【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

  トラと知性!

「これからの農業は機械だ!」 “阿寒の知性”はそう思った。1950年(昭和30年)頃のことだ。 そこで彼はアメリカ製トラクター「ファモールカブ」を導入した。当時は驚きの10馬力、酪農の阿寒では初めての快挙だった。 (阿寒で最初に導入されたトラクターファ…

 「思考は現実化する!」

このところ物凄く鋭敏になってる。我ながら、こんなに鋭くなるとは思わなかった。いやなに、鳥に関しての話だ。 これまでは小鳥が目の前を横切ろうが、林の中で啼いていようが、殆ど気がつかなかった。それが何ちゅうこっちゃ、今は全身が目になり、耳になっ…

開花宣言!

北海道の春はいきなりやってくる。右手にサクラ、左手にツツジ、真ん中にスイセンやスミレ、シバザクラ…。 それまで枯草色だった野山がある日突然色めきたち、黄緑色が靄のように流れ始める。 (たった一輪だが開花した。開花宣言をして一献飲る) ウチのヤ…

未知との遭遇!

すぐ近くで♪ピョーピョ ピョーピョ♪という鳥の鳴き声が響いた。全身を耳にして鳴き声の方を見ると、草むらから灰褐色の頭の大きな鳥がピョコンと顔を出した。臆することなくコチラに近づいてくる。 (いきなり道路に飛び出してきたヤマゲラ。怖れる様子はま…

「新しい天体」の発見!

「新しいご馳走の発見は人類の幸福にとって、天体の発見以上のものである」 こう言ったのは、フランスの法律家であり、政治家であり、何よりも食通で有名だったブリア・サヴァランである。 もしブリア・サヴァランがご存命だったなら、ぜひ供したい一品に先…

 郷土愛!

東日本大震災二ヵ月後の調査で、宮城、岩手両県の被災者の6割が移転を希望していることが分かった。 一方、福島県では6割の被災者が自宅への帰宅を希望している。この対照的な違いは一体何を物語るのか? (夏の装いに衣更えした“おらが富士”阿寒富士) 実は…

仮設住宅!

東日本大震災の仮設住宅建設は遅々として進んでないらしいが、一方、完成した住宅には続々と入居が始まっているらしい。まずは、よかったと申し上げたい。 よく「衣食住」というが、生活の重要度から言えば間違いなく「食住衣」である。その意味では、少し光…

復旧・復元!

人間に「100年の計を立てよ!」と言ってもムリなのかもしれない。というのも自然は人間よりも遥かに長いサイクルで活動し、時には人間よりも遥かに激しく変動するからだ。 東京23区がすっぽり入る釧路湿原は、4000〜3000年前に海底から浮上していまの湿原に…

タンポポ!

やはり春は黄色である。福寿草もそうだったが、黄色い花を見ると何故かホッとするのは自分だけじゃあるまい。 タンポポが咲いた!今年は平年よりも5日ほど早いと長老は言う。「雪が少なかった分、寒かったからなぁ。そういう年は、早いんだ」。 (コンクリー…