【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

自然の脅威と自然の恵み!

猛暑日やら夏日やらが続いてる。暑さに誘われて初めてウチから30kmほど山奥のシュンクシタカラ湖に出かけた。
クマの巣だと脅されて、いままで一人では行けなかった。実はシュンクシタカラ湖は、もともとあった湖じゃなく、沢が倒木や土砂でせき止められて自然に小さな湖になったという。
さすがにこの季節、釣り人達がボートでニジマス釣りをしていた。クマへの恐怖よりも釣りの欲が勝ったようである。
湖畔で自然の脅威を目の当たりにした。
写真の、黒く刻まれた縦の筋は厳寒期に立ち割れした傷だという。あまりの寒さに樹液が凍りついて、立ち木を内側から割ったのだそうだ。割れた瞬間の呻きが聞こえるようである。
過酷な自然、樹木でさえも傷つきながら、それでも果敢に生きていかざるを得ない・・。改めて自然というものの半端じゃない凄さである。
だが、帰り道では自然の恵みも目にした。タモノキに生えるキノコ「タモギダケ」である。
いかにも柔らかそうな黄色のキノコは、味噌汁に入れると絶品だそうだ。残念ながら樹高7mほどのところに生えていて、穫ることはできない。代わりに写真を撮った。
考えれば自然はあるがままである。生きとし生けるものは、自然の脅威と恵みの中でチエを使いながら必死で生きてる。
う〜ん、生きるのが辛いことなのは、当たり前なのかもしれない。