【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

[速報!桜開花宣言]


(昨日の蕾。パンパンに膨らんでた。案の定、今朝は開花宣言と相成った)
桜前線がついにウチにも今朝到達した。開花宣言である。釧路の開花宣言は5月16日と予想されてたから8日ほど早いことになる。もっとも、阿寒はこの時期釧路よりも最高気温は5〜10℃高いことがあるから、釧路は予想通りなのかもしれない。
※それにしても日本民族は何故、桜に狂乱するんだろう。まるで猫科の動物がマタタビに酔っ払うごとくである。ここまでひとつの花に魅せられ、愛で、狂喜する民族はほかにいるだろうか?江戸時代に始まった饗宴のせいにするには、チョッと短絡過ぎるように思う。

阿寒町内ではもう満開だが、ウチのエゾヤマザクラは毎年成長が遅い。家主のせいかもしれぬ)
※「散る桜 残る桜も 散る桜」これは、江戸時代、飲酒なども厭わなかった禅坊主、いわゆる“破戒僧”の良寛が詠んだ辞世の句だと言われる。パッと咲き、潔く散る桜の有様に禅宗と自らの死生観、さらには日本民族の価値観を投影した名句と言っていい。
※どうやら日本人の桜に対する思い入れはここら辺りに原点があるようだ。しかも勤勉が尊ばれた社会で、自然と共生しながら真昼間から大っぴらに宴会ができる…。なにしろ♪貴様と俺〜とは 同期の桜♪なのだ。それがカタチだけ残った・・・・。

(今年は札幌でも旭川でも去年と比べて2週間、例年比でも1週間早いという。草刈りも早くなりそうだナ)
※萌える春。一斉に咲いてハラハラと散る…。開花宣言にあたって、良寛気分に浸ってみた。「潔く 散るをめざして 桜咲く」・・・オソマツ。やはり、良寛は悟りを拓いてる。