【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

十勝ワイン!

※窓から見えるエゾマツの枝が揺れてる。何かが枝を揺すってる。まだ6:30前。もしかしたら・・・。目を凝らすとやっぱりそうだった。「エゾリス」。まるで忍者のように動きが早い。しかもまだ空は暗い。寝ぼけ眼じゃ追いかけきれない!

(ご滞在時間は約5分間。何十枚も撮ったが、かろうじて見れるのはこの1枚ぐらいだった)
※帯広を中心とする十勝地方はエゾリスが多い。いつか十勝川を走ってた際、道路を横断する小さな影があって、目を凝らすとそれはエゾリスだった。道東じゃシマリスはいるが、エゾリスは見たことがない。
※もしかしたら出会えるかも、と思ってカメラは持ってきてたが、上手く写せなかった。自分の腕に舌打ちすることしきり。こうなったら早めに発つかぁ。と言うわけで、十勝平野の東の縁にある池田町へ。この町は「十勝ワイン」で町おこしに成功した地であり、またコーラスグループ「ドリカム」(Dreams come true)でヒット曲を連発したシンガーソングライター吉田美和の出身地でもある。
(♪晴れたらいいね♪という歌詞は、この風景から生まれたものだろう。霧の釧路に“釧路晴れ”という言葉はない!)
※十勝晴れと言う言葉がある通り、冬晴れの十勝平野は眩しいほどだ。町おこしのシンボルとしてPRや関連商品の販売、さらには製造工程の一角を担う“ワイン城”は、十勝平野を見下ろす丘の中腹に建ってた。ワインの強い香りが漂ってる。
※それにしても十勝平野は広大だ。日高山脈をバックに広がる雄大な風景は、農業王国の豊かさをたっぷりと味わわせてくれる。しかもここにはワインという格好の町おこし素材がある。それなのに、人口は1970年の14,000人から半減したという。

(自生するヤマブドウをヒントに耐寒性の高いブドウから「清見」などの名品が生まれた。熟成室でゆっくり眠る)
※全過去各地から人口流失が止まらない。その現実をここにもある。原因は何か?一つじゃないことは明らかだが、今回の選挙、日本国民はさしたる自覚なしにトンデモナイ未来を選ぼうとしてる。野党もメディアも争点の本質が何かにようやく気付いたようだ。
※個人的には、会う人ごとに問い詰めたい!「選挙行きますか?人間やめますか?」「経済第一に選びますか?未来、潰しますか?」そして――――「戦争選びますか?孫子を戦争に送り出しますか?」