【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

[釧路湿原美術館第2弾!]

※「湿原の画家」故佐々木栄松(ささきえいしょう)は、釣り人でもあった。湿原に棲息する幻の魚「イトウ」や、生命を繋ぐために遡上する鮭などを追い、湿原が育む生命のエネルギーをカンバスに活写した。

(「終わりの鮭」。1986〜1988。タイトル通り鮭の最期の姿である)
※北海道では、産卵を終え生命を燃やし尽くしてボロボロになった鮭のことを「ホッチャレ」という。「放ってやれ」、つまり「役立たず」と言う意味なんだろう…。その「ホッチャレ」を栄松はカンバスに写しとった。
※「終わりの鮭」というタイトルの画を見てきた80歳のバアチャンは、コーフン気味に言った。「ホッチャレなのに、目が生きてるのさ!初めてだね、あんな画。ワタシラ、元気もらえるわさ!」…。湿原に新しい風が吹き始めた。

★前回7月8日付の♪この葉ナンの葉気になる葉〜♪に対し、かつての同僚宮嶋君が「ミヤママタタビ」と教えてくれました。その通りでした。実に面白い木の葉で、いつか取り上げてみたいと思います。宮嶋君、いつもありがとう!今後ともよろしくお願いします。

★当パソコンも喜寿を迎えました。本日、“健診”に出します。多分、次回アップロードには間に合うとは思いますが、何しろ高齢者なものですから…。そろそろ買い替えの時期だと判断されるかもしれません。やれやれ…。