【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

美しい田園風景を守るのは誰?

※「阿寒の酷寒に耐えられるだろうか?」最初はそう言われたそうだ。が、苦節5年、酷寒に耐え抜いた人と作物は、ついに大きな成果を獲得した。『〜天空の里 紀の丘〜 「阿寒ぶどう・ワイン研究会」』の話である。

(「山幸」という品種。風雪に耐えて立派に成長した。酸味が強いというが結構甘い)
※生死の縁を彷徨うマキコさんが病床で呟いた「ぶどうジュースを飲みたい」。その願いを叶えるべく家族は、ぶどうの町、十勝池田町へ走った。そしてジュースを飲み始めたマキコさんはみるみる回復、退院することになる。
※「まさに命のジュースでした」。一族はその体験をきっかけに「ぶどう栽培」への夢を膨らませる。池田町から苗木を分けて貰い、未体験の栽培をゼロから始めた。幾多の苦難を乗り越え、今では立派なぶどう農園に成長した。

(先日の暴風で倒れたが、見事蘇ったぶどう棚。人手がかかる)
※一族が育ててるのは「山幸」と「清舞」という品種。いずれも十勝ワインの代表銘柄「清美」と山ぶどうの組み合わせから生まれた品種。厳寒の地「池田町」が町おこしの中心に据え、「ワインの町」の評価を勝ち取った品種だ。
※「阿寒ぶどう農園」が池田町のワインづくりのように大きな収穫を収めるには、まだまだ時間がかかるだろう。が、ぶどう栽培に掛ける一族の情熱は並々ならぬものだ。「努力は何物にも勝る」を実証してもらえればウレシイ…。

(野の山ぶどうが町おこしに寄与したのだから、コクワ(サルナシ)も可能性あるんじゃ?)
※それにつけても「アベ組長」である。TPPの大筋合意(内容はよくわからない)を受けての記者会見で「美しい日本の田園風景を守りたい」とノタマワッた。「組長」は「美しい田園風景を守ってるのは誰か」理解してるんだろうか?

(夏の間に、葉っぱがある場所を確認しておかねばならぬ)
※かつて口裂けオンナというキャラクターが一世を風靡したことがあったが、口先オトコ、いやもっとはっきり言えば口先ソーリという言葉が一世風靡をしないか期待してるんだが。ならんだろうなぁ…なんせNHKが味方だからっ!