【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 オバマVS麻生

20日の夜、ヘロヘロで帰寒した。掲出した写真が、何の写真かお分かりになるだろうか?えッ、分子の電子顕微鏡写真?いやいや、実はアスファルトに張り付いた氷の結晶だ。
何だか自分のカラダとココロの中を見るようだ。
今回の上京は多忙だった。10日間の出張だったが、途中、郷里小布施へ結婚式で3日間。
帰路、学生時代のバンド仲間宅へ1日。何だかジプシーのような、ホームレスのような、落ち着かぬ日々だった。やはり、人間には 安心して眠れる場所が必要だ。だが、寝る場所は確保できても眠れぬ日もある。
20日はまさしく眠れぬ、いや眠りたくない一夜だった。オバマ米新大統領の就任演説を聴かなきゃならぬ!歴史に立ち会わねばならぬ!午前1時、特別報道番組は始まった。
スゴイ!映像はいきなり200万人という群集の振る小旗を捉えた。
色つきの、雲霞の様な大群と言うのはまさしくこのことである。アメリカ史上初の黒人大統領の誕生とは言え、これほど熱狂的に迎えられた大統領は殆どいないんじゃないか?まさに歴史の転換点、希望と新しい光の降臨を共有したいとする願いだったと言っていい。
つい3ヶ月前、我が日本が新しい総理大臣麻生太郎を迎えた時、日本人はどんなことを思ってたろう。

アメリカは厳しい冬の時代の中にも、春を見ようとしている。日本じゃどうか?麻生自民VS小沢民主の不毛の権力闘争によって、このまま凍て付いちゃうんじゃなかろうか?
酷寒地、阿寒の植物達だって、あと何ヶ月先の春を見通し始めたと言うのに・・・。