【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

「嫌〜な」空気が流れてる!

※今年も“梅雨”が北上してきてる。九州では大量の雨が降った。道東も向こう一週間、曇りマークが続いてる。気象庁は「北海道に梅雨はない!」と強弁するが、な〜に北海道だってチャンと「蝦夷梅雨」と言う言葉がある。例外じゃない。

(紫陽花もだが、アヤメは梅雨空によく似合う。蓮華躑躅を背景に初夏と梅雨が同居してる)
※「人間は光合成してるっ!」を座右の銘とする身には、鬱陶しくフラストレーションの溜る季節だ。が、今年は特に甚だしいッっ!かつては「嫌煙」ぐらいだった「嫌」の字が溢れてるからだ。「嫌中」「嫌韓」…何故いま「嫌」の字が横溢してるんだろう。

(“蝦夷梅雨”の晴れ間、牛は黙々と餌を食べる。何を考えてるんだろう…)
※「嫌」の文字由来を調べると『「嫌」は女+兼から成立。女ヘンは女性的なこと、その行為、男女関係を、音符の兼は稲を両手で摑んでいる様子を示す。ここから女(人)が二つのことに関係して不安定になって、うたがう・きらうという意味になる』とあった。

(石楠花は葉を愛でるもんだ、と言う。が、楚々とした花も日本的でとても癒される…)
※なるほど、女が不安定になることが「嫌」の由来かぁ。確かにいまの日本には、「嫌〜な」空気が流れてるなぁ。その汚染源は間違いなく政権にあると言える。子供でさえ知ってる、いろは歌留多の「無理が通れば 道理引っ込む」と言うわけだ。
※「嫌韓」も「嫌中」も根源を突き詰めれば、腐敗臭源は閣僚19人のうち15人が参加する「日本会議」(歴史修正主義権威主義)にあると言っていいだろう。果たして列島を覆う暗雲を取り払い、すっきりした夏空を取り戻すことができるんだろうか、日本人は?

(クモの巣に囚われて絶命した虫。国民も政権の網に囚われるんじゃ堪らないっ!)
※結論から言えば、夏の青空を取り戻すのは、立憲主義、民主主義を望む国民の声が大きくならない限り難しい。国外では「法の支配」を訴え、国内では「軍力」を進める二枚舌を頓挫させるためには今こそ「嫌力」を大声で叫ぶしかないのだと思うのだが…。

★余談だが、かつて某誌で「オンナの一生」というコラムを書いたことがある。女偏の漢字を連ね、「女」が「嫁」になり、やがて「姥」になっていく様を「オンナの一生」と捉えたものだ。そこに男の編の割り込む隙はなかった。これによって、古代中国は女社会だったことを深〜く理解した。我が首相が「女性の輝く社会」を言う前に、実は女は偉大だったのである。歴史を勉強しなさいっ!人間の幸せを洞察しなさいっ!アベクンっ!