【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 蕎麦の “3たて”

(蕎麦好きが続々と集まってくる。外は氷点下だが中は熱気ムンムン) ▼蕎麦は「五穀」には入っていない。疑似穀類に分類される。平安の昔には「食膳にも据えかねる料理」という評価だった。言ってみれば決して豊饒な食べ物じゃないということになる。 (トン…

タンチョウな生活!

▼タンチョウは奇跡の鳥である。絶滅寸前の38羽から1000羽を超えるまでに蘇った。絶滅を免れたのは、地域住民や国の手厚い保護活動のお陰だと言っても過言じゃない。めでたいことに今年は還暦(特別天然物記念指定60周年)を迎えたのである。 ▼そのタンチョウ…

 第二回千年祭!

▼「寒〜い!」。それがスタッフの合言葉になってる。現在−6℃。阿寒としては、そう寒くない気温だが、時折肌を刺すような冷たい烈風が襲いかかる。2月16日9:00。今日から2日間開催される「第二回千年祭」の準備中である。 ▼ステージ、ジャンボ滑り台、雪合戦…

  ダイヤモンド・ダスト

・寒波来る空に国境なかりけり 喜の字 ▼上手い!思わず膝を叩いてしまう大きな句である。作者は敬愛するコピーライターの大先輩、本名守田修治氏。確かになぁ、シベリアの冬将軍は人間が設定した国境線なんてのをいとも簡単に超えて進軍してくる。 ▼2月中旬…

 「イノチ」の軽重!

▼かつて、こんなに「命」が大切にされる時代はなかった!だが同時に、「命」がこんなに粗末にされる時代もなかった!現代は、そんな「命」の「タテ・ホコ(矛盾)」時代かもしれない。 (人間界には関係なく「命」の芽生えは準備されてる。関係するのは宇宙の…

雪は魔術師!

▼厄介者の雪だが、時にはトンデモなく愉しい気分にさせてくれることがある。♪い〜ぬは歓び 庭かけまわる♪心理状態になってしまうのである。そういう意味で雪は魔術師である。 (こういうシーンを見つけると、厄介者の雪が愉しみの素に変身する) ▼脳科学者茂…

 春立つ!

▼♪は〜るよ来い は〜やく来い♪北国で暮らすようになって、この童謡の歌い方が変った。軽く口ずさむんじゃなく、呪文を唱えるように詠うんである。都はるみのように唸リ節になるんである。これじゃ春もやって来難い。 ▼案の定、立春前には「春到来間近し」と…

“間”

▼極論すれば、この世の中は“空間”と“時間”の2つの“間”で成り立ってる。つまり、「縦×横×高さ」+「時」という4次元が、生きとし生ける者の「フィールド」となってるのである。じゃ、この“間”って何だ? ▼広辞苑をひくと、『間』=物と物、または事と事のあい…