【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

“脳内風景”、それぞれ!

※35年ほど前、東北への取材の帰りに絶景のカメラポジションと言われる場所に立ち寄った。敷石に白い矢印が書いてある。「ここから撮影すると最高の写真が撮れますっ!」と言うわけだ。カメラを構えてからふと、同行者の“目”が気になった。

(黄色い蓮華躑躅もあることを最近知った。政権、与党にはこの黄色は黒く見えるのか?)
※「網膜像は似たようなもんだろうけど、彼は全然別の風景を見てるのかもしれない…。そう、自分は写真効果ばかりを考えてたけど、彼は女房との新婚旅行の風景を思い出してるのかもしれないっ」。呆然とした立ち姿、しかも目線が遠くなってる。
※「網膜像は同じだが、見ている風景は違うっ!」これは新しい発見だった。例えば、オレンジと黄色のレンゲツツジ、紫のフジ…極彩色に彩られた庭がある。フツーならば癒されるこの“脳内風景”に対し、別の“脳内風景”の人もいるのだ。

(ヒオウギアヤメ。檜扇菖蒲と書く。扇のように開花するからだ。アヤメ科多年草
※3人の憲法学者が安保法案を「違憲」だと指摘した。が、政権及び与党は「合憲」だと強弁する。憲法解釈においても“脳内風景”は違ってるんだろう。じゃ「合憲」とする人々の見てる“脳内風景”は何なのか?アメリカとの蜜月旅行じゃ、国民は救われないっ!