【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

北海道弁!

※『国境のなまら長いトンネル抜けたら雪国だったんだわ。闇夜だっちゅうのに辺りは白いんだわ(なしてって、雪積もってるからだべさ)信号所に汽車さ止まったら、あっぺ側の座席から、めんこい娘が立ってきて、島村さんの前のガラス窓下ろしたんだわ。したら、雪のしゃっこい風がはいってきたもんね。』(後略)
※この書き出しは、かの有名な川端康成の「雪国」を北海道弁で対訳したものだ。西本伸顕著『笑説 これが北海道弁だべさ』(北海道新聞社刊)。あまりに面白かったので、思わず引用してしまった。

※帯にはこんな手書き文字の推薦文が書かれていた。『寒気に打ち勝つこのユーモア!人を喰ったるこの創意!荒野百年の暮らしが産み落とした北海道方言、ここにあり! 倉本 聰』
※帯の裏にはもうひとつ。『な〜んも、オレなんかいっつも標準語だべさ。なしてそったらこと言うのよ。はんかくさいんでないの?』
※いやぁ、参った!北海道をこよなく愛す筆者の気持がズシンと伝わってくる。確かにこんな風に話してるなぁ、普段…。何だかウレシイような、こそばゆいような…。でも、こういう方言が郷土愛の素かもしれない。
※が、これらの方言を分ってはいても1ミリも使えない自分に気づくとスー、スー、隙間風が抜ける。何年経ってもエトランゼかぁ…。そういえば母親は疎開先の信州小布施で45年間ず〜っとエトランゼだった。う〜む…。

★蝸牛さん、書き込みありがとうございました。「ラッキョウ風ぺコロス漬け」熟成中です。アップ、お楽しみに!