【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

クールジャパン!


(今年3月2日の「打ちたて」粉は地粉「曳きたて」この後「茹でたて」をツルツル啜った)
※子供の頃「スープは啜っちゃいけない!」とか、「スプーンの音をカチャカチャ立てないように」とか、「してはいけない集」を口酸っぱく教えられた。いやなに西洋の食事マナーのことだ。子供心にも「そうかぁ、啜るのは恥ずかしいことなんだ」と思った。

※何故恥ずかしいと思ったのか?そこには、オトナ達が繰り返し言ってた「日本は遅れてるからなぁ」という自虐観がある。そう、日本はアメリカに比べて領土は小さいし、資源もない!体は小さいし、肌の色も黄色だ!自虐ウイルスは、小学生にも感染してたのである。

※この自虐ウイルスは恐らく明治時代に発芽し、パンデミックの様相を呈したのであろう。「西洋に追いつけ、追い越せ」が国是となったのを見ても、その感染力の凄さが実感できる。だが、それから150年、さらに敗戦から70年。事情は少し変わってきたようだ。
※最近じゃ、日本の文化的側面を称える「クールジャパン」と言う概念が世界中に広まってるという。経済規模では中国に抜かれたが、ハンチントンが主張した「世界第7番目の文明」が俄然、説得力を持ち始めたのだ。日本文化が羨望の的となり始めたと言っても過言じゃない!

※そろそろ自虐ウイルスは退治したほうがいい。誇りを持ったほうがいい。「スープは啜らない」だが、「日本蕎麦は啜る」のが日本マナーだ。だ。さいわい、最近「ラーメンは啜らなきゃ美味くない」と言う外人が増えて来たという。「啜らない文化」と「啜る文化」。文化にはいろいろあることが分ってきたらしい。これこそ対等な文化交流と言うものであろう。
※世界は激変しつつある。「戦争するフツーの国」と「戦争しないトクシュな国」。我々はいま、国の将来像をどう選ぶのか。対等な国同士とはどういう在り方なのか?AB首相をはじめとする好戦的DNA保有者たちに問いたい哲学的質問である。

★「クールジャパン」は「ジャパンクール」でもよろしいそうな。因みに不詳ワタクシは「ジャパンクール」という言い方のほうが広がりがあって好きだ!