【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 オリジナル曲「タピラスソング」!

アキグミの実がはちきれんばかりに膨らんでる。
懐かしい!子供時代に、もいではよく食べた。甘酸っぱさが刺激的だった。ほろ苦さもあった。「赤ずきんちゃん」や「グリム童話」をイメージしたりもした。いつも自然と共にあった子供時代の思い出のひとコマである。
いまの子供たちに、こうした自然とじっくり付き合うシーンがあるだろうか?

実は8ヶ月前、「タピラス」というカワイイ動物キャラクター達に出会った。人間の夢を食べるという、架空の動物「獏」(ばく)を、楽しいイラストで描いたものだ。
出会った場所は、NPO法人PTPL」のホームページ。沢山のタピラス達がチョッキを着たり、リボンをつけて元気に踊ってた。
「カワイイなぁ!これを見たら姪っ子の子ども達は喜ぶだろうなあ」。見とれていると突然、タピラス達の声が聞こえた。ボクラの「おはなし」聞いてよ!ボクラのことを広めてよ!
嬉しいことにガールフレンドがヒントをくれた。「タピラスソングつくってみれば?」「そうだ、そうしよう!」
暫くタピラスたちの「おはなし」を聞いてるうちに、♪タン、タン、タピラス〜、タピラスのゆ〜め♪という最初のメロディが頭の中に、それこそまったく意識せずに流れ込んできた。まさに、「タピラスソング」が天から降りてきたのだ!
結果的には、Youtubeに投稿することになった。モチロン初体験、しかも初めてこさえたキッズソングだ。果たして子ども達は口ずさんでくれるだろうか、少々不安でもある。

NPO法人PTPLは“人と人、人と自然のコミュニケーション”をめざして活動している。理事長の勝田氏は「人間の幸せを中心に据える新しい価値観を提唱したいと考えました」と語る。「それは“ともいき”という生活の価値観です。
”ともいき”とは、祖先とともに生き、人と共に生き、自然と共に生き、地域と共に生きる、という考え方、生き方のことです」

PTPLが管理する「タピラス」村は、その活動の一環だ。母と子、あるいは祖父母と子供のためのインターネット創作童話。
誰もがはじめて出会う「ゆめのおはなし」だ。「おはなし」の中では、「タピラス村」の住人達が、よい夢を大きく広げ、悪い夢(ニンゲンのさかしまな考え)をムシャムシャ食べてくれてる。
最近、日本人が失い始めてる良い風習やマナー、生き方を子供たちに楽しく、易しく伝えようと大活躍するタピラス達・・・。昨今、なかなかのサイトだと思う。
さあ、youtubeのタピラスソングに乗って「タピラス村」へ、タピラスの「おはなし」を聞きにハイキングに出かけてみませんか?
ヒョッとしたら、タピラスは誰のココロの中にも住んでる。「タピラス村」は誰のココロの中にもありそうだ。そんなことに気付くかもしれない。
「TVゲームもいいけど、花や、チョウチョにも興味を示す子、他人にとっても優しい子。そんな子に育てばいいなあ」。そうした思いが湧きあがってくるかもしれません。
夏休みももうすぐお終い。今年の夏休みの締めくくりに、子供たちにいい夢のプレゼントはいかが?

尚、東京都多摩動物園にはホンモノの「マレーバク」が飼育されてます。子供たちを連れてホンモノを見に行くのもいいですね。