【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 「イノチ」の軽重!

▼かつて、こんなに「命」が大切にされる時代はなかった!だが同時に、「命」がこんなに粗末にされる時代もなかった!現代は、そんな「命」の「タテ・ホコ(矛盾)」時代かもしれない。

(人間界には関係なく「命」の芽生えは準備されてる。関係するのは宇宙の運航だけだ)
▼毎朝新聞を開けば、健康や介護、育児など「命」の重さが讃えられる一方で、殺人、暴行死、自殺、内戦による膨大な犠牲者…まるでゴミのように軽い「命」が紙面を覆う。
▼「人の命は地球より重い」の名言から36年、とても地球より重いとは思えない人の命…。その証拠に、「命の見張り」や「命見守り隊」のかけ声をよそに、孤独死孤立死は増える一方だ。
▼「命」を和英辞典でひいたら、『life』のほかに、『animate』という言葉が出てきた。英和辞典で確認すると『生命のある物』という訳を見つけた。これだ!

(今年はまだチェックに行ってないが、一昨年の1月20日、「生命」はすでに春の鼓動に溢れてた)
▼これからは「イノチ」という漢字、「命」じゃなく『生命』を使うことにしよう。この生物学的『生命』なら、生きとし生けるもの全てを含む。地球的、いや宇宙的にまで広がりをもたせることもできる。
▼そうだ、国語審議会に働きかけてみる手もあるナ。もし、議論になればパソコンメーカーもフォントに組み入れることが検討されるだろう。ただなぁ、高校生の様々な理由による自殺…。「命」の軽重問題解消には繋がらんのだろうなぁ、残念ながら…。