【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

冬至かぼちゃ!

皆既月食が終わると22日は冬至だった。冬至はご存知のとおり一年でイチバン夜が長い日だ。ウチでは柚子湯をしたことはないが、カボチャは食べる。

この日、釧路は日の出が6:50。日の入りが15:51。つまり14時間59分が夜、だった。今日が一年でイチバン夜の長い日かぁ・・。チョッとだけ感慨深い。明日からは「一陽来復」だ!
ところが、である。翌日の日の出時刻を見たら、冬至より1分遅い。日の入りも1分遅い!チョッと待てよ、冬至はカレンダーどおりじゃないんだ!
じゃぁ、地域のホントの冬至はいつなのか?「今年はこの辺りのホントの冬至にカボチャを食べる!」それもひとつの見識だろう・・。
ところがその夜、大雪が降る。翌朝、朝から雪掻き!3時間半で終了したものの身体はボロボロ。すぐに就寝。さらに不都合なことに、翌朝には雪が氷になっちゃった。
ここまで来ると好奇心は薄れる。地域冬至じゃなくていい。カボチャ食べちゃおう。で、頂き物のカボチャを美味しくいただくことにした。
ところで、なぜ冬至にカボチャを食べる慣わしになったんだろう?そこには江戸時代の生活のチエが絡んでるのだという。と言うのも、カボチャはカンボジア経由で移入された保存の利く野菜。保存技術のなかった当時、庶民は冬季のビタミンC不足を補充できる野菜としてカボチャに目をつけた。
そこから無病息災、金運などを願って二十四節季のひとつの慣わしとして定着した、とものの本には書いてあった。

ただし、この当時は中南米産のカボチャ。それが日本カボチャとされた。特徴は黒っぽくて谷が深いことにある。
写真のカボチャは、どうやら日本カボチャじゃないようだ。近代、市場を席巻してるアフリカ原産の西洋カボチャらしい。栗の実のようにホクホクしてて、カロチンが身体に沁みこんでくる。身体にいいに違いない!
「それはよかったね、ところで釧路辺りのホントの冬至は何時?」だって?う〜ん、調べてないんだよな〜・・・。