【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

鶴の一声!


(噴煙を上げる雌阿寒。噴火警戒レベルは下がったんだが…)
※野生のツルの鳴き声を聞いたことのある人はそう多くはないだろう。と言うのも、野生のツルが鳴くのは基本的には家族の絆を確かめあう“鳴き合い”の時が多く、普通なかなか聞けないからだ。

(中学校庭に作ってある餌場に来ているタンチョウのつがい)
※ただ聞いたことのある人は大抵言う。「あんなに大声とは思わなかった」。そう、優雅な外見らしからぬ高く、鋭く、大きく、荒々しい声なんである。これを先人たちは人間社会に投射した。
※“鶴の一声”----。ことわざ辞典では『大勢で議論している時に、否応なしに従わせるような有力者・権威者の一言』と解説する。よく使われるのはワンマン企業トップからの指示・命令である。

(ベニマシコらしいのだが…。留鳥?まさか…)
※「こう決めたから、それで進めろっ!」「ハイ社長っ!承知しました!」と言うワケである。おや、最近、政権内や自民党によく見られる光景じゃないかっ!経団連会長も「ハ、ハーッ!」があった。
※いやぁ、政治の世界がこれでいいんだろうか?内田樹氏は我が国を「株式会社化した日本」と指摘したが、サラリーマン化した役員(大臣)や部・課長(自民党議員)は“鶴の一声”に逆らわない!
※ぺいぺい社員(国民)は、給料だけ貰えれば声を挙げない…。そんな光景があふれ出してきた。果たして、日本と言う株式会社はそれで回っていくんだろうか?倒産と言うより、崩壊が心配だ。

(餌付けされ、餌をおねだりするシジュウカラ。いやはや野生を失っちゃってる!)