【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

植物

「大発見、植物も”痛ててっ”、”痛ててっ”!」

※植物学の進歩は目覚ましい。「植物は害虫などに攻撃された時、攻撃されてない葉に虫が嫌がる物質をつくり、防御機能を働かせる」という驚異の研究結果を当ブログで書いたばかりだ。が、埼玉大学理工学研究科豊田正嗣教授はもっと大発見をしたらしい。 ※植物…

「生き急ぎ過ぎてない?」

※まさかウチのエゾヤマザクラが、ここまで生き急いでるとは思わなかった。ま、他所では朝「開花宣言」が出てその日のうちに「満開宣言」となったことは聞いてたけど、まさかウチのエゾヤマザクラがねぇ・・。記録を追ってみた。 (5月1日。まだ蕾だが今に…

「疲弊紅葉?」

※写真は8月17日に撮影したウチのエゾヤマザクラだ。6月中旬の夏紅葉の写真を再アップしたものじゃない。夏紅葉は体力を回復した木が一旦紅葉を収め、緑の葉が活力を取り戻していた。 ※が、7月の冷涼湿潤気象や8月上旬の猛暑、中旬からの気温乱高下などで、免…

「共存ファースト!」

※全国的に夏至が過ぎて2日になる。が、当地では「実の夏至」は1週間近く前だった。日照のピークは過ぎ、早くも短日になりつつあるのを実感できる。やれやれ、もう下り坂の日々かぁ。これからは朝が遅く、夕方が早くなるばかりだ。 ※かくて、天の運航は実に…

【最後の紅葉】

※今年の紅葉が見納め、ということじゃない。ましてやこの紅葉の木が枯れるというワケでもない。「平成最後の、紅葉」ということである。・・・「平成最後かぁ・・・」※平成元年12月16日、自分の母親は他界した。74歳だった。苦難の人生だったのか、幸せなだ…

 『大花延齢草』!

※写真の群落をなす白い花の名をご存知だろうか。漢字で書くと『大花延齢草』。が、一般的には、カタカナで『オオバナノエンレイソウ』と表記される場合が多い。 (裏庭のオオバナノエンレイソウの群落、手前はニリンソウ。コラボは贅沢だ)※ユリ科の一種。北…

地下茎は繋がってるっ!

※さしもの冬将軍も撤退せざるを得なかったようだ。福寿草に続いて、猫柳、蕗の薹なども浮かれ始めた。それにしても撤退は猛スピードだ。1日20cm近くは雪が解けてる。※そりゃそうだろう、日曜日は5月初旬の気温だといっていい。植物も動物も人間も狂ったよう…

何度問うっ?【この道】!

※エゾハルゼミが鳴くとタンポポの綿毛の季節だ。10年変わらぬ初夏の光景。時ならぬボタン雪のような大粒の綿毛が空を舞い、地に積もる。一村は呼吸困難なほど咽返り、為す術なくその空の中にいる。 ※毎年、この光景を何とか伝えたくて撮影に挑戦するんだが、…

爆発寸前っ!

※冷たい雨が降ってる。と言うより、空気から絞りだされた水分が細かい霧雨となって地上を濡らしてる。最低気温6℃。最高気温は12℃。寒いッ!高地では雪が降るという。 ※モチロン、床暖房を焚く。そう言えば今年に入って真夏日もあったが、暖房焚かぬ日が何日…

「幸」に続く言葉は?

※♪三つの葉は 希望 信仰 愛情のしるし〜♪と歌詞があり、続いて ♪残〜る一葉は幸〜♪と歌う。東京音楽学校の音楽教師ロイテルが作曲した「四葉のクローバー」の一節である。 (チョッと探すだけで四葉、五つ葉、がぞろぞろ出てくる。チョッとウレシイ…) ※なん…

 【無私の日本人】

(タイツリソウ、別名ケマンソウ。中国産。鯛を釣ってるみたいだから付いたらしい) ※ここに一枚のチラシがある。フィギアスケーターの羽生結弦君も出演してる話題の映画「殿、利息でござる」のチラシだ。『3億円(千両)集めてビンボー脱出』の大見出し。チ…

すばらし黄、知性の色っ!

(牧場にあるたった1本の桜。開拓民の心か、当地にはこうした1本桜をよく見かける) ※釧路で桜が満開になった。平年より一週間早いという。つい一か月前は残雪が牧場を覆ってたのに、春をすっ飛ばして一気初夏へと突入した。が、一村を染めるのは桜より草木の…

“タンチョウの夏”

※もう何年前になるだろうか、蚊取り線香の「金鳥」が、CMに歌手の女王「美空ひばり」を起用して話題になったことがあった。キャッチフレーズは“金鳥の夏 日本の夏 ”。俳句でいう「大きな景」の例として、覚えてる人も多いことだろう。 (今年孵った長子。親は…

珍樹の森、珍種の花

(写真を上下逆転したら、菅官房長官が安保法制の質問を突っ撥ねてる時の顔に似てる?) ※例えば、麻生太郎や北側一男など、結構特徴ある顔に似た樹はないだろうか?阿寒は深い森だらけだから相当数多くあるだろう…。そう思って始めたのが「鎮守の杜」ならぬ…

“いとし”と書いて藤の花!

※ネット上では藤の艶やかな花が盛んにアップロードされてる。が、当地ではようやく芽が出始めたばかりだ。明らかに一か月半は遅いんじゃないだろうか。とはいえ、今年は例年と違ったウレシさがある。と言うのも、花が咲きそうな気配があるからだ。 (これま…

 先祖返り!

※ンッ? ウチにこんなチューリップあったっけか?「毎年フツーの花が咲いてたはずだ!」なのに見れば八重桜のように花弁が沢山出てるっ!まさか、他の場所から風に乗って球根が飛んでくる訳もあるまいし、誰かが移植した気配もない! ※調べてみると、どうや…

 「森の幸」発「食卓」行!

(写真撮る。) ※山菜の王様「タラノメ」が、そろそろ時期を迎えてるという。で、「今夜はタラノメの天ぷらにするかっ」。「じゃぁ、採ってくる」と言うわけで、かねてより知ってるスポットへ車で。「そうだ、ついでに写真も撮ってこようっ」 (もいで来る。…

 一属が生き残るための多様性!

※「ここいらには8種類のヤナギがある」と、元営林署員のオヂサンは言った。「オレには全部、見分けがつく」。3年前、国道を挟んで1キロぐらい先に引っ越しちゃったので、合う機会が少なくなったが、ネコヤナギが咲き始めるといつもそれを思いだす。 ※残念な…

 天邪鬼サバイバル!

※2日〜4日前にかけて、サハリン沖の爆弾低気圧のせいで、旭川地域の道北や札幌地域の道央じゃ、雪が積もった。が、道東じゃ降雪はなかったものの南からの強風が暴れまくった。山も平地もすっかり裸木になってしまった。皆身を堅くしてるだろう…。 ※と思った…

終りの紅葉!

※今年ほど紅葉をアップロードした年は、多分ない!それほど秋が長かったということだろうか。それとも筆者のセンチメンタルだろうか?いずれにせよ今年紅葉をアップロードするのはこれが最後だろう。お疲れ様でしたと言うところだろうか?ゆっくり休んでくだ…

 「逆さ線香花火のギフト!」

※「線香花火」は夏休みと切っても切り離せない家庭の花火だが、最近その「線香花火」に大きな変化があるという。中国産に変わって国産人気が戻ってきてるというのである。ウレシイ限りだ。何しろ随分昔から、線香花火と言えば中国産に変わったような気がする…

 ミヤママタタビの、変容ありき!

※いやぁ、ここまで幻術のように変容するとは思わなかった。なに、ミヤママタタビのことである。昨年、7月8日付の拙ブログhttp://d.hatena.ne.jp/numapy/20130708#1373231611で緑とピンクのダブルトーンの葉を持つミヤママタタビの写真を掲載した。で、今年も…

 ナマケモノ!

※土曜日、1週間ぶりに雨が上がった。青空を仰ぐのは久しぶりだ。蝦夷梅雨の晴れ間。見れば紫の花が開いてる。ずっと、家に籠もりきりだったので咲いたのに気が付かなかった。さて、これはアヤメかカキツバタかハナショウブか? ※カキツバタの訳はない!ハナ…

初夏は来たけど…

※ここ連日の猛暑で、あたりのレンゲツツジが一斉に満開となった。今年も例年どおり初夏がやってきた。ウチのレンゲツツジが周辺より1歩も2歩も遅れを取るのも例年どおりである。 (お隣のレンゲツツジ。ひときわ鮮やかなオレンジ色が、心を満たしてくれる)…

イエロー・フェスタ、町は黄色に染まる!

(調べたところではレンギョウらしい。自信はないけどともかく迫力だ!) ※[白→黄緑→緑→深緑→紅→黄土色→白→黄緑…]。この循環は何を表してるでしょ〜か?お分かりになった方は、相当阿寒に詳しい自然派です。そう、阿寒における春夏秋冬…大まかな四季の色なん…

[速報!桜開花宣言]

(昨日の蕾。パンパンに膨らんでた。案の定、今朝は開花宣言と相成った) ※桜前線がついにウチにも今朝到達した。開花宣言である。釧路の開花宣言は5月16日と予想されてたから8日ほど早いことになる。もっとも、阿寒はこの時期釧路よりも最高気温は5〜10℃高い…

スターマイン!

※先日、京都・福知山の花火大会で痛ましい事故が起こったばかりだが、実は、阿寒でもいま、町をあげて花火大会の真っ最中である。でも御心配なく!阿寒の花火大会は、決して事故は起こさない。 ※というのも、阿寒の花火大会で爆発するのは、火薬じゃなく植物…

 カン違い!

※9月7日は七十二候のひとつ「白露」だった。「白露」とは野の草に宿る露が白く輝く頃。秋が始まりを告げる時期のことである。それにしても美しい言葉だ!思わず秋を満喫したくなる! ※と言う訳で、久しぶりに晴れた朝、山中を走ってみた。原野に白露ならぬ、…

 役立つ「ウドの大木!」

※移住して最初に気が付いたのは、町の人たちの会話の中に「山」が頻繁に登場してくることだった。「山ブドウ」。これは当然すぐに分った。栽培種じゃない野性ブドウのことである! ※「山親爺」も何となく分った。多分、ヒグマのことだろう。「山わさび」は、…

他人の空似!

※「あれっ??」。ステージを控えて手櫛で髪を整えようとしてるのに、鏡の中の自分は手を動かしてない!手さえ見えない!怪奇現象か?超常現象か?50年近く前の、能登での夏休みのことである。 ※数秒後にその原因が判明した。実は、覗きこんでた鏡は少し下を向…