【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「元気なのは蝶と百合だけ」

※ともかく暑い。北海道は、昨日までに40日連続真夏日を新記録を樹立。札幌はなんと今夏3日目の猛暑日を観測。ツツジは夏バテ、あまりの酷暑に桜が咲いたというニュースもありました。続く熱帯夜、80%~100%の高湿度、もはや道民も動物も瀕死状態。 (アゲ…

「ドロ喰い」

※8月15日付の道新朝刊でドキッとする見出しを見つけた。【ササが一斉に開花した】。なぜ恐ろしいのか?恐怖の理由は、SF作家半村良の「妖星伝」にある。半村は書いた。『ササの花の一斉開花は、飢饉、やがては人類滅亡の不吉な前触れ』だ。 (写真はクマザサ…

「人の不幸は蜜の味」

※早朝7:00、電話が鳴った。岩さんからだった。「起こしちゃ悪いと思って、トウキビ、玄関前に置いておいたから」。玄関を開けると、朝採りのトウモロコシとトマトが置いてある。「ピュアホワイトだ」。彼は今年、ホワイトコーンを育ててる。 (白い宝石・・…

「招待客は、危険生物」

※フッと気になることがあった。庇を見上げてみると案の定、去年と同じ場所に小さな盛り上がりが見える。「スズメバチが去年と同じ場所に巣を作り始めた」。早速、業者に連絡すると「高圧洗浄水で壊せないか?」と言う。検討の結果、ムリだと分かった。 (危…

「おやつ」

※暑いっ。ここんところ、阿寒でも猛暑日に近い日々が続く。しかも、信じられないことにこの気温、あと1週間は続きそうなのである。かつては、「夏は暑いほうがいい」と豪語してた自分だが、カラダが北海道仕様になってしまったのか、青息吐息だ。 (クルルも…

「ク、クマが来たっ!」

※ソイツは突然出現した。噂には聞いてたけど目にしたのは初めてだ。「カメラ、カメラっ!」。慌ててレンズを向けるが、木の枝が邪魔して上手く撮れない!玄関ドアをそっと開ける。逃げないだろうか。が、心配は無用だった。人間を恐れる様子はないっ。 (最…

「【共存】か?【共生】か?」

※信州小布施から帰寒して早くも2週間、驚いたのは連日報道される羆のニュースの多さだ。今年は特に多い。自分はまだ出会ったことはないが、思い返せば故郷小布施じゃ2回、出会ったことがあった。阿寒に生息する羆じゃなく、月の輪熊である。 (まだバンビ…

「嗚呼、ミスター『ミス』」

※瞬きしたら一週間が経ってた。まるで浦島太郎みたいな話だ。だが、その瞬きの間様々なことが起きた。義兄の胸部圧迫骨折、キリスト教精神を経営理念に掲げる「サンクゼール」での豪華ランチ、横浜在住従弟夫妻を加えた宴会。小学校同級生(交友歴72年)との…

「”絆ホルモン”の功罪」

※夏至が過ぎた。これからは日毎に陽が短くなっていく。が、キタキツネの子たちはいまが遊び盛り。毎日が発見の連続だ。きょうだいでじゃれ合いながら「絆」を確かめあってる。この「絆」確かめ合い行動を起こさせるのが、最近話題の「絆ホルモン」だ。 (中…

「光合成は植物だけのものか?」

※答えは明快。YESだ。が、より広義に言えばNOだ。言うまでもなく『「光合成」は、葉緑素を持つ生物が光エネルギーを用いて炭水化物を合成すること』だ。だとしたら人間だって、猫だって、葉緑素を持たないだけで、光に依存して活動してるじゃないか? (例年…

「Black Thursday Shock!」

※先週の木曜日は闇夜だった。上の写真はその闇を撮影したものだ。自分の心の風景でもある。「ウクライナの大規模反転攻勢」はどうやら跳ね返されたらしい。それがイチバンの理由だが、カホフカダム決壊(自分はロシアの仕業と断定してる)も理由のひとつだ。…

「藤、三つ咲いた!」

(一つめは、ウチの山藤。二つめ、三つめは「藤井聡太君」「藤井荘」のダブル「フジイソウ」) ※池上彰は全国紙を殆ど取ってるという。「コラム中心に目を通しますが、書出しで何を言いたいコラムなのか、を予想するのが好きです。予想通りだと嬉しい!予想…

「倹約と、節約と」

(今年もタイツリソウが咲いてくれた。ありがたや) ※貧乏だった。「倹約しなさい」が母親の口癖だった。そりゃそうだ。疎開先で結核の夫と二人の子を抱え、夫の希望退職金だけで生活してたんだから、貧乏は当たり前だ。が、不思議と我が家が貧乏だとは思わ…

「感字」

※それにしても日本語はよくできてるな~、と思う。「漢字」を「感字」と置き換えたいくらいだ。例えば「薫風」。広辞苑で「かおる」を引けば「薫る・香る・馨る」の3文字が。『よいにおいが漂う。におう。つややかな美しさ』とある。それを風が運ぶ。 (シ…

「“A愛”になるのか、”A哀”になるのか」

※ここんところ「ChatGPT」(「○○を教えて」と頼むと、即座に答えてくれるAI型のソフトのこと)が姦しい。大学生の論文や自治体や企業の書類整理など、活躍の場は無限だという。横須賀市の実験では、開催イベントのキャッチフレーズを数秒で30案、提示したそ…

「生き急ぎ過ぎてない?」

※まさかウチのエゾヤマザクラが、ここまで生き急いでるとは思わなかった。ま、他所では朝「開花宣言」が出てその日のうちに「満開宣言」となったことは聞いてたけど、まさかウチのエゾヤマザクラがねぇ・・。記録を追ってみた。 (5月1日。まだ蕾だが今に…

「白茶緑紅茶地帯」

(紫蝦夷ツツジが咲き始めた。福寿草の後にやってくる第2の春の使者だ) ※この文字の並びを「道東の季節」、と読み取った人は流石だ。地付き娘のミーちゃんは言った。「ここいら辺は色で季節を分けられるのよね」。つまり辺り一面真っ白の新年→雪解け後の枯…

「プーチンの脳内地図」

(ウクライナ侵攻以来1年2か月。フクジュソウの領土拡大「福坊主」なら大歓迎だ。) ※河野克俊(自衛隊元幕僚総長)は発言した。『プーチンにとってウクライナはロシアの一地方です。だから「ウクライナ戦争」は戦争じゃない。「特別軍事作戦」と呼ぶ。つまり…

「視界不良」

※先週は散々な週だった。まずは道新の見出し。『3月道内異例の高温』~平均気温最高 平年比3.5℃上昇~ 「札幌管区気象台によると、道内の平均気温は平年に比べ3.5℃高く、1964年の統計開始以来、最も暖かかった」。確かにそうだったよなぁ。 (お陰さまで赤ち…

「人生100年時代の『時短』」

※「男と女は違う時間を生きている」シンチャンは言った(いま言ったら性差別として炎上間違いなしだ)。が、実際には男と女どころか教師と生徒、ビジネスマンと社長、政治家とアスリート・・さらには動物同士や植物同士さえも「違う時間を生きている」 (ア…

「『ロシア=冥王星』」

※誰もが口に出して覚えてことだろう。「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」。言わずもがな、太陽系の惑星の呼び名と順列だ。だが、いつの間にか(実は2006年)「冥」は消えてしまった。惑星じゃなく「準惑星」に位置付けられたのだ。 (クーちゃん、そこは…

「小説・世界野球選手権大会(WBC)」

(半世紀使ってる野球老人のグローブ) ※「全米プロ野球NO.1を決める優勝決定戦が、なぜ『ワールドシリーズ(世界戦)』なんだ!野球をやってる国はアメリカだけじゃない!ゴーマン中華思想もいい所だ・・」で、思いついたのが、あらゆる国が参加して本物の…

「この世の春は?」

(2km程離れた牧場。この写真を見れば「はるになる」が正解だ) ※四半世紀ほど前の小学校の試験問題。「雪が解けたら何になりますか?」。ある生徒は「はるになる」と答えた。結果は×。正解は「みずになる」。現在は両方とも〇だそうだが、いかにも多様性を…

「御神渡りを経て、ついに雨」

※3月10日。約4か月半ぶりに雨が降った。なんと去年の11月末以来の雨だ。まだ雪解川が岸を削って流れる程じゃないが、春は着実に兆してる。振り返れば、あっちゃんが「阿寒湖の御神渡り」写真を送ってくれてからも3か月。皆、凍りによく耐えた。 (フロントガ…

「啓蟄」

※この文字を見ると常に思い出す句がある。 『・啓蟄に引く虫偏の文字のゐるはゐるは(上田千石)』 いつもながら素晴らしい俳句だなぁ、と思う。「冬籠りの虫が地中から這い出る」意味の春の季語「啓蟄」を、見事に漢字にアレンジ!蠢きと言い、ざわつきと言…

「369日目の朝」

(出口の見えないウクライナ戦争同様、まだ春は遠い) ※2月24日。メディアは、ロシアの残虐なウクライナ侵攻を大量の映像とともに振り返った。改めて、ロシアの不当な侵攻に胸が痛む。そしてゼレンスキーの演説は、被侵攻国の当事者しか語れない感動的な演説…

「利き手と性格」

※たいていの人間には利き手がある。世界の人口の90%近くは右利き。10~13%が左利きだという。しかも男の左利きは女の3倍近く多いのだそうだ。では、動物の場合は?それが、最近、色々な研究からあらゆる哺乳類にあることが分かってきたのだという。 (クル…

「コロナはどこへ行った」

※その昔、世界を席巻したフォークソングの名曲があった。♪Where Have All the Flowers gone?♪(花はどこへ行った)という曲だ。ピーター・ポール&マリーやジョーンバエズなど、様々な歌手が反戦歌として歌って世界中で大ヒットした。 ※実は、この名曲はウク…

「ダウン、ともかく寝る!」

※忙しない一週間だった。 ※義弟、心タンポナーデ(心臓爆発)・ショック死、遺体引き取り準備(泊)、大寒波・暴風雪、ホワイトアウト、除雪、仮通夜、通夜(葬儀場泊)、告別式、火葬、前倒し法要、祭壇設置、夕刻帰宅帰宅‥‥ダウン。・・・喪主の疲労と亭主…

「NOサンキューとサンキュー」

※列島を10年に一度と言われる強力寒波が襲ってる。北海道は勿論のこと、本州日本海側、九州、四国、沖縄までも降雪があったという。高速道路はホワイトアウトで大渋滞、列車も数時間に及ぶ立ち往生があった。いやはやこの暴力冬将軍にはお手上げだ。 (最高…