何かを見つけたようだ。盛んに雪をほじくっては、固そ…

アイヌ語「ベツ」に「ナイ」!

アイヌ語地名研究の第一人者、山田秀三氏は書いている。アイヌ語地名のほとんどは山川草木など自然の地形名であり、「うそのない命名」だ。 その「うそのない命名」を後人たちは、符号として漢字に当てはめた。 いい例が“とうや”だ。洞爺湖サミットのあった…

 バレンタインコンサート

午後4:30、薄暗くなった阿寒国際ツルセンター[グルス]の空を、タンチョウたちが次々とねぐらに還って行く。 (暮れなずむ給餌場からねぐら目指して次々に飛び立つタンチョウ) そのタンチョウたちを送るように、静かにピアノが鳴り始めた。 1951年1月、厳寒の…

 新燃岳噴火!

40kmほど北にある雌阿寒岳が今日も真っ白な噴煙を上げてる。 このところ山のカムイ(神)の不満は収まってるが、いつ不満が爆発するかは、カムイが知るのみだ。 だが、南西の宮崎・新燃岳では、高天原の神が不満を爆発させ続けてる。地元の恐れと慄き、不…

 脳を騙す!

ここ何日かトンデモなく暖かかった。なんと7℃、4月上旬並みの日もあった。 だが、昨日辺りからまた寒さが戻ってきた。一度暖かさを体験しちゃっただけに、脳が寒さに異常に敏感になってる。気温以上に寒さを感じる。こんな時は、脳を騙すに限る。というわけ…

 カメラマン修行!

これまでの人生の中で、こんなにカメラマンに囲まれた生活は初めてだ。 何しろお隣さんをはじめ、ペンション経営者、学芸員、牧場主、建設会社社長など、見渡せばカメラマンだらけだ。きっと道東にはカメラに収めておきたい自然や動物などの素材がふんだんに…