【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

『未曽有』『想定外』の秋!


(ハマナスの実が色づいてきた秋でもある)
※10日ほど前、「今年の秋は?」と言うバラエティ番組があった。「スポーツの秋」「読書の秋」「食欲の秋」…さて、あなたの秋は?というわけだ。自分は「寒い秋」と答えた。

(山ウドの実。まるでスターマインだ)
※が、今同じ質問をされれば『未曽有・想定外の秋』、と答えるだろう。何しろこの1週間は酷かった。台風21号、胆振(いぶり)東部地震、ブラックアウト…まさに『未曽有』だ。
関空や札幌の台風被害が刻々と報じられる中、北海道が揺れた。厚真町震度7。阿寒でも震度4。土砂崩れ、犠牲者41人。さらに全道停電となる『未曽有』のブラックアウト。

胆振東部地震を報じる道新紙面)

(TV番組表に穴が開くのは3.11東日本大震災以来だ)
※牛乳や農作物は出荷できず、サンマも水揚げができない。コンビニやスーパーの食料、日常生活用品はカラッポ、スマホの充電に右往左往する人々、ガススタンドに並ぶ長蛇の列…。

※そりゃそうだ。何しろインフラの80%近くを我々は何らかのカタチで電気に依拠してきたわけだ。体験者になって改めて気づかされる。が、物凄く重要な二つのことにも気がついた!

(ウバユリも不気味な感じがする)

※【一極集中はアブナイっ!】【過去の経験は役に立たない!】の二点だ。東京一極集中もアブナイし、アベ一極集中もアブナイ!天変地異では、過去の経験が邪魔になることさえある。

自民党員の諸君、自民党国会議員の諸君、少なくともここまではイマジネーションを働かせていただきたい。アベ一極集中は、その先ブラックアウトの可能性が十分なんだからっ!

※そう言えば、かつて『未曽有』を“みぞゆう”と読んだ『未曽有』のバカ大臣がいた。が、最近の天変地異はまさに『みぞゆう』が“あたりまえ”になりつつある。なんと皮肉なことかっ!

外来種セイタカアワダチソウの群落。秋の菜の花畑だ)

胆振地方の余震(最近は余震と言わないらしい)は、まだまだ続いてる。熊本地震と同じだ。また、北電の供給電力はギリギリで計画停電も検討されてる。日常はいつ戻るのか?

★犠牲になられた遺族の方々に心からのお悔みを申し上げます。また不眠不休で停電復旧に尽力していただいた方々にも、感謝申し上げます。そしてご心配下さった数々の友人にも感謝!

★それと同時に、ラジオの音と小さな懐中電灯の光が不安を和らげてくれたことにも感謝!
停電中、星空の凄絶さには感動しました。縄文人たちはああいう星空を見てたんだろうなぁ。