【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

ノーベル平和賞!

※今年度のノーベル平和賞は、パキスタンの「マララ・ユスフザイ」さんとインドの「カイラシュ・サトヤルティ」氏に決まった。ノルウェーの研究機関が最有力候補としていた「日本国憲法第9条と日本国民」は、残念ながら賞から漏れた。
※官邸に「加持祈祷所」を設け、「憲法の平和賞授与阻止」を記祈念してると飛語が飛び交った政権としては、さぞかしホッとしてることだろう。道新コラム「卓上四季」に「平和賞がその名とは裏腹に、国際政治の荒波に揉まれてるのは間違いない」としたうえで面白い記事があった。

※『▼そういう見方をすれば「憲法9条」が有力候補とされたのには意味がある。集団的自衛権の行使を容認した安倍晋三政権の政治姿勢、そして近隣諸国とのぎくしゃくした関係。今の日本に対する国際社会からの警告と思えてくる。
※▼仮に受賞していたとしたら―――。誰が授賞式に臨み、どんな挨拶をするのか。「改正」なんては口が裂けても言えないはずだ。そこまで思いを巡らせるのは嫌味だろうか。』
※いえいえ、「卓上四季」筆者殿。「嫌味」どころか言い足りません!貴紙では『「残念!…でも「次こそ」』と言う護憲論者や団体の声が声高に掲載されてますが、果たして「次」はあるでしょうか――ないでしょう!何故なら「改憲」への行程が姑息に、しかも戦略的に着々と進んでいます!

(先日の皆既月食。哀しいかな、こんな風にしか撮れなかった。スキルの未熟さと編集機能を使えない知力に喝!)
※今回が最初で最後だったような気がします。日米安保ガイドラインの見直し後、アメリカは「イスラム国」攻撃に対応する有志連合への参加や後方支援に、強力な圧力をかけてくることは間違いありません。その時今まで歯止めになってた「憲法9条」は、後ろ盾になれない。
※「マララ・ユスフザイ」さん、「カイラシュ・サトヤルティ」氏お二人には心からの祝福の拍手を贈りたい。今後の更なる活動にも期待がいっぱいです。が、世界中が硝煙と弾幕に覆われる今だからこそ、平和憲法の意義を世界中に認めて貰いたかったのも事実だ。