【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 “4つの常識っ!”

広辞苑で『常識』をひくと【(common sence)普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門的でない一般的知識と共に、理解力・判断力・思慮分別などを含む】【普通ノ事理ヲ解シ適宜のショチヲナス能力ナリ】(森鴎外)の解説が付加されてる。
※一方、『非常識』は【常識に外れていること。常識がないこと】そこで『非』を調べると、【1.よくないこと。道理にあわないこと。2.不正。あやまり。3.そしり。4.そうでない意を表す語】と解説されてた。つまり『非常識』は不正のニュアンスを持ってもいる。


※これで「正反」ふたつの『常識』が揃ったワケだが、仲間内には3つ目の『常識」があった。『不常識』である。この言葉は広辞苑には載ってないので、『不』を調べると、【打消し・否定の意】とあり、例題として【〜道徳】と載っていた。
※仲間ウチじゃこの『不常識』を“物事を発想する時は「ジョーシキ」を捨てて、「フジョ―シキ」の道を探さないとダメっ!”などと使ってた。つまり『常識』を一旦脇に除けて常識的でないことから考えようっ、という「フジョ−シキ」。結構フィロソフィカルではある。
※さて、「特定秘密保護法案」から「防衛装備移転」→「「集団的自衛権の解釈変更」→「安保法制強行採決」→「法的安定性は関係ねえ」→「戦争反対は利己的だ」→「核兵器も運搬できる」と来れば、戦争国家へまっしぐら。国民が「戦争ソーリ」と警戒するのは「ジョーシキ」だろう。


※ところが、ヤッコサン及び与党一派は、世界情勢が変わったから解釈変更しないのは「世界のヒジョーシキ」と断言する。だとしたら、どうして正門から堂々と入らないっ!コソコソ裏口入学してウヤムヤにしようなんて魂胆は、詐欺師にも悖る行為だ。
※「ヤッコサンらは、「ジョーシキ」の意味も「ヒジョーシキ」の意味も解ってねんでないかい?」と友人は言う。モチロン、クリエイティビティを追及するフィロソフィカルな「フジョウーシキ」の意味なんて解りっこないっ!
※最近、どこかのブログで4つ目の『常識』を知った。『無常識』である。ああ、そうか、常識というものがないんだヤッコサン達はっ!この『ムジョーシキ派』に『常識』を教えるためには、まず自衛隊と一緒に最前線に行ってもらうことだっ!覚悟はあるかっ?

★今日は広島原爆投下から70年目の日。記念式典が行われる。アベソーリは、またしても自ら全く信じてない「平和への誓い」の文面を読み上げるんだろうか。その鉄面皮ぶりを国内外に晒すんだろうか。
カサブランカが一斉に咲き始めた。夏の最深部だ。標題の「4つの常識」には関係がないけど四花繚乱。その美しさをこうして愛でていられるのは、憲法九条のおかげだ。改めて忘れてちゃならないっ!