【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 “500万年ジオ・ゾーン”第二弾!

(旧雄別炭鉱奥に水源をもつ阿寒川水系 舌辛川(したからがわ)28.2km) 「そこんところ滑るから気をつけてね!」 何度か危険箇所の注意を促しながら河原に出た。同行者は2人。いずれも“掘ることが大好き”な人たちである。 先日、すぐ傍を流れる舌辛川で化石…

 「青年の樹」!

阿寒に移住してからすでに5年の歳月が流れようとしてる。その歳月の経つ早さをシラカバが気づかせてくれた。 移住時には影もカタチもなかったシラカバがいつの間にか芽を出し、いまや堂々たる存在感を醸し出すようになった。 こうなると、倒したり移植したり…

 熱闘甲子園、閉幕!

第93回全国高校野球は、日大三高の10年ぶりの優勝で幕を閉じた。優勝旗はまたも、白河の関を越えなかった。 それにしても今年の甲子園はすごかった! 3試合連続延長戦を制した学校があった。一試合180球を投げた投手がいた。総投球数800球近くを投げた投手も…

 「平和祈念日」!

「終戦じゃない!敗戦だ!」。叔父は吐き捨てるように言った。「降伏したんだから敗戦と言うべきだ!」。 この言葉は少年の胸に深く突き刺さった。「誰もが“終戦”と言ってるけど、実は“敗戦”だったんだ!」。13歳、53年前の8月15日のことである。 ところでこ…

 熱中症、ご用心!

恥ずかしながらその言葉を初めて聞いた時、“熱中人”―――つまり趣味や想いが嵩じて病的症状を呈する人たちの事と思った。超マニアという意味のマスコミ的造語と判断したのである。 本来の意味が分かった時、エンターテインメント毒に侵されてる自らを思い知ら…

 電力需給危機!

立秋が過ぎた。 皮肉なことに、本州ではこの日を境に猛暑がぶり返したようだ。阿寒でも朝晩漂い始めた秋の気配と、真夏日がせめぎ合ってる。ヒマワリやユリとコスモスがそれぞれ“My Season”を主張し始めたのである。 (わずか2ヶ月で2mを超えた。まさしく“My…

 500万年ジオゾーン!

最近、ジオ・パークと言う言葉が浸透し始めた。 『地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園』というのが概念だが、日本語では「地質遺産」と訳されてる。 ま、もう少し分かりやすく言えば「大地の公園」といったところだろうか。 わが国には「洞爺湖・…

花のダイヤ「ダリア」!

吉行淳之介の「砂の上の植物群」で表現された、官能的な文章を随分鮮明に記憶してる。 その記憶のひとつに、名前は思い出せないのだが、ある花の種の袋に書かれてた宣伝コピーがある。コピーはこうだった。―――「艶麗なダリアも一歩を譲る風情です」 今から考…

アナログ絶滅!

栄枯盛衰は世の中の常と言うが、ついに絶滅種がまたひとつ誕生した。 後世に「この半世紀の中でもっとも大きな影響力を持つ絶滅種」と歴史に残るかもしれない。その絶滅種とは、テレビ放送アナログ地上波のこと。 1953年2月1日に産声を上げたテレビ放送は、…