【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

新記録、また新記録!

それは年明けの暖かい1日から始まった。
「今年の冬は暖かいねぇ」こんな挨拶が飛び交い始めたのである。暖かい日は何日も続いた。
日本気象協会北海道支社によると、釧路の1月の平均気温は1910年の観測開始以来もっとも高い気温になった。(と言っても−2.1℃だ、寒いことには変わりはなく、2月に入ると大雪が続いた)4月にも雪が随分ちらついた。
6月には今度は長雨に悩まされる。7月にはまたもや観測史上稀な少日照時間を記録、平年の3倍もの降雨量を観測する有様だった。勿論強風も随分多かった。

裏の林では、ハコヤナギの枝が吹き飛ばされて、大地に突き刺さったりした。まさに記録ずくめだ。
あまりの天候不順に、全滅したミディトマトが心身コントロールを失い、再発芽、今頃になって実り始めたりしてる。一体今年はどうなってんだ。これはエルニーニョの影響なのか、地球の自然サイクルなのか、それとも温暖化の影響なのか?
2日と続かない晴天を嘆きながら、夕刊を取りに出た。すると、一面トップに輝かしい新記録が載っていた。
イチロー9年連続200安打』108年ぶり記録更新!
何と、今回の衆院選で記録的な勝利を収めた鳩山民主党の組閣関連記事よりも遥かに大きい。
「記録達成して一塁塁上での気持ちは?」という質問に、彼は「開放された。人(キーラーの記録)との戦いに終わりを迎えたと」「これからは自分と向き合うようになり、ちょっと楽になった」などと淡々と答えてた。
まさに、次の新記録を目指してると言う受け答えだ。
まあ、いろいろな記録は抜かれるためにあるようなものだから、新記録を達成することは素晴らしい!だが、気象上の新記録だけはあまり歓迎したくない、と思う。