【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

文化

1泊2日の恒例餅つき!

※天気予報が晩から朝にかけて、なんと雨になることを告げてた。この時期、雨が降ると路面はスケートリンクみたいなアイスバーンになり、厄介なことになる。21日はウチから70キロほどの標茶(しべちゃ)の親戚で恒例の餅つきだ。 ※どうせならスケートリンクに…

サンタは本当にいるか?

※クリスマス商戦真っ盛りだ。消費増税の影響で業績がなかなか戻らない小売業者は、何とか財布のヒモを緩めて貰おうと、あの手、この手で消費マインドをくすぐるのに懸命だ。そんな折も折、道新では今年もサンタ捜索プロジェクトを始動させた。 ※『今年も徹底…

『幸福の黄色いハンカチ』!

※11月28日9:00PM〜HBC「金曜ロードショー」で、高倉健の追悼番組「幸福の黄色いハンカチ」がノーカット版で放映されるという。1978年頃映画館で観たことがあったが、北海道民となった今、もう1度観ておく必要があるだろう…。 ※「釧路→網走→そこからゴチャ…

クールジャパン!

(今年3月2日の「打ちたて」粉は地粉「曳きたて」この後「茹でたて」をツルツル啜った) ※子供の頃「スープは啜っちゃいけない!」とか、「スプーンの音をカチャカチャ立てないように」とか、「してはいけない集」を口酸っぱく教えられた。いやなに西洋の食…

ノーベル平和賞!

※今年度のノーベル平和賞は、パキスタンの「マララ・ユスフザイ」さんとインドの「カイラシュ・サトヤルティ」氏に決まった。ノルウェーの研究機関が最有力候補としていた「日本国憲法第9条と日本国民」は、残念ながら賞から漏れた。 ※官邸に「加持祈祷所」…

釧路湿原美術館第10弾!

※湿原の画家「佐々木栄松」(ささきえいしょう)は、猫も大好きだったようだ。猫の動きや豊かな表情を描いた作品が沢山残されている。一瞬にして変わる気まぐれな感情や筋肉の変化など、猫の瞬間時間を切り取った素描集も沢山残した。 ※5月17日付本ブログ「…

 「 釧路湿原美術館第9弾!」

※「ささきえいまつさんのお宅ですか?」「いいえ、違います!」電話による初接触はそう始まった、と石丸基司氏は苦笑しながら語り始めた。石丸氏は北海道作曲家協会の理事を務める作曲家。1985年には国際作曲コンクールで入選している。 ※同氏が語り始めたの…

釧路湿原美術館第8弾!

※イラク内戦!シリア内戦!南スーダン内戦!ガザ侵攻!マレーシア航空機撃墜!………世界はまるでパンドラの箱を開けてしまったみたいだ。不信といがみ合いと暴力の応酬……言葉で言い表すことはできない。 ※―――今から69年前の1945年7月14日―――湿原の画家、故佐々…

釧路湿原美術館第7弾!

※ネコが大好きである。在京時代17匹飼ってた時代がある。いや、たった1匹から17匹に増えちゃったと言うのが正しい。1度だけ子供を産ませてやろうと思ったのが間違いの元。ネズミ算は知ってたけどネコ算は知らなかったのである。猫屋敷とは相成った。 ※あげ…

「税金泥棒」に意義あり!

※オリンピックが閉幕した。アッという間の17日間。大勢の日本人が選手の活躍にハラハラ、ドキドキし、涙を流した。これほど感動的な海外冬季五輪は初めてじゃなかろうか?だが、そうじゃなかった輩もいたようだ。道新で見つけたコラムを紹介しよう。 (この3…

 [もうひとつのソチ・オリンピック!]

※2008年、他国の大統領選挙にも拘わらず熱心に応援した日本人達がいる。そう、福井県小浜市の市民である。応援候補は、アメリカ45代大統領「バラク・オバマ」氏。[オバマ]が同じ音であることから、「オバマを勝手に応援する会」を結成、メディアに流して市の…

『746兆分の1』!

※「1人の人間がこの世に生を受けて生まれてくる確率は、どれぐらいになるか知ってますか?」こんな日常の確率論を面白可笑しく書いた本を図書館から借りてきた。 ※書名は、『「日常の偶然」の確率』。著者はティム・グリン=ジョーンズ。サブタイトルには「…

「釧路湿原美術館」第6弾!

※「湿原の画家」故佐々木栄松(ささきえいしょう)画伯は、湿原の奥に潜む神のメッセージを聞いたのかもしれない。確かに湿原には神が棲んでるに違いない!「タイトル:湿原の沼」 ※画の右下に描かれているのはタンチョウの群れ。湿原からチョッと外れた牧場…

クールジャパン!

※「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録された。背景には、日本人の伝統的な食文化への評価と世界的な和食ブーがある。メキシコ料理などに次ぐ5番目の登録。明るいニュースだ。 ※だが、喜んでばかりはいられない。登録申請の背景には、日本人の「和食…

願いをひとつだけ…

※最近、ショートショートの大家、故「星新一」の著書が見直されてるという。その記事を見た時、かつて読んだことのある一篇を思い出した。タイトルは忘れたが、神様が「お前の願いをひとつだけ叶えてあげるから、その願いを言いなさい」という話である。 ※「…

釧路湿原美術館第5弾!

※湿原の画家「佐々木栄松」(ささきえいしょう)は、1991年「画集の手記」に次のように書いた。 ※『人々は私のことを“湿原の画家”と言いますが、私は自分から湿原の画家などといったことはありません。だが、湿原の作品が著しく多いことは事実です。 (タイト…

世界自然遺産への道!

※厳寒の季節がやってきた。が、熱波が吹き出し始めたスポットもある。阿寒湖畔だ。世界自然遺産国内候補地へのノミネートをめざして活動が活発化してるのである。 ※背景には、2003年環境省の「世界自然遺産候補地に関する検討会」で、阿寒湖を含む「阿寒・屈…

オンリー・ワン!

※マス生産の現場じゃ均一性が最大の目標となるが、そうならないほうが価値を持つ世界、いやどうしても均一にならない世界もある。 ※11月24日。今年も蕎麦打ち同好会が恒例の蕎麦打ち会を開催した。集まったメンバーは15名。いずれも、「挽きたて」「打ちたて…

厄介者?御馳走?

※網膜に映る映像は殆ど同じであっても、その解釈は人それぞれ違ってる。例えば公園で遊ぶ鳩を見かけた時、日本人の殆どは「カッワイイッツ!」だが、アグネス・チャンは「オイシソウ!」とつぶやいたそうだ。 ※その伝で、不肖ワタクシには厄介者でしかない落…

釧路湿原美術館第4弾!

※去る10月20日釧路湿原美術館で「第1回アート・トークショウ」が開催された。スピーカーは、故佐々木栄松(えいしょう)画伯及び奥様と長年親交のあった出版編集社の松野女史。画伯の画集も出版してる。 ※「日本で、いえ、世界で「イトウ」を描いた唯一の画…

“郷土愛の素”!

※順ちゃんの葬儀は盛大だった。7人並んだおっしゃん(和尚さん)の読経がなかなかのハーモニーを醸し出す。まるでキリスト教の聖歌隊みたい…。時々鐘の音も入り、やはり宗教は音楽である。 ※本堂をリンゴやモモなどの果樹園からの風がサワサワと抜ける。豊饒…

 [釧路湿原美術館第3弾!]

※モーレツな暑さが続く東日本、西日本の皆さま、「残暑」ならぬ「猛暑」お見舞い申し上げます。もう「処暑」なのにまだまだ続く晴れマーク予報に、ウンザリなさってる方も多いことでしょう。 ※そこで、8月に入っても真夏日が1日もなかった(多分)涼し〜い…

[釧路湿原美術館第2弾!]

※「湿原の画家」故佐々木栄松(ささきえいしょう)は、釣り人でもあった。湿原に棲息する幻の魚「イトウ」や、生命を繋ぐために遡上する鮭などを追い、湿原が育む生命のエネルギーをカンバスに活写した。 (「終わりの鮭」。1986〜1988。タイトル通り鮭の最期…

釧路湿原の新しい風!

※こよなく釧路湿原を愛した一人の青年がいた。彼は戦前から湿原に分け入っては、「湿原の風」を心で聞き、「湿原の生命」を肌で触って、幻想的にカンバスに描き映した。 (国道240号線沿い、国際ツルセンターの隣にある。このオープンのお陰で、いきなり文化…

 “威嚇”の変形表情は?

※その鳥は「ケ、ケ、ケ、ケ、ケ」と激しく笑った。ワライカワセミという鳥である。モチロン、本当に笑ってるわけじゃない。生物学的に言えば啼いたのである。「笑う」という行為は、一応人間だけに見られる感情表現手段だ。 ※人間だけ?じゃ人間はなぜ笑うよ…

サバイバル!

※多細胞生物をつくり出すにあたり、神は思い悩んだ。「種を将来にわたって持続可能な生命体にするためには、どういう手段があるのか?」神は7日間考え抜いた。そして妙案を思い付いた。 ※「そうだ!同じ種に凸と凹のように、別々の役割を持つ多細胞をつくれ…

日本人の「ふるさと」の原風景は、どこ?

※一昨年、東日本大震災の被災者の悲しみにもっとも寄り添ったのは、唱歌「ふるさと」と言って間違いない。避難施設を慰問した世界的な指揮者はじめ、著名なミュージシャンは殆どがこの歌を演奏し、避難者たちだけでなく、日本中の人々が大粒の涙を流した。歌…

 砂金掘り!

▼男は23歳の時、生誕の地、北海道に戻って枝幸(現宗谷管内えさし町)へ向かった。砂金掘りを始めるためである。昭和5年のことだった。砂金掘りを始めたのは当時の職人の日給よりも数倍賃金が高かったからだった。 ▼わずかな家財道具と砂金掘りのための道具…

文明の衝突!

▼野球の世界一位を決めるWBCワールド・ベースボール・クラシック)は、三連覇を賭ける日本が準決勝で敗退。メジャーリーグ選手を多用したドミニカが、負けなしの8連勝で初優勝を飾った。完全優勝は史上初のことである。 ▼流石に世界のトップを争う大会だ。超…

合掌!

▼神がいると信じる人も、神なんかいないと言い張る人も、そのどちらでもない人も…。ヒトは人智を超えるモノに遭遇した時、手を合わせる。何者かにお願いする。「助けてください、お願いします」「救ってください、お願いします」。古今東西、ず〜とそうだっ…