【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

 ”天刑”なのかっ!

温帯低気圧に切り替わったとは言え、台風23号の爪痕はすごかった。ウチでは裏山から飛んできた直径7センチほどの折れた枝が壁に激突したぐらいで済んだが、近所には2年前に葺き替えたばかりの屋根が剥がれちゃった家もあった。

(夕焼けで翌日は気持ちのいい秋晴れかと思ったが、強風が居座った)
※暴風雨警報は24時間で解除されたが、警報解除でも強風注意報は続いた。どうやら、オホーツク高気圧が低気圧の行く手を阻んでたようだ。結局、二週連続の暴風、強風はその後、夕焼けがあっても2日間居座ることになった。
※気の毒なことに根室では去年も今年も高潮被害を受け、網走地域でも水害被害に襲われた。小麦などの農作物は、水浸しになった。まるで“天刑”のようである。これも温暖化が原因であることは間違いないだろう。

(“天刑”の中には“天恵”もあった。強風をついてミヤマカケスが見舞いに来てくれた)
※それにしても、いろいろな荒天が世の中を覆うようになった。海外では中東問題、アフガン問題、難民問題、テロ、さらには、中国の覇権主義、ロシアの軍事介入、北朝鮮のミサイル・核問題。国内に目を転ずれば安保法制とTPP。

(今年この蜘蛛が大発生!アシナガグモの一種か不明、カップルらしい。少子化時代に皮肉な光景だ…)
※これで不安にならないとすれば、よほどのノーテンキか思考停止状態だ。かつての西洋医学的パーツ処方では物事の解決ができなくなった。予防医療も含めた東洋医学的ホリスティックな診立てしか効果を見出せなくなった。
※TPPの大筋合意が成立したいま、改めて危惧するのは“軍事と経済二本立てのアメリカ一体化”。国民投票もなしに、何時からUSA51番目の州になったんだろう?自然災害のみならず、国家にも“天刑”となる日がないよう祈るのみだっ!