※移住したての頃、都市生活する友人たちによく聞かれたものだ。「で、冬の暖房は薪の暖炉?」答えはいつも同じだ。「トンデモナイッ!薪がイチバンお金かるんだよ。モチロン灯油さ!」この質問は、多分倉本聰の「北の国から」の影響に違いない。
(この圧倒的存在感には、灯油は目じゃない。敵いはしない)
※夏の間に、暖房用の薪を準備するのは容易じゃない!薪の原木は森の所有者から買うとしても、その交渉から、運搬、薪用にカットする力仕事、乾燥・保存するスペース…お金持ちで時間と体力、それに汗を掻く覚悟がなければとてもできない。
※だが、夏の後には必ず冬がやってくる。「確定した未来である」。「確定した未来」に対し、今のうちにどう備えるか?イマジネーションとチエが欠かせない。何の苦労もせず、厳寒期の天候リスクを考えもせず、安易に灯油に依存するのとはワケが違う。
(レンゲツツジ満開のいま、冬の準備とは…う〜む)
※40年ほど前、「確定した未来」があった。。「少子高齢化」である。だが、右肩上がりの時代、1部の人々を除いて40年後のいまをイメージする者は殆どいなかった。政治家も役人も経営者もメディアも国民も、揃って“欲ボケ”してた。
(自宅の軒に積んでる家もあれば、こうして別の土地を保存場所にしてる家もある)
※いま、再び「確定した未来」が実現しようとしてる。言うまでもなく安保法制だ。これが決まれば「戦争しない特殊な国」から「戦争するフツーの国」へ、「確定した未来」が決まろうとしてる。それもヒトラーまがいの欺瞞と詭弁、詐欺的手法と数の論理でだ。
※「今が未来だ!」という言葉がある。今やってることがそのまま未来に直結すると言うワケである。「今は、今じゃないっ!」。このことを過去の出来事から学習する“イマジネーション”こそ、人間の人間たる存在理由だと思うのだが…。
★日本年金機構から125万件もの情報流失問題があった。「またかよっ!」。第1次阿倍内閣時代にも、年金記録消失問題があった。体質は変わってなかった。明らかにイマジネーション不足である。フシギなことに、当時の役者が顔を揃えてる。阿倍晋三、塩崎恭久、長妻昭…。こりゃぁ、一波乱ありそうだ。