【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

今年の漢字

日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」が決まった。12万9647応募の中から1位に選ばれたのは、“安”。2位は“爆”、3位は“戦”が選ばれた。“爆買い”“戦後70年”などが理由だという。
※越前和紙に特大の筆で揮毫した清水寺の森貫主は、今年は安保法案や世界的テロなど命への「不安」が増大、「来年は安全な社会をつくっていこうという皆様の総意ではないか」と評した。
※さて、この“安”の字、分解すると「ウ冠」+「女」となる。「ウ冠」は、屋根を表わすことから家屋を意味する。従って“安”の意は、家にいると女性でも安心という字だとの解説があった。

(季節外れの雨上がり、五里霧中。世界に不安が満ちる。日本にも阿寒にも不安が満ちる)
※「アベ組長」はあらゆる場面で呪文のように、『国民の安全・安心を守るために』を連発するが、“安”の字の成り立ちを知ってるんだろうか?安保法案、特定秘密保護法案、防衛装備技術移転、TPP…
※どれをとっても真逆としか思えない。アンタの場合は、「今年の漢字」じゃなくて「今年の感じ」なんだろうね。市民にとって“暗”や“案”は、アンタにとって“安”と映るのねっ!
※決定の感想を聞かれて、呪文を繰り返しただけじゃなく、自らの苗字を捩って「来年は“安”が“倍”になりますよ」と宣うた。ふ〜ん、“安”を“売”にするんじゃないんだろうねっ!

★不肖ワタクシの「今年の漢字」は未年、“迷”でした。来年は申年、“去”になりそうです。あなたは今年から来年の漢字は何を思いますか?