【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 アームチェア茸狩り!

▼たった1週間で季節は随分進んだ。東京から帰寒したら、明らかに晩秋。最低気温も3.5℃まで下がってる。前日の東京の最低気温が17℃だから、実に13.5℃の温度差である。

(例年8月下旬には出るハナイグチ(ラクヨウ)。みそ汁の具に最適、大根おろしと合わせても秀)
▼実は上京する前日、今年の茸シーズンの到来の疑問が解消した!「今年のキノコはアシが遅い!これからが最盛期なんだ!帰寒したら、真っ先に茸狩りに出かけよう!」
▼だが……、残念ながら帰寒しても望みは叶わなかった。実は、上京した日に宿泊先の又従兄の家で階段を踏み外し、右足首を捻挫、小指を骨折(多分)したのである。東京では一週間、跋をひきながら歩いてた。野山なんか歩けるワケがないんである。痛みよりはるかに勝るその口惜しさを、想像いただけるだろうか?

(ナメコに似た味、アミタケ。信州小布施では採ってくると母親が喜んだ。今は殆ど出ないという)
▼英語に「アームチェア・フィッシィング」という言葉がある。釣り好きは釣に行けない時どうするか?彼は、籐椅子に座って魚の写真や図鑑を見ながら釣行や釣果を想像する…。まぁ、言ってみれば、釣行の代償行為のことである。

(ハナイグチとアミタケが合体したようなアミハナイグチ。北海道独特のキノコか?今回初めて収穫!)
▼で、それを真似て、「アームチェア茸狩り」をすることにした。上京前日、撮り込んだキノコは、12種類。大収穫である。今回はその中から、とっても好きなキノコだけを アップロードした。ズキズキする痛みを抱えながら、目はワクワクしながら野山のキノコを愛でてる…。いやはや、である。