【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 “天の恵み”を押し戴く!

真夏日の32℃を体感した翌日は、20℃(釧路は11℃)と12℃も急降下した。人間はもとより、植物も大変である。が、心配するまでもなく、我がアイヌネギ(ギョウジャニンニク)は力強く成長してる。芽を出しておよそ2週間。終生を迎えるまで成長を追ってみた。
(芽を出して3日目。枯葉を突き通して芽を出すこともある。今年は穏やかだ。4月18日撮影)

(わずか3日でここまで成長。採るタイミングを逃がすと「遅かりしっ!」に。4月21日撮影)

アイヌネギ天ぷら。収穫したものを湯がいて保存。油を使うと匂いがない!4月26日撮影)
アイヌネギのペペロンチーノ。ウチじゃ定番。地元じゃ目が点。これも臭わず。4月28日撮影)
※かくして“天の恵み”は、目には春のトキメキをもたらしてくれ、脳には成長を見守るワクワク感を、そしてカラダには滋養と癒し、それにエネルギーをもたらしてくれたのでありました。
※因みに、昔は太いもので小指ほどあったらしいけど、今はせいぜいボールペンほど。「瘠せて細くなった!しかも匂いが薄くなったっ!」と古老は嘆く。「根こそぎ採っちゃったり、持って帰っちゃったりするからだっ!」
アイヌネギは成長が遅い。小指ほどになるには20年はかかるという。それを醤油に漬けて、毎日1〜2本ずつ食べるのが健康にいいんだそうな。う〜む、ここには自然と共存するチエがある。が、翌日に臭わぬためには油で処理したほうがいいッ!