【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 赤と白の間で。

※「白、黄土色、緑、赤、そしてまた白…。それが、北海道の4色だよ」。そう教えてくれた友人がいる。四季の色なんだそうだ。実にシンプルで感心した記憶がある。

20日、釧路では平年より3週間早く初雪が舞った。その意味では今は「赤と白」の間の時期といっていいだろうか、モミジが今年最後の命を燃やしてる。
※20年前故人となった大親友が「ひと月のうちにお大尽と乞食の両方を味わう!」、と一晩で給料を使い果たしたことがある。「そうすれば、真ん中の庶民の暮らしが分かるっ!」


(写真左10月20日。右10月23日。定点ポイント14:00撮影。変化は思ったより少ない)
※その後は、給料を何か月も会社から前借することになったが、確かに「天国と地獄」を味わったようだ。「けど、いい経験だった。金持ちと貧乏の両方の気持ちが分った!」
※紅葉と初雪。その間に四季のすべてが含まれるとすれば、今は北海道をイチバン堪能できる季節なのかもしれない。忍び寄る冬将軍に慄きながら、いまだけを愉しむ。

※ふと、「南スーダンに新しい任務を賦与されて派遣されだろう自衛隊員はいま何を思ってるだろう」と思った。モミジは日に日に色濃く染まっている。

★昨日の降霜と強風でこのモミジの木は、葉の殆どが吹き飛ばされて裸木となった。冬将軍はいきなりやってきた。“日本冬の時代”への入り口とダブって見えて仕方ないッ!