【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

“害来種”!

※これが本州の、しかも、春ならば、菜の花畑と言っていいだろう。だが、♪いまは〜もう秋〜♪、しかも、撮影現場は北海道の阿寒町である。菜の花畑である筈がない!では「わが世の秋を謳歌する」この黄色い花の正体は…?

※実は、日本の花じゃない!北アメリカ原産の帰化植物セイタカアワダチソウ。キク科の多年草。明治末期に観賞用として導入されるや否や、根から他の植物の成長を阻害する化学物質(アレロパシー)を出し瞬く間に列島を席巻した。
※黄色の花は、菜の花やタンポポなど、春に多いと思われがちだが意外に秋にも多い。それも“外来種”と呼ばれる帰化植物に多いようだ。セイヨウタンポポもそうだし(これは春だが)、オオハンゴンソウもそうだ。

※“外来種”は、領土を侵略するように在来種を駆逐していく傾向がある。日本の在来種もアメリカで同じように暴走してるケースがあるという。こうなると当該地にとっては“外来種”ならぬ“害来種”となる。
※シリアを巡る国際社会が紛糾してる。アメリカとロシアの主導権争いの果てに、G20は何の方向性も見出せずに終了した。どうやら、化学兵器らしきものが使われたのは事実のようである。軍事介入か、それとも政治的解決か。

(背丈2mに達するものも…。厄介者だが解毒などの薬効も。お茶や入浴剤に。要は利用のチエだ!)
※事態は混とんとしてる。アサド政権も反政府勢力もアメリカ陣営もロシア陣営も、アレロパシーだらけである。さて、日本はどうするのか?少なくとも大半のシリア国民にとって“害来種”となることだけは避けねばならぬ!