【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

2021-01-01から1年間の記事一覧

「【エッチャンのAI記憶力】」

※「カッ、カッ、カッ、」。クルルが山に向かってクラッキングしてる。「オイッ、オレの縄張りだぞっ!何なら捕まえちゃうぞっ」。だが、残念ながら、クルルは外に出て縄張りを主張することはできないっ!釧路の条例で猫は「STAY HOME!」だからだ。 〔残念だ…

「ブルブルクリスマス」

(地吹雪がつづいた) ※世界最大のイベント、クリスマス。その最大のイベントに歌われる「クリスマスソング」は、調べただけでも6500曲以上、もしかしたら1万曲はあるのかもしれない。あの「エルビスプレスリー」も♪Blue Christmas♪という曲を歌ってる。 (…

「『月~木』間の前澤」

※「脳波」という古典的なSF小説がある。作者はポール・アンダーソン。何と65年も前の作品だ。概要は地球の上に被さってたバリヤーが次第に薄れ、人類は言葉を介さずとも「思う」だけで意思疎通が可能になる。 (アッちゃんに提供を受けた写真かもしれない。…

「ブラックアウト」

※気持のいい朝だった。が、午後から目まぐるしく天気が変わる。モーレツな風と豪雨。数分後には一転、太陽が。更に次に来たのは雹!10分程で上がった、と思いきや今度は、モーレツな雷雨。親戚を病院から家に送り、ほうほうの態で自宅に戻ってきた。 ※雷が空…

「UFO、みぃ~つけた」

※「スゴ~イ!」と同居人が叫んだ。「友達がUFOの写真送ってきた」。これ、観てよ、とスマホの写真を差しだす。ビルの奥が仄かに赤みがかり、青黒い上空に白く光る「点」がある。「これがUFOなんだって。東京だけじゃなく、山梨でも見えたって!」 ※まさか!…

「方言ランキング」

※「悪りけんさ~っ、チョッとそこのハサミ取ってくれや!」。先日信州小布施に帰省した時、久し振りに懐かしい小布施弁を聞いた。妙にほっとした気分になった。そう言えば、「悪りけんさ~っ」は、他人に物事を頼む時の接頭語だった。 ※標準語で言えば「スミ…

「モ・ッ・タ・イ・ナ・イ」

※突然、スマホのアラートが鳴った。画面に赤と黒の緊急画面が出現!何だぁっ?慌ただしい音声も入る。「緊急避難指示情報ですっ!」チョッと背筋がザワッと来た。 「阿寒町北町に警戒レベル4、避難指示発令!阿寒町北町に警戒レベル4、避難指示発令!」 ※10…

「帰省から帰寒へ」

※釧路にも所縁のある歌人、石川啄木は「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と詠った。チョッとおセンチだが、コロナ禍はそれに近いような感情を自分に目覚めさせた。感染の休息期を狙って、5年ぶりに信州小布施に帰省した。 (シナノ…

「もう一つの【かいさん総選挙】」

(彩雲) ※衆議院の「解散総選挙」真っ只中、コピーライターとしては見逃せない、もうひとつの「かいさん総選挙」が始まった。総選挙中なのは、北海道豊浦町。告示も投開票日も衆院と同じ19日と31日。候補者は、同町噴火湾の「海の幸」だ。 ※名付けて「第2回…

「日本は何色に染まる?」

※その日は半袖でも汗を掻くほど暑かった。紅葉真っ只中だった。これまで見たことのない鮮やかな紅葉だった。15年前の10月20日(明日)のことだ。紅葉から始まった3年間の[阿寒・東京二拠点生活]を経て、自分はこの地に充分に溶け込めたんだろうか? ※あの日…

「羽?頭?」

※朝晩の冷え込みが本格的になってきた。いよいよ結露防止シートの出番だ。何しろ二重ガラス窓でも、朝、窓には雑巾で絞るほどの結露が付いてる。住宅会社ミサワホームは北海道に進出した時、この結露対策の不備で、早期に一度撤退したと言う。 ※名物の海霧(…

「大失敗」

※「ど~ん」と鈍い音がした。隣家が薪割でも始めたんだろうか?窓を覗くと下に鳥が横たわってる。「ワッ、アカゲラだっ!」。これまでもコゲラ、シジュウカラ、アオジ・・・小鳥が窓にぶつかり、倒れてることは度々あった。が、アカゲラは初めてだ。 (アカ…

「読書の秋」

※空気が透き通ってる。朝は5℃まで下がるようになった。ナナカマドの実も赤く熟し、キノコシーズンは終わりが近づいてる。・・・コロナ禍、感染第5波と政府の失敗ばかり気になってた数か月、急に本が読みたくなった。 ※そう言えば丁度去年の今頃、新たなる知…

「”アベ”ロパシー」

※廃農の牧場に菜の花みたいな花がびっしりと咲いてる。北米原産帰化植物「セイタカアワダチソウ」の群落だ。第二次世界大戦以後、爆発的にひろがったという。養蜂業者が積極的に種を散布したとの説もあるが、ともかく繁殖力は強烈だった。 ※強烈な繁殖力には…

「(秋)桜を見る会には続編がありそう」

※混沌極まる秋になった。いやなに、自民党総裁選の話だ。こういう混乱は過去にどのくらいあったのか。調べてみると、膝を叩いて面白がったモノが見つかった。1998年7月、自民党総裁戦に立候補した3人の議員を刺した、田中真紀子の「短語」評価だ。 (一気に…

「胆の中が見える笑顔がいい」

※親バカである。愛猫クルルが何を考えてるのか、表情や目の動き、仕草で分ると自負してる。怒り、甘え、寛ぎ、警戒、愁い、媚、満足・・実に豊かな感情が次から次へと現れる。が、笑い顔だけはワカラナイ。見たことがない。猫には笑いがないのか? (「ご飯…

「猿山のボスになるのは?」

※今日も日課の訪問者たちがやってくる。特別天然記念物のタンチョウや、愛嬌者のキタキツネたち、そしてエゾシカたちだ。殆ど時間帯が同じなので、彼らにとって拙宅訪問はルーティンの一部であり、テリトリー・パトロールの一環でもあるようだ。 (彼らが何…

「家業」

※カサブランカが大繁盛してる。全く手入れしてないのに、律儀な限りだ。せめて写真だけは残してやろう。因みに、カサブランカはスペイン語で「白い家」(カサ=家 ブランカ=白)。1975年頃オランダで種として固定されたという。 ※もともとは、日本のタモト…

「秋風」

※何だかわからんうちに秋風が吹き抜けていく。ウドの花は、何事もなかったように気温の法則に従って花を咲かせるし、蝶は、次世代への遺伝子伝達にいそしむ。そう言えば、この一年何があったんだろう。度重なる「緊急事態宣言」、感染のまん延・・・。 ※同じ…

「滅びの道だにゃ~」

※「アッチイなぁ、北海道で連続猛暑日が15日続いたのは、史上初。札幌で18日連続夏日は97年ぶりなんだって!異常気象だにゃ~っ!あぁ、それなのに札幌でマラソン開催なんて、キチガイ沙汰だよ。案の定、男女とも約3分の一が棄権したんだってっ! ※オイラも…

「目に見へぬ壁を壊せ!」

※山を背負ってる山居には、連日、訪問者が多い。早朝からキアゲハやミヤマカラスアゲハ、名の分からぬ蝶も来る。愛猫クルルは、そのたびに喜び勇んで出迎える。だが、彼の歓迎は、蝶達には残念ながら届いたことはない! (窓越しなのでガラス窓の汚れが目に…

「見届けるっ!」

※国民の70%の「開催中止・延期」を押し切り、東京オリンピックが始まった。溜まりに溜まったマグマが爆発するように、日本選手団は金メダルラッシュに湧いてる。しかし、快挙を熱く応援する気持ちになれない。あまりにいろいろあったせいだ。 (何の葉だと…

「カオス」

※いやぁ、政治も、コロナも、気象も、自分のカラダも、混沌(カオス)だ。そんな中でコスモスだけが、とてつもなく早く咲いた!凛としてる! スミマセン、今週はいろいろあってお休みです。またのご愛読をよろしくどうぞ。

「感動を与える?」

(「ピンクの石楠花」が蕾を持った。移住15年目にして初だ。感動に満たされてる) ※「いま、観戦してる方に何を伝えたいですか?」スポーツインタビュアーがマイクを差しだす。選手は応える。「これからも『感動を与え』られるよう頑張ります。・・・20年ほ…

「共生」か「共存」か

(まるで動物のドキュメンタリー番組を観てるみたい。親子の愛情物語だ) ※子ギツネが庭をピョンピョンと跳びはねて、道路に向かって行った。写真に収める間もなかった。暫くすると母ギツネらしい少し大ぶりのキツネが追いかけるように同じ道を通り過ぎて行…

「トリ語」と「スカ語」

(ひと月前ほどここに抱卵してる黒い頭が見えた) ※1週間ほど前に鴉の雛が孵化したようだ。鳴き声がうるさい。か細い声で甘えたり、親が雛を呼んだり、話しかけたり・・。もともと親子の情とコミュニケーションの深さに感心したりもしてたのだが、今年は驚…

「亜星(巨星)墜つ」

※ドアを開けると、カウンター前に山のように巨大な背中が見えた。銀座の「NAO」という10人も入れば一杯になるカウンターバーだった。午前1時は過ぎてたろう。巨大な背中の隣に座って横顔を見た。何と、TVでもお馴染みの「小林亜星」さんだった。 (亜星さん…

「遺伝子」

※ウチの庭には毎年、無数のクローバーが芽を出す。が、ただ芽を出すだけじゃない。チョッと見回すだけで、次々と「四葉のクローバー」が見つかるのだ。これは、突然変異を起こし易いグループがその遺伝子を拡散してるからと、ものの本に書いてあった。 ※その…

「緑陰の闇」

※七十二候で言うと、6月10日頃は『腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)』(草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃。昔は、腐った草が蛍になると考えられていた)となるらしい。なるほど。 (真っ青な空に伸びる鬼グルミの幼木) ※が、蛍と言えば夏の真っ…

「「赤い月」のトラウマ」

※「ホラ、神様が怒ってるんだよ!見てごらんなさい、お月様が真っ赤っかになっちゃったでしょ、お前が悪さしたからっ!」母親は、抱いた幼子に満月を指さしながら言った。「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ!」幼子は泣き叫ぶばかりだった。 ※幼子とは自分の事だ…