【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 『この道っ!』

※大忙しの年末に実施される大迷惑な衆院選挙戦も早くも終盤を迎えた。不肖ワタクシはすでに期日前投票を済ませた。北海道では投票日、大荒れの天気になる可能性がある。天気のいいうちに投票するに越したことはない。
※ところでこの選挙、AB政権は「アベノミクス」1点に争点を絞った。「デフレ脱却を進めるか、それとも後戻りするか」。そして、語気を強めて「この道しかないっ!」と言いきった。だが、本当に「この道しかないっ!」のか?

(酷寒と猛暑を繰り返すなかで、アスファルトが車の重みに耐えきれず伸されてしまったようだ…)
※シロート目には、「この道」以外にも脱原発集団的自衛権行使、TPP、少子高齢化社会、各種格差社会など、日本の骨格を揺るがす重大な「ほかの道」がはっきり見える。1本の道だけ指し示して「ほかの不都合な道」を知らせないのは、詐欺師がよく使う手口だ。
※「この道」にだって枝道はあるし、曲がりくねった道や、崩壊した個所もある。果たして「この道しかないっ」との断言は何に対してなのか。まさか「アメリカの属州になる」「戦争のできる国になる」近道は「この道しかないっ!」と考えてるんじゃあるまいねっ
(「この道」の道路脇には何を勘違いしたのか、季節外れの蕗の薹が咲いてた。こんな混沌だって「この道」にはある!)

共産党志位委員長は「この道には先がないッ!」と切り捨てた。「この道には先がないっ!」は、AB政権の政権運営を容認すれば国のカタチまで簡単に変えられてしまう。「この道はいつか来た道、戦争への道」じゃないだろうか、という危機感に他ならない。
※写真は「限界集落」が囁かれる地域への道である。通行量の少ない「この道」で、側線がグニャリと曲がってる箇所を見つけた。果たして「この道しかないっ」を選んだ場合、孫子はこんな負の遺産を相続することにならないだろうか・・・・マジでシンパイだ!