【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 “ 雪山惨禍!”


※慶応大学卒のコーラスグループ“ダークダックス”は、1959年の紅白歌合戦で♪雪よ 岩よ 我ら〜が宿り 俺たちゃ 街には 住めないからに〜♪と謳った。あの名曲、♪雪山賛歌♪である。作詞者は、後に第一次南極越冬隊の隊長となる西堀栄三郎。
※1927年(昭和2年)京大の山岳部の山男たちが気に入ってた曲、♪いとしのクレメンタイン♪に好きなままに言葉を当てはめ、それが山男たちの愛唱歌になったという。まさに、学生たちが輝いてた時代、まだ戦争の足音がそれほど高くない時代の詩だ。


※それから88年。阿寒は今年、8週末連続暴風雪警報に襲われた。観測史上初の積雪量、続出する倒木、吹っ飛んだ太い幹、割れた枝…雪解けが進むほどに、その惨状が明らかになってくる。まさに、♪雪山賛歌♪ならぬ“雪山惨禍”である。

※雪がすべて解けたら、これらの“雪山惨禍”を片付けて復旧せねばなるまい。が、待てよっ!残骸を“粛々”と片付ければ、復旧になるんだろうか?♪雪山賛歌♪の時代、空がキラキラと明るく輝いてた時代を取り戻せるんだろうか?

(倒木から新しく芽を出したネコヤナギ。動植物など自然に学ぶことは多いッ!)
※一昨年以来、政権の暴風雪が列島を揺さぶってる。多くの良識派を圧倒的爆弾低気圧で吹っ飛ばし、パワハラ、恫喝、挙句は教育や労働スタイルにも介入、経済制裁で報道を萎縮させ、品格に劣るヤジを飛ばし、原発再稼働、責任取らずに「責任」を連発する。
※「この道しかないっ」とは、国民の“政治参加”の道じゃなく、こんな“政治惨禍”の道だったのか?ともかく今は、「爆弾政治低気圧」に抵抗するしたたかな人種の増殖が必要だ!倒木にも拘らず芽吹く写真のネコヤナギのような…っ!