【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「予想」は、ヨソウ!

▼東北地方に梅雨明け宣言が出された途端、阿寒も夏になった。この2〜3日、牧草が日に2cmは伸びてるような感じがする。毎年咲くカサブランカも突如として蕾が膨らみ、爆発した。となれば、ミヤマアゲハやキアゲハが蝶の舞を楽しませてくれる時期だ。だが、今年はまだ一頭も目にしていない。

(ホンの2日で蕾から一気に開花した。今年は黄色いカサブランカも咲いている)
▼写真データを見てたら一昨年、最初に蝶々の訪問があったのは、6月26日だった。まだアヤメの頃、レンゲツツジに群がっていた。この年は阿寒でも35℃超の猛暑日を記録している。全国観測拠点でも一番暑い日だった。
▼ところが、昨年最初にミヤマカラスアゲハに出会ったのは8月8日、09年に至っては8月21日である。ま、ウチへの訪問が遅かっただけ、ということを除いても、改めて自然界のゆらぎや振幅の大きさに驚く。

(一昨年6月26日、レンゲツツジの花蜜に我を忘れるミヤマカラスアゲハ。今年はまだ見ていない)
▼北海道の3カ月気象予報、札幌管区気象台によると今年の8月は例年より暑めだという。暑いのは個人的には大歓迎だが、「ほくでん」から7%節電を迫られてる酪農関係者や漁業加工業者、さらには交通、商業など電気の使用と切っても切れない企業の人々にとっては頭の痛い話だろう。
▼もっとも、最近は確率が極めて高い気象予報だが、先日のゲリラ豪雨もあったことだ。ぶれる可能性は大きくある。だって、「ヨソウ」を反対から読めば「ウソヨ」になるじゃないか。「…フザケルてる場合じゃない!そんなの気休めにもならない!」。スミマセン、ま、それはそうなんですが…。