【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 春告鳥!

▼二、三日前から家の周りで終日、ウグイスの鳴き声が聞こえる。まだ、滑らかな啼きかたじゃないが、さすが春告鳥だ。透き通った声が五臓六腑に染み込んでくる。

▼かつて京の公家たちは、関東の田舎ぶりを「東国のウグイスは訛って啼く、オホホッ!」と馬鹿にしたらしいが、当地のウグイスも北海道弁なんだろうか?啼き声を聞くたびに♪法〜、法華経、帰郷!帰郷!♪なんて文字が頭の中をよぎったりして、これは「小学生時代の漫画の読み過ぎだ」、それにしても「昔のギャグはおっとりしてたなぁ…」
▼面白い事に気がついた。ウグイスが一声啼くたびに、周辺の景色と色合いが変わる!まるで絵具で色付けするように周辺の乾いた風景が艶やかになるのである。「音色」とは、辺りに生命力とみずみずしさを施すものなのかもしれない…。
▼ハコヤナギの高所を忙しなく動き回るウグイスに、カメラは着いていけなかった。クヤシイ!代わりに、阿寒湖畔で撮ったミズバショウをアップロードすることにした。ここにウグイスの鳴き声が響き渡れば、完璧なんだけどなぁ…。