【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

釧路湿原美術館第10弾!

※湿原の画家「佐々木栄松」(ささきえいしょう)は、猫も大好きだったようだ。猫の動きや豊かな表情を描いた作品が沢山残されている。一瞬にして変わる気まぐれな感情や筋肉の変化など、猫の瞬間時間を切り取った素描集も沢山残した。
5月17日付本ブログ「釧路湿原美術館第7弾」でも紹介したが、釧路湿原美術館では、〜10月31日まで「ねこ」 ― 瞬時の描写 ― とする企画展を開催している。なぜ画家が猫に心を奪われたのか?その心を解釈するためには、猫嫌いも本物に触れるのがイチバンだ。

(タイトル:たわむれる猫)
※画家はこの猫たちを、左右両手で描いたという。シロート推測で失礼だが、“心眼”で捉えた猫の瞬間を表現するためには、片手では遅すぎると感じたせいかもしれない。さらに推測を重ねれば、イトウなどの巨大魚の動きもそうした“心眼”でとらえていたのかもしれない。

(タイトル:わが家の猫)
※どうも画家の眼には周辺のありとあらゆるものの、「時間の止まった瞬間」が見えてたような気がしてならない。そしてその「止まった瞬間の時間」は、実に心温かい時間だったような気がする。
※「ねこ」 ― 瞬時の描写 ― 企画展はそんなことに気づかせてくれた。もしかしたら、そうした人生の瞬間に自分も出会うことがあるかもしれない。そうなったらウレシイのだが・・・。