【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

サンタは本当にいるか?

※クリスマス商戦真っ盛りだ。消費増税の影響で業績がなかなか戻らない小売業者は、何とか財布のヒモを緩めて貰おうと、あの手、この手で消費マインドをくすぐるのに懸命だ。そんな折も折、道新では今年もサンタ捜索プロジェクトを始動させた。

※『今年も徹底追跡』『サンタ目撃 4年間で1万件超』『サンタ私設親衛隊発足』…連日「サンタ発見スクープ」を思わせる衝撃的な見出しが続く。5年前、初めてこの紙面に遭遇した時は仰天した。「北海道には本当にサンタがいるのかっ?」
※紙面を食い入るように見つめた。暫くしてようやく合点がいった。紙面の中に「どうしん夢プロジェクト広告企画」のロゴを発見したのである。つまり――道新のクリスマス広告企画だったわけだ。かつてはプランする側だった自分が見事に騙された訳である。

※口惜しいやら、可笑しいやら……それにしてもここまでやるかっ。この広告企画には、不動産業者やデパート、自治体、劇団、ロジスティクス業界、さらにはアウトレットなど、様々な業界・団体が相乗りしている。見事!だ。
※それから5年。この企画は捜索チームの構造改革を経てさらに深化。札幌を中心とした「エリアSANTA」なる地区も設定、過去5年の目撃情報から人口や子供数などを分析するデータも公開。ここまで来るともはや単なる広告企画じゃなく、地域おこしである。

※「エブリデイ,クリスマス」を全国運動に、とするケーキ製造会社の経営者がいる。彼は言った。「クリスマスは人をハッピーにしてくれます。だとしたら、毎日がクリスマスでいいじゃないですか。サンタが毎日来てくれていいじゃないですかっ」
※その伝でいえば「12月の北海道をサンタランドに!そして住民に夢を。企業・団体に元気に!それでいいじゃないですかっ」。どうやら「Peaple,Be Unbishus!」がこの広告企画のコンセプトのようだ!スバラシイッ!広告賞はこんな夢のある企画に差し上げたいっ!

★今日は全国的に冬至だ。が、阿寒の物理的冬至は、多分一昨日だったと思う。何はともあれ、これからは1日1日、日!が伸びていく。太陽信仰の身にとってはウレシイ限りだ。

★ところで、昨日は何と雨っ!お蔭で道路の氷は解けたが、ウチから道路に出るアプローチが凍ってスケートリンク状態。少し傾斜してるので、一時停止ができそうもない。道路に飛び出してしまう。できるだけ早く、滑り止めを買いに釧路に走らなきゃなるまい。やれやれ…大変だぁ。