【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 ”不快指数100”!”愉快指数200”!

※まだエアコンの普及率が極めて低かった頃、夏が来ると挨拶代わりに飛び交った流行語があった。“不快指数”である。1957年アメリカで考案された。気温、湿度、風速などをもとに指数化したもので、蒸し暑さを表す体感温度のひとつとして使われた。

(友人が持ってきてくれたラクヨウダケ。長野ではジコボウとかジコンボとか言う、それにしても北海道産はでかいッ)
※指数70で不快感を抱く人が出始め、75では半数以上。85では全員が不快を感じ、86を超えると我慢ができなくなるとされた。エアコンが普及したいまの若者には「死語」に近いかもしれないが、実は“不快指数”は“不満指数・イライラ指数”としてもよく使われた。

(図鑑を見る限りツチヒラタケと思える。食可。シャキシャキ歯ごたえがあるそうだが、食べたことはない)
※例えば「アイツ、“不快指数90”だよっ」とか、「英語の教師は“教え方不快指数100”」とかだ。その伝で現政権を指数化すれば、立憲主義否定と言い、独裁的手法と言い、隠蔽体質と言い、詐欺的欺瞞手法と言い、“不快指数は100”と言っても過言じゃないだろう。
※たまには“愉快指数”がナイノかいな。と思ってた矢先、♪ピンポ〜ン♪。玄関のチャイムが鳴った。近所の友人だった。「もうそろそろ終りなンで…」差し出されたビニールの袋の中には……ひゃっほ〜っ!ラクヨウダケ。そう、キノコっ!

(成菌になると一夜で傘から溶けてしまうところからササクレヒトヨダケと呼ばれる。食可。高級キノコ)
※自宅の周辺で採ったのを届けてくれた。そうだっ、最近、“不快指数”にばっかり気を取られてて、キノコのことをすっかり忘れてたっ!“愉快指数”の素、“幸福指数”の素にいきなり出会ったんである。よし、暫く“不快指数”は忘れよう。“愉快指数”にシフトしようっ!

アミタケと思ったが、傘がでかいのと色が白っぽいのでシロヌメリイグチのようだ。食可。ハタケシメジは出てなかった)
※で、散策して集めてきた“愉快指数”の素が写真である。よくわからないのもあるが、キノコ図鑑で調べている間、”愉快指数”は200となった。“幸福指数”も200。キノコ図鑑を実ながらニヤニヤしてる。

茨城県那珂市に友人がいる。鬼怒川堤防決壊の夕方電話を入れた。彼の家は濁流を免れたが、「一帯は全滅、農作物が殆どやられた」と肩を落としてた。被災したみなさん、心からお見舞い申し上げます。
★それにしてもこんな状況で、安保法案強行採決するんだろうか?「今そこにある国民の生命と財産」を守るより、現実味が薄れてきたホルムズ海峡の機雷掃海のほうが「国民の生命と財産を守る」のが先なんだろうか?狂ってるとしか思えない。