【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 ボランタリー(自発的)!

▼1914年、ロンドンの新聞に後にクリエイティブ広告の元祖と称えられるようになった奇妙な募集広告が掲載された。 ▼「求む男子。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の長い年月。絶えざる危険。生活の保証無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」。 ▼この募集広…

 首都圏豪雪!

▼「2012年2月コンサート ・日時:2月28日午後2時 ・入場料:お一人様¥1000 ・限定10カップルお二人様¥1800 1ドリンク付き午後3時まで」・・・いまや、人は数字がない世界では暮らしていけない。自然現象でさえ、数字で分析される。 ▼この24日未明、東京では4c…

ジャパン生態系!

▼英語だと「Ecosystm」と簡単なのだが、日本語の「生態系」は説明するのがなかなか難しい。辞書には「生物群集やそれらをとりまく環境を、ある程度閉じた系であると見なしたとき、それをさしてこう呼ぶ」とある。 ▼どうやら「生態系」は、「ある程度閉じられ…

“ユック・ステーキ”

▼“地産地消”という造語を最初に標榜したのは、秋田県河辺町だという。(「食の文化」1984年2月号)もともとは、1981年から農水省死活改善課(当時)が4年計画で実施した「地域内食生活向上対策事業」から生まれた。 ▼農村での不足栄養素を補う農業生産品を、…

 凍れる朝の美しき月!

▼「智恵子は東京に空が無いという」と書いたのは、詩人の高村光太郎だった。少し飛ばして、詩はこう続く。「智恵子は遠くをみながら言う 阿多多羅山の山の上に 毎日出ている青い空が 智恵子のほんとの空だという あどけない話である。」智恵子はどんな空を見…

 “1%”の歩むべき道!

▼「燕雀いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」という諺がある。小人物は大人物の遠大な志を知ることができない、という意味で使われる。だがこの諺の裏には、傲慢で鼻持ちならない超エリート意識が溢れ返っている。 (鴻はおおとり、鵠はくぐい=白鳥の…

 「定説」は、「定説じゃない」!

▼明治・大正時代の男の間には次のような定説がまかり通っていた。「女は視野が狭いから、社会に口を出すべきじゃない」。従って女には参政権がなかった。 ▼だが、生物学的にはまったく逆だったことが分かってきた。 実は男のほうが視野が狭かったのである。女…

ホリスティック社会!

▼1926年、思想家ジャン・クリスチャン・スマッツは、1人の人間は「孤立に存在するのではなく、取りまく環境のすべてにつながっている」として『ホリスティック医学』という概念を提唱した。 ▼「Horistic」とは、ギリシャ語の「Horos」(全体)を語源とする造語…

分かち合い!

(2012年元日、雪に埋もれた穏やかな朝を迎えた) ▼拾い集めた薪にマッチで火をつけ、マシュマロを焼く。特殊なキーボードで人間と会話する。テレビゲームで遊ぶ・・・。ボノボ(別名ピグミーチンパンジー)は、最も人間に近い動物だと言われる。 ▼だが、研究者…