【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 領有権モンダイ!

※日本は世界で有数の領土問題を抱えてる国だ。中国との緊張が続く「尖閣諸島」はじめ、韓国の実効支配下にある「竹島」。ロシアが実効支配する「北方4島」。世界でこんなに多くの領土問題を抱えてるのは、唯一日本だけだろう。

(山から生存権を懸けて押し寄せてくる地縛り草。当事者同士にとっては領土問題でもある)
※領土問題は資源に直結する。中国が「尖閣」を狙うのは付近の海底油田やガス田独占が狙いだし、南シナ海の領有権を一方的に主張して、ベトナムやフィリピンの主張を暴力的行為で蹴散らそうとしてるのも資源だ。韓国もロシアも同様である。
※だが領有権行使の一方的主張は、資源に由来しない場合もある。そのイチバンは生存権だ。「対立する双方が生存権を主張する!」そのナマナマシイ現場がウチには今年、二つも発生してしまった!


(地縛り草はまるで緑の絨毯ようである。一本一本はミツバのようだが、群れを成すと林のように林立する)
※写真をご覧いただきたい。ふたつの勢力がぶつかり合ってる潮目のような境がお分かりいただけるだろうか?写真上部の雑草は、山から8年かけて進出してきた。名前は何か分らないがある人は「地縛り草」(じしばりそう)だと言う。
※土を縛り上げるように広く根を張り、地下茎と花の両方で繁殖するのだという。「これにやられると大半の雑草はやられちまう」。下部の緑の薄いほうは牧草もどきである。「地縛り草」の進出に耐えて来たが、今年は耐えられそうもない。
※もうひとつの領有権問題は不肖ワタクシと「カラス」である。昨年、本ブログで紹介した「シルバーバスト」が、今年も近くに巣を架けたようだ。が、今年のツレアイは例年になく攻撃的だ。ガアガア威嚇の声を上げ1メートルの距離まで接近、ガンを付けてくる。

(今年も定住のシルバーバスト。長雨とツレアイの威嚇で写真が撮れない。これは去年の写真!)
※危なくて外に出れない。まさに領有権に対しては手段を選ばぬ“暴走中国”みたいだ。この暴力ガラスに“チノ・クロウ”と名付けた。ま、“チノ・クロウ”のほうはあと2か月もすれば子が巣立ちしていなくなるだろうが、地縛り草のほうは来年もっとひどくなりそうだ…。
※怒涛のような進出を黙って見てるしかないのか?それとも南シナ海の国々と手を結びながら、何とか押し戻すことができるのか…。う〜む、こんなことでも領有権問題を考えさせられる。