【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「60兆個」と「100万の化学工場」

▼標題の数字をご覧になって、ハハーンと思う方も多いだろう。そう、「60兆個」は人間のカラダの細胞数。「100万の化学工場」は、細胞たちがカラダの中で造り出す涙や唾、胃液やホルモンなど膨大な化学反応機能のことである。

(赤くなるのは成長ホルモンのせい?それとも細胞が壊死のせい?どんな化学工場があるんだろう…)
▼では樹木は、どうなってるのか?毎年、紅葉の季節になると、何時もそれを思い出す。「植物だって膨大な細胞数と化学工場を抱えてる筈だ」。だけど、植物の細胞と化学工場については、研究者があまり多くないようだ。金にはならんからなぁ…。
▼ま、難しい話はさておき、遅まきながら今年も紅葉が始まった。皆は今年の紅葉は遅くて長いぞ、と言う。が、一方じゃ連日、降霜と氷点下。例年に比べると、秋は極端に短かいような気がする。

(紅葉の葉の一方で、まだ緑の葉も…。白樺が妙に色白だ)
▼「急に寒くなると、紅葉は一段と美しくなる」というのが定説だが、それもどうかなぁ。去年のほうがキレイだった。一体、今年は樹木の中で何が起こってるのか?
▼詳しく知ってみたいと思うのだが、あと2週間もすれば冬が来る。この件は、来年まで先送りになりそうだ。どこかの国の政治みたいに…。