【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

ご注文は、“アベノミックス”?

※壁に一枚の色紙がある。中に短歌が書かれてる。「政局を手段選ばず天下取り 我が一票は如何に献げん 順子」順ちゃんの一首だ。昨年民主党解散総選挙に持ち込んだ時の短歌だろうか?
※思わぬ場所で思わぬ骨太の一首に出会い、虚を突かれた。順ちゃんは、新聞を隅から隅まで読む極めて好奇心の強い女丈夫。政治にも極めて関心が強かったが、この色紙には驚いた。

(去年の今頃、阿寒湖畔じゃ水芭蕉が仏を抱いて湿原に鎮座していた。今年はどうだろうか?)
※順ちゃんが投票を躊躇した総選挙、勝利した自民党が心配だ。ことに党を率いる安倍首相が最近、天狗になってないか?確かに鳴り物入りでぶち上げたアベノミクスはタナボタ効果で円安、株高が到来したのは事実だが、かと言って成長軌道に乗った訳じゃない。
※なのに予算委員会では「負けたやつは黙っておれ」的ゴーマンな発言を繰り返し、また海外に対しては敢えて摩擦係数を高める言動を繰り返す。ひょっとしたら、我々はとんでもない奴を首相に選んでしまったんじゃないか・・・

(今年もヒヨドリは騒いでいるに違いない。友人から道東も遅まきながら春が来たとの知らせがあった)
※もう一枚、順ちゃんの色紙があった。「贈られし力なき手の尊き写経 米寿の師への熱きおもひが」。こちらは剛直な前の一首と違って、感性を感じさせる短歌だ。少なくとも今から20年は前の作だろう。・・・アベちゃん!この短歌のように貴殿には、タカだけじゃなくハトにもなって欲しいんですよ、我々は・・・。柔軟になって欲しいんですよ、我々は・・・。
参院選や96条、9条改正もさることながら、将来、幸せに生きられる国のかたちを示してもらえませんかねぇ・・・。吉本興業の若手芸人に『お好み焼き屋でで「ご注文は?」・・・「え〜と、売れない“アベノミックス・・・”』なんて茶化されないようお願いしますよ。